第3巻 第33章 — 訓練
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第3巻 第33章 — 訓練
ケイタシは眠ろうとしたが、できなかった。
ケイタシは焚き火のそばに座り、包帯を巻いた自分の腕を見つめた。彼は打ちのめされていた。たった一人の人間が、ほとんどの隠蔽者よりも速く動けるのを目の当たりにしたのだから。
ケイタシ——どうやって……どうやってそれを?あんたは普通の人間だ。存在エネルギーもない。どうやって30マッハで動けるんだ?
ムサシ(焚き火に枝をくべながら)——お前は速度が力だと思っている。自分が速ければ勝てると思っている。だが間違っている。
ケイタシ——じゃあ、これは何なんだ?
ムサシ(真っ直ぐに彼の目を見て)——速度と力は、一つの方法でのみ超えられる。それは「知性」だ。お前の能力は時間を巻き戻すことを可能にする。だがそれだけに頼っている限り、お前は脆弱だ。30マッハの速度で考えることを学べ。そうすれば無敵になれる。
ムサシ(火に枝をくべながら)——俺は二十三歳だ。お前は?
ケイタシ——二十歳。
ムサシ(笑みを浮かべて)——二十歳。そしてもう時間を跳び越えている。俺がお前の歳の頃、刀はただの鉄の塊だと理解し始めたばかりだった。なのにお前は……俺が聞いたこともない怪物と戦ってきたのか。
ムサシ——我々は二人とも、まだ多くを学ぶ必要がある。だがお前には俺にないものがある——時間だ。そしてそれがお前を危険にする。
ケイタシは微笑んだ。彼の心はとても穏やかだった。彼は訓練の厳しさだけでなく、ムサシからの気遣いも感じていた。
ムサシ——よし、寝ろ。睡眠は訓練において非常に重要な要素だ。
ケイタシ——わかった。
笑顔でケイタシは答えた。
夜は穏やかだった。ムサシもそれを感じ、自分も寝ることにした。
朝が来た。ケイタシは最初の太陽の光で自分から目を覚ました。
ムサシ——よく眠れたか?
ケイタシ——昨夜よりはマシだった。
ムサシ——よし。肉を用意した。まず食え、それから始める。
太陽がまだ森の上に昇ったばかりの頃、ケイタシはすでに空き地の中央に立っていた。目は粗い布で固く縛られていた。何も見えない。ただ、風が葉を揺らす音と、焚き火が消えていく音だけが聞こえた。
ムサシ——お前の能力は松葉杖だ。
ムサシの声は左の方から聞こえた。ケイタシは動じず、ゆっくりと息を吐き、音に集中した。
ムサシ——お前は視覚と時間に頼ることに慣れている。自分が速ければ、あるいは瞬間を巻き戻せれば無敵だと思っている。だが今日は、俺を見ずに戦う。俺のリズムを感じるだけでな。
ケイタシ——わかった。時間は使わない。感覚だけだ。
ヒュッ。ケイタシはかわそうとしたが、棒が肩にぶつかった。彼は顔をしかめたが、声は出さず、打たれた場所をさすった。
ムサシ——また目で打撃を予測しようとしている。時間を使って攻撃から消えようとしている。それは間違っている。
ケイタシ——じゃあ、どうすればいい?何も見えないんだ。
ムサシ——時間は跳躍だけじゃない。相手が打撃を放つ前に、その意図を見抜くために自分のリズムを遅くする技術だ。今のお前はただ音に反応しているだけだ。脅威そのものを感じ取れ。
ケイタシは黙ってうなずいた。彼は再び印を結び、ムサシの背後に移動しようとしたが、棒が今度は脚を打った。ケイタシはしゃがみ込んだが、怒らなかった。ただ静止し、分析した。
ケイタシ——あんたは俺が踏み出そうとする場所を打つ。俺の意図を読んでいるんだ。
ムサシ——その通りだ。そして今度は、どうやって打撃をかわすか考えるのをやめろ。どこから来るかを感じ始めろ。俺のリズムを感じろ。
ケイタシは深く息を吸い、吐いた。見ようとするのをやめた。ただ立って聞いた。足音。ムサシが動いた。ケイタシはかすかな空気の揺れを捉えた。彼はテレポートしなかった。ただ体を動かした方向へ回転させた。棒が彼の顔のすぐそばで空を切った。ほとんど成功した。
ケイタシ——惜しい……
ムサシ——感じ始めたな。だが、これはまだ始まりに過ぎない。
突然、森からパキッという音がした。ムサシは瞬時に身を固くし、手に持った棒が止まった。ケイタシは目隠しを引きちぎった。
ケイタシ——何だ?
木々の影から排斥者が現れた。だが、ケイタシが以前見た怪物たちとは違っていた。人間の顔を持っていたが、悪意で歪んでおり、背中から骨の突起が突き出ていた。攻撃を仕掛けず、立ち止まってケイタシをじっと見つめた。
排斥者——時間の異常……見つけたぞ。
声はかすれていたが、意味のあるものだった。
ケイタシ——こいつ……喋るのか?
ムサシ——集中しろ。
ムサシが一歩踏み出したが、排斥者は速かった。ケイタシの喉を狙って爪を向け、突進した。ムサシが迎え撃とうとしたが、ケイタシは突然前に踏み出した。テレポートしなかった。彼はちょうど学んだことを応用した。自分のリズムを遅くし、周囲の時間が蜂蜜のように流れるのを想像した。彼は排斥者の爪が自分に向かって動くのを見、その意図を見た。ケイタシはギリギリでかわし、顔のすぐそばを爪がかすめ、背中の骨の突起に肘打ちを叩き込んだ。
排斥者は悲鳴を上げて吹き飛んだ。ムサシは一瞬も無駄にせず、正確な棒の一撃で怪物を深い昏睡状態に陥れた。
ケイタシは荒い息をついた。
ケイタシ——俺……できた!
嬉しそうにケイタシは言った。
ムサシは棒をしまい、彼を見た。
ムサシ——感じ始めたな。だが、これはまだ始まりに過ぎない。明日はもっと難しくする。
ケイタシは自分の手を見た。久しぶりに、これはただの能力ではないと感じた。これは彼の力だ。
リズムを感じて




