第1巻 第2章 — 出会い
新しい出会い、友達、そしてもちろん、食堂のおいしい料理。
第1巻 第2章 — 出会い
ヨシヒロは同じ白い部屋で目を覚ました。だが今度は、ベッドの脇に女の子が座っていた。綺麗な子だった。亜麻色の髪に、緑の瞳。
?——おはよう、ヨシヒロ!
彼女は嬉しそうに言った。
ヨシヒロ——あ?おはよう。で、あんた誰?
彼は彼女の瞳から目を離せなかった。何かがあった。説明できない何かが。
?——そうだった、まだ自己紹介してなかったね。私の名前はセツコ・ミヤタ。隠蔽者、B2級よ。
ヨシヒロ——よろしく。俺はヨシ。
セツコ——言わなくていいよ。あんたのこと知ってるから。それにしても、よく進化10段階の刀の破片で手を切ったわね、はは。
ヨシヒロ——ああ、切ったよ、はは。
セツコ——ところで、あんたにここを全部案内するの、私の役目ってわかってる?
ヨシヒロ——ああ。ただ、ノリがやると思ってた。
セツコ——本当はね。でもあの怠け者が昨日、あんたの採用の書類仕事をするのが面倒くさくてね。だから今日はそのルーチンワークで忙しいの。
ヨシヒロ——なるほど。じゃあ、行こう。案内してくれ。
二人は医務室を出た。広い廊下を通り、メインホールに出た。
ヨシヒロは立ち止まった。ホールは広大だった。人々が行き交っていた。隅では誰かが訓練していて——エネルギーがここからでも見えた。誰かはソファに座って話していた。
ヨシヒロ——うわ……広いホールだ。それに、すごい人数。
セツコ——うちの組織はとても大きな建物をもらってるからね。それに、あそこにいる人たちはみんな隠蔽者よ。
ヨシヒロ——こんなにたくさんの隠蔽者が。
セツコ——数人だと思ってた?
セツコは皮肉っぽく言った。
ヨシヒロ——正直、そう思ってた。
セツコ——まあいいわ。行きましょ、うちのグループのメンバーを紹介する。
ヨシヒロ——グループ?
セツコ——そう。ノリが教えなかったの?まあ、無理もないけど。聞いて。隠蔽者は全員、五人一組のグループに分けられてる。各グループには担当の指導者がいる。うちのグループの指導者はノリ。あの人は無責任だけど、指導者ではあるの。何せ、最強の隠蔽者の一人なんだから。
ヨシヒロ——ノリ、昨日、エネルギーとか力とか言ってたな。
セツコ——うん。案内の後、あんたは自分の力を開くはずだったの。でも、さっき言った通り、あの怠け者のノリは一日中書類仕事。だから今日は案内と顔合わせだけ。ところで、もう着いたわよ。
彼女たちは休憩室に入った。居心地のいい部屋だった。ソファ、テーブル、壁一面の窓。
入った途端、一人の女の子がヨシヒロに駆け寄ってきた。
?——ヨシヒロ、こんにちは!!!
ヨシヒロ——うわ。俺、もうみんなに知られてるのか?
セツコ——まあ、そんなとこ。
?——ヨシヒロ、私の名前はカスミ・クロダ。隠蔽者、B2級。
ヨシヒロ——ああ、よろしく。
カスミ——ヨシヒロ、どんな甘いものが好き!?
彼女はまるで答えで人生が決まるかのような興味でそれを聞いた。
ヨシヒロ——俺は団子が好きだ。
ヨシヒロは口に唾を溜めながら答えた。
カスミ——おお、いいね!私は日本のチーズケーキが好き!
カスミは目を輝かせて答えた。
ヨシヒロ——おお、チーズケーキもうまいよな。
ヨシヒロのお腹が大きく鳴った。
カスミ——お腹空いてるんでしょ!行こう、食堂に案内する。
カスミとヨシヒロは去っていった。
セツコは一人残った。彼女は部屋の隅を振り返った。
セツコ——アツシ、どうしてヨシヒロに挨拶しなかったの?
アツシ——あいつが気に入らない。それだけだ。
彼は立ち上がり、ドアをバタンと閉めて出て行った。
セツコは眉をひそめた。テーブルの上には、ノリが置いていった書類があった。彼女は一枚を手に取った。レベル表。ヨシヒロ・ヤマダ。C1級。
そして、アツシ・イガラシ。同じ級だった。
セツコ——そういうことか……
彼女は閉まったドアを見た。
セツコ——だから彼、ピリピリしてるのね。
敦はそんなに義弘を羨んでいるのか?




