第12話 やくそく
この物語はフィクションです。
存在する地名、人物、団体などは関係ありません。
2017年 4月5日 水曜日 くもり
ゆーちゃん、死んじゃった。
わたしのせいだ。わたしが昨日いっしょに帰らなかったから。
またわたしのせいでお友達がへった。
先生は事故だったって言ってるけど、絶対ちがう。
クラスの人がうわさしてた。ゆーちゃんはだれかにころされたんだって。
きっと付きまとってた人だ。
でも
今はそんなこと考えられるほどわたしは強くない。
わたしは弱いから。
ぜったいに、ぜったいに守らなきゃいけなかったのに。
わたしのせいで。
わたしと仲良くする子はみんなはなれていっちゃうのかな。
そんなの、
やだよ。
誰かに話を聞いてほしくて久しぶりに公園にいったらやっぱりお兄さんがいた。
思わずお兄さんに抱きついて泣いてしまった。その間ずっとお兄さんは頭をなでて
ずっと抱きしめ返してくれた。
お兄さんはどこにも行かないでほしいな。
本当に。
「お兄さんはずっと紬といっしょにいるからね」
「だいじょうぶ、お兄さんだけは絶対に紬からはなれたりしないから!」
「紬も今度こそやくそくしてね?お兄さんからはなれていかないって。」
って言ってくれた。
何も話せなかったわたしにやさしくしてくれた。
もう大切なものをなくしたくない。
お兄さんはやくそくをまもってくれるって信じてるよ。
わたしは、やくそくを守れなかったけれど。
お兄さんとのやくそくだけは守らなきゃね。
ああ眠い




