勘違いの正体と告白
秘密の公園。
夜風がそっと頬を撫でる中、ボクは夏海さんと向かい合って座っていた。
この前の夜、公園でドキドキした距離感……
あれはただの憧れなのか、それとも恋なのか、ずっと考えていた。
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「ねぇ、みおちゃん」
夏海さんがふと笑いながら、手をぎゅっと握る。
「昨日も今日も、ボクと一緒にいてくれてありがとう」
胸がぎゅっとなる。
あぁ、やっぱりただの憧れじゃない……
ドキドキの正体が、少しずつわかってきた。
「う、うん……ボクも、夏海さんと一緒だと楽しいです」
声が震えるのを必死で抑えながら、手を握り返す。
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夏海さんが、そっと顔を近づけてくる。
「みおちゃん……私、ちょっと言いたいことがあるんだ」
鼓動が一気に早くなる。
“ついに……?”
胸が高鳴って、息が止まりそう。
「……え?」
小さな声で聞くと、夏海さんは少し照れた顔で笑う。
「私……みおちゃんのこと、ずっと大事に思ってる」
それだけで、胸がぎゅんと締め付けられる。
言葉は短いけれど、重みがある。
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ボクも自然に言葉が出た。
「ボクも……大事に思ってます、夏海さん」
夏海さんの目がキラッと光る。
「ふふ、やっぱり……ボクちゃんも同じ気持ちなんだね」
その笑顔に、ボクはもう胸がいっぱいで、言葉にならない。
手をぎゅっと握り返すだけで、すべてを伝えられる気がした。
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勘違いしていたのは、憧れと好きの境界だった。
でも今はもう、はっきりわかる。
ボクは夏海さんのことが――
“ただの憧れじゃなく、好きなんだ”
星空を見上げながら、ボクはそっと心の中で誓う。
“これからも、ずっと一緒にいたい”




