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同担拒否は、ホントは拒否したくない!  作者: 櫻木サヱ
友情の光、繋がる想い

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趣味の共有、笑顔の連鎖

放課後、ボクと夏海は図書室の隅にある小さなテーブルで向かい合って座っていた。

今日はお互いの趣味について話す日。ボクは推し活の話を、夏海は最近ハマっているアニメや漫画のことを語る。


「みおちゃん、このキャラ知ってる?めっちゃ可愛いんだよ!」

夏海が楽しそうにスマホの画面を見せる。

ボクも思わず笑ってしまう。


「うわぁ、可愛いね!でも私の推しも負けてないよ!」

ボクは自分の推しの話を始めると、夏海は目を輝かせて聞いてくれる。


話しているうちに、笑い声が次第に大きくなっていく。

肩を並べ、同じ画面を覗き込みながら、二人の距離は自然と近づく。

胸の奥がじんわり温かくなるのを感じる。恋心じゃない、友情の甘さだ。


「ねぇ、みおちゃん、今度一緒にイベント行かない?」

夏海が笑顔で誘う。

「うん、楽しそう!一緒に行こう!」


その約束だけで、胸が軽くなる。

推し活も、趣味の共有も、夏海と一緒だと何倍も楽しくなる。

笑顔を交わすだけで、心が満たされる特別な時間だ。


ふと、夏海が小さくため息をつく。

「みおちゃんと話してると、なんか落ち着くなぁ」


ボクも頷き、自然に笑みがこぼれる。

「うん、私もだよ。夏海と一緒だと、時間があっという間に感じる」


図書室の静かな空気と夕日の柔らかい光が、二人の時間を優しく包む。

恋愛じゃなくても、友情の絆で胸が温かくなる瞬間がある。

それは甘くて、切なくて、でも心地よい特別な感覚だった。


「みおちゃん、また明日もこうやって話せる?」

夏海の声に、ボクは大きく頷く。

「うん、絶対だよ」


夕日が図書室を染める中、二人の影は寄り添うように伸びていく。

友情の甘さが胸の奥にじんわり広がり、今日も特別な時間が積み重なっていった。

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