幕間 忍び寄る陰謀2
そのうち追放に至るプロローグをつくる予定です。とりあえずの布石です。面白くないかもしれないですが気にしないで下さい。なお、二十四話の後の幕間の話をトレースして内容を変えているだけです。
巨大なステンドグラスを背に王国の玉座に似せたイスに座る男は激怒していた。
「レックスが辺境でA級冒険者になってると連絡があった。一体、どういう事だ!」
手下の男はこの尊大な男に震え上がっていた。
「申し訳ありませぬ。私め等が確認した時には既にA級になっており、手遅れになっておった次第でございます」
「ご託宣はいいんだよ! 結果を示さぬか!」
男は床に頭を擦り付けている手下の男を蹴り上げた。
「アイツが冒険者として成功しておるだと! ふざけるんじゃない! 虫唾が走るわ!」
「そう申されても、レックスとやらが、所属するクランがマイバッハの派閥でありまして、内部情報を探るのが非常に困難であった事を申し上げます」
「レックスの野郎はマイバッハと今でもつながりはあるのか!」
「只今、確認作業の最中でありまして、不確定な事を申し上げるには時期尚早でございます」
「クソッ!」
男はそう叫ぶと玉座に似せたイスを破壊した。
「お前は王国情報調査室の局長のクセに何をやっておった! 一体、どう落とし前をつけるつもりだ!」
狂った男の怒号に萎縮した男はチワワのように震えていた。
「お前は局長解任の上、服毒自殺だ! おいメイド! 毒を持って来い!」
「ヒィッ」
男は怯える局長に毒を飲ませて生命を奪った。
「レックスの野郎! 許せねえ! 必ず始末してやる!」
男はそうのたまうと爪を噛んだ。
「おい! メイド! この毒薬を持って帰れ!」
メイドが男に近づくと男はメイドに襲い掛かった。
メイドをモノの様に扱って満足すると、毒の入った瓶をメイドに渡し、その場を去った。




