第1缶
素敵な時間は思いがけずにやって来ます。
小さな公園のベンチで、350缶を開けて「ぷしゅ〜!!」この音だけで幸せを感じる。喉の奥でアルコールを補してる声が聞こえる。一口目を口から喉に流し込む瞬間に、生きてる幸せと今日1日頑張った幸福感で満たされる。この小さな公園のベンチで1人で味わう缶ビールは自分だけの幸せな瞬間だった。
そんな幸せな瞬間を味わってる時に、隣のベンチに疲れ果てた姿の女性が「ドン!!」大きな音と一緒にベンチ座った。こっちの様子など関係なく、ベンチに座り下を見て独り言を呟いていた。そんな様子を缶ビール片手に見つめていた。
今年で30歳後輩も先輩も丁度嫌味を言われるお年頃。同期はほぼ結婚退職したし、同期はあと2人かな。仕事は後輩の教育という名の体のいい面倒を見なきゃ行けない。おかげで仕事が出来るのは残業からだ。ふらふらとぶつくさ文句を垂れながら、目の前が真っ暗になった。こんなはずじゃ無かったと、不満しか出てこない自分にも嫌気が差していた。何処かの公園のベンチに座り、下を見て独り言を言ってると、横のベンチから「ゴクゴク!!」アルコールの匂いと喉越しから聞こえる満足そうな音が聞こえた。横を向くとサラリーマンの男が缶ビールを飲みながらこっちを見ていた。
缶ビール片手に隣のベンチの女性と目が合い、何故か喉を潤していた。その姿を睨見つけるような目を向けてこっちを見ていた。お互いの間に無言の時間が流れていた。小さな公園のベンチで缶ビールを飲んでる男と疲れ果てた女性が居た。
ゆっくり美味しいアルコールが飲みたくなるお話です✨




