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戻りたい

 「よくもわしの大切な店とコレクションを〜」父ちゃんの怒りは本物だった。

 「ちょっとわし東陽町に行ってくる」

 「ちょ、まっ」止める間もなく、駅に向かって駆け出す父ちゃん。

 「大丈夫かな、父ちゃん」

 「死にはしないと思うけど」あらあらと母ちゃん。

 「それとも哲子ちゃんが心配してるのは、フカバスの?」

 「いや、それはないでしょ」苦笑いする私。父ちゃんなんか目じゃないし。

 「哲子ちゃんはフカバスに、戻りたい?」

 「…。出来れば」

 「あんなことやこ〜んなことを、されたのに?」

 「悪気があってやったんじゃ…」

 「プッ」笑い出すお母さん。

 「お母さん」

 「あら、ごめんなさい。でも、店を焼かれてお母さんもちょっと平常心で居られないかなー」

 「ごめんなさい」

 「あら、哲子ちゃんは悪くないわよ。でも、フカバスにはお灸をすえないと。そしてお詫びに哲子ちゃんを仲間に戻してもらいましょ〜」

 「お母ちゃん!」お母ちゃんに抱きつく私。

 

 「哲子〜母さん〜〜」そこへ父ちゃんが戻ってきた。

 「どうしたの?」

 「電車賃を貸してくれ」きまり悪そうにそういったのだ。

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