第3巻 第27章 — 中央省庁
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第3巻 第27章 — 中央省庁
道のりは長かった。約2時間半。ケイタシは同じ場所に座り続けて疲れ果てた。彼は窓の外を見ていたが、景色は変わらなかった。街、田畑、また街。そして太陽が西に傾き始めた頃、運転手が言った:
運転手——旦那様、もうすぐ到着します。
ケイタシ——やっとか。
嬉しそうにケイタシは言った。
そしてここが、大阪。中央省庁がある街だ。だが彼らは中心部へは向かわなかった。車は古い街区を曲がった。ここでは時間が止まったかのようだった。建物は凍りついていた。広告もない。ネオンもない。ただ木と石だけ。ここは古い日本の匂いがした。そして何か別のもの。何世紀も変わらない何かの匂いがした。
その後、車は地下へ続く秘密のトンネルに入った。入口は古い壁の裏に隠されていた。標識もない。警備もない。車が近づくと、カメラが一つ点滅しただけだった。さらに1キロ進み、彼らはついに到着した。
ケイタシは、和風の大きな居住区を見た。街区の端には、巨大で豪華な宮殿が建っていた。そこに最高権力——中央省庁があった。
ケイタシ——なるほど。贅沢は惜しまないな。汚職の匂いまでする。
街区の入口で、車は二人の隠蔽者、兵士級に止められた。
兵士級の隠蔽者は、通常の隠蔽者と異なり、省の軍事力に属し、厳しい選抜基準を持つ:
1. 黒い髪。
2. 身長175センチ以上。
3. B3級以上。
また、着物の色で際立っている:上が赤、下が白。
兵士——フルカワ様。我々についてきてください。
ケイタシ——わかった。
宮殿まで中央通りを歩く間、ケイタシはこの場所の保守性に気づいた。どこにでも伝統的な提灯と看板があった。すべての隠蔽者はここでは市民として扱われていた。ここには戦闘的な雰囲気はなかった。市民は全員伝統的な着物を着ていた。ここでの生活は穏やかで、同時に軽やかだった。人々は店に入り、中央通りを散歩し、子供たちは何も心配せずに走り回って遊んでいた。どこにでも調和と平穏があった。
ケイタシ——ここは穏やかだ。穏やかすぎる。どこかで戦っていることをみんな忘れたかのようだ。
彼は兵士を見た。彼らは彼を通り越して見ていた。まるで彼がいないかのように。
ケイタシ——なんて巨大な階段だ。おい、兵士。
兵士——何でしょうか、旦那様?
ケイタシ——お前の背中に乗ってもいいか?上がってくれるか?ちょっと脚が痛くてな。
兵士が頼みを理解する間もなく、ケイタシは彼の背中に乗っていた。兵士はどうすればいいかわからなかった。命令にはそんなことは想定されていなかった。
兵士——旦那様、何を?
ケイタシ——質問は少なく、行動は多くだ。上がれ。
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宮殿の入口に、知事が立っていた。ケイタシとの面会を楽しみにしながら。
フジワラ・ノ・ヨリトモ、中央省庁の知事。70歳。白髪。冷たい目。彼は危険には見えなかった。だがケイタシは知っていた——そんな者はただでは70歳まで生きられない。
彼は重い足音とため息を聞いた。
フジワラ——兵士たち、ケイタシはどこだ?
兵士が背中を向けた。
ケイタシ——こんにちは、知事。
フジワラ——こんにちは、ケイタシ。
驚いてフジワラは言った。
フジワラ——まあいい。その哀れな小僧から降りて、俺について来い。
ケイタシは兵士から降り、知事の後を追った。
宮殿に入ると、ケイタシは巨大な応接間を見た。すべてが非常に豪華だった。彼らは廊下を曲がった。廊下を歩きながら、ケイタシは壁の隠蔽者の歴史を描いた絵画に気づいた。
トシロ——こんにちは、知事。
サカイ・トシロ、主席顧問。冷たく。計算高い。
フジワラ——こんにちは、トシロ。
ケイタシ——なんて冷たい目だ。ここの連中はみんな真面目すぎる。
静かにケイタシは言った。
フジワラ——着いた。ここが俺の執務室だ。
執務室に入ると、ケイタシはここがとても居心地が良いことに気づいた。棚には本。テーブルには茶。そして古い木の匂い。
フジワラ——座れ。
ケイタシ——あ、はい。もちろん。
どもりながらケイタシは言った。
知事は微笑んだ。
フジワラ——緊張しているか?
ケイタシ——まあ、少し。
フジワラ——怖がるな。お前にはここ2週間の出来事について聞くだけだ。
ケイタシ——なんか怪しいな。
疑わしそうにケイタシは言った。
フジワラ——いや。怪しいことは何もない。心配するな。
(ケイタシの思考)——『ああ。信じるかよ。奴らは100パーセント、ヨシヒロに何があったか知りたがってる。』
フジワラ——では、お前の尋問は3時間後に始まる。それまで個室に案内される。
フジワラが指を鳴らすと、兵士が執務室に入ってきた。
兵士——ついてきてください、旦那様。
ケイタシ——お。個室まで用意してくれるとは。なんて寛大なんだ、知事。
フジワラ——ゆっくり休め、ケイタシ。
その後、兵士はケイタシを執務室から出し、個室へ案内した。
ケイタシ——なんて豪華な部屋だ。まるで名家の出みたいだ。
部屋全体が豪華な素材で作られていた。また、呼び鈴で呼べる専属の使用人もいた。
ケイタシ——よし。尋問でぼんやりした頭で座らないように、寝ないとな。
彼はベッドに横になった。だが眠れなかった。考えが多すぎた。ヨシヒロのこと。ミツェルのこと。これから待っていること。そしてナオキが言った言葉。「記憶」。それは何を意味するのか?彼にはわからなかった。だがすぐに知ることになる。
平和を




