↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者パーティーから追放されたアイツはシリアルキラーだった。  作者: 七竈 美咲


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/4

プロローグ

この世界はごく溢れた異世界の一つだ。

そして、この世界は魔王が数百年に一度誕生する。


そしてこの世界には多種族が共生しているものの、魔族と人間は相容れない存在だった。

 

魔族は人間を食わねば生きていけない。

だから、定期的に人間たちを襲うのだ。


魔王が生まれてしまうと、魔族はより活発化し、人間を襲う。

しかし、魔王を倒せば活発化は収まる。



勇者。

あと数年で誕生する"魔王"を倒す者を指す。

現在は、魔王の従属"使徒"を倒すのが勇者の役目だ。


 

勇者パーティーは6人にいる。

勇者ピロク。

神官レザー。

魔導士カフェルナ。

格闘家クルザ。

盾役タンカー。

剣士アルリア。


 

「レザー、お前はもう必要ない。クビだ。」


ある日、勇者ピロクはパーティーメンバーの一人にそう告げた。


それは、事実上の追放だった。

 


 

「……それは、どういうことかな?」


彼の名はレザー・エプロン。

治癒魔法を得意とするヒーラーで、神官である。

ピロクに問いかけると、彼はレザーを鼻で笑った。


「お前が仲間の足を引っ張ってるからに決まってるだろ?」

「私が仲間の足をね……具体的に、どんな?」

「はっ、そんなの言わせんな。」

「いや、言わないと分からないよ。私が足を引っ張ってるなんて、ありえないだろう?今までだって、何の問題はなかったはずだけど?」


 

レザーの事務的な口調で紡がれる言葉に、ピロクは眉を顰める。そしてピロクは怒鳴り声を上げた。


「俺はお前のそういうところが嫌いなんだよ!戦えないお荷物のくせに一丁前に意見してんじゃねえよ!」



ピロクの言葉に黙り込むレザーに、他のメンバーも口々に同調した。

 

「私はレザーのそういうところが嫌いよ。」

「何の役にも立てない、無能だろうが。」

「新しいヒーラー入れたほうが、正直いいよな。」


ただ一人……魔導士のカフェルナだけは、気まずそうに目を逸らし、


「ごめんなさい……レザー。」


と、小さく呟いた。レザーは「はあ」とため息をつくと、ピロクの目をまるで草食動物を狙う狩りの肉食動物のような目つきで見る。


「分かったよ。追放を受け入れよう。」

「そうだ。早く消えてしまえ!」


 

レザーはその場を立ち去る…………が、彼らは知らない。

その瞳は、怒りに燃えているのではない。何か吹っ切れたような、だけど、冷酷な、そんな光を眼に宿していた。


 

「こうなったら、実力行使かな。証拠を消すのが面倒だから今までしなかったけど……」


 

レザーはボソッと呟いた。



これが、始まり。後に「勇者パーティー殺しの殺人鬼」と呼ばれる男、レザー・エプロンというシリアルキラーの話。


 

始まりました〜。王道の異世界ものですが、数十話完結予定です。

よろしければ最後まで見てください!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。