2話の5
「本当に阿久津君と自分二人でオーディションの取材行くんですか?」
不安そうに社長と墨田を交互に見ながら聞く黒木に、墨田は目線をそらす。
「そうだな取材許可をとってからになるが、最初は墨田も同行して途中から黒木と阿久津二人になると思う取材メインは黒木で阿久津は補助とカメラでどうかな?」
「あぁ、阿久津君写真凄く綺麗に撮れますもんね・・・最初は墨田班長が居るなら・・はい。」
「ありがとう黒木!!」
渋々納得した黒木に対し、喜びを隠せず立ち上がりながら墨田は感謝をする。
「わーいやったー!」
阿久津も立ち上がり万歳して喜ぶ。
「でも取材許可とってからですよね?CLIPって大手事務所ですし、そんな簡単に許可でるんですか?」
「えっいけないとかあるんです??」
黒木は心の中で密かにどうせ許可とれないだろうって思っていて、阿久津は普通に取材に行けると思っていて疑問を社長にぶつけた。
「多分大丈夫、知り合いが居るしな。とりあえず今から連絡して許可がとれたらまた言うからそれまでいつも通りの仕事に戻ろうか。」
「「「はい」」」
社長は三人に仕事に戻るように促し、墨田、黒木、阿久津は対談室から出て行った。
対談室で一人になった社長はポケットから携帯を取り出し電話をかける。
「あーもしもし・・・・おう久しぶりだな・・・・・ああ・・・・そう・・・・ちょっと頼みがあるるんだが・・・・・・・・・・・。」
30分ほど電話で話を続け、「ああ、あとはメールで。」社長は電話を切る。
「ふぅ・・・取材許可は大丈夫そうだが・・何事も起きなければいいな」
社長は立ち上がり対談室からでる。




