プロローグ
パチパチパチ....
「.......」
いつもは自分たちの時間だといわんばかりに輝いている夜空の星たちも今日は一つも見えない。そのうえ、息苦しい程の暑苦しさが辺りを囲い込んでいる。村を覆いつくすように、彼岸花が咲き誇っている。
今朝までは人でにぎわっていたこの村も今となっては熱で空気がはじける音が響き渡るだけ。噴水を囲い揺れていた人は見る影もなく、代わりに赤い壁が揺れている。
どうしてこうなったのだろう。一人取り残された私はこれからどうやって生きていこう。不思議と悲しみはない。
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「ねぇ知ってる?この森のどこかに神社があるらしいよ?」
「見たことも聞いたこともないのだけど」
「曰く、もともとは人間だった少女が大昔に禍神として封印されたらしいのよ。大昔だとよくあるような話で悪魔付き、だとかそんな感じで村八分にあってたみたいよ。生まれつき他の追随を許さないくらい魔力が強かったのと、とある予言の時期と被ったのが原因みたいね。
神社の特徴、というかその神様の象徴は彼岸花らしいわ。だから神社にも季節に関係なく彼岸花が辺り一面に咲いているらしいわよ。本当かはわからないけどね!」
「なに...?その顔は」
嫌な予感がする
「探しに行ってみない?きっと綺麗な景色がみられるわよ!」
「.....」
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