5話モンスターはある意味空気を読む。
早めに投稿できて良かったです!
それではどうぞm(_ _)m
もう夜だ。寝る時間が来る。もし俺が傷つけてるのだとしたら…
自分が怖い。
トントン。ドアの叩かれた音がする。
「そのー僕だよ。」
「ナツか、入っていいよ」
「どう?調子は?」
「良くもないし悪くもないな、というかナツこんな所にいて、大丈夫なのか?」
「許可もらってるし、その今日は一緒に寝よ?」
視線は同じはずなのだが、上目遣いのナツ。こういうのは久しぶりに見た。
「ってか、許可もらってもダメだよっ」
「なんで?」
「それは…」
夜、何があるか分からないから。この言葉を飲み込む。
「男だし、何されるか分からないよ?」
「ハルなら別にいい…じゃなくてしないと分かってるもん」
「でも、そうとは限らないぞ」
「あーもう、つべこべ言わないっ!ほら寝る!」
そう言うとハルキをちょっと強引に横にならせ、その隣にナツも寝る。
「今日だけだからな」
「んー、分かったよ」
疲れていたのか寝るのは早かった。そして夜。視界が写るが体は思うように動かない。
「まただ。何なんだろう」
堕天使も現れなくなった。どんどん俺から消えていく…
「ちっ、また離れなきゃ危ない。」
窓を開け飛び出す。
それをナツは見ていた。
「ハルやっぱり行った。追いかけなきゃ。」
寝ている振りをしていたがバレずに済んだ。とりあえず追いかけなきゃ。
ナツはウルフ。ウルフの魔法を使い潜在本能を引き出し、移動速度を軽々ハルキを超えてしまう。
「誰だっ」
揺らぐ視界の中で誰かが迫ってきてる。
「僕だよ。ナツだよ。」
いつもより雰囲気は違うが確かにナツだ。
「うんん、そうじゃないの。」
だめだ、もう何かを止められない。
「何が違うんだ?」
剣は持ってない。戦えない。がナツに駆けていく。
「っ!!ハル!?」
ナツの太刀と俺の手がぶつかる。がなぜか斬られない。
手をよーく見てみると確かに俺の手に太刀がぶつかっている。なのに切られない。なぜだ?どうなってる?
「今のハルはハルじゃない。目の色も違う…けど。今のハルはこっ、怖くない。」
「足が竦んでいるぞ?強がりはよせ。」
喋り方も声も違う。何より、手が剣より速く動く。風が遅く感じる。これは俺なのか?
「なんなのこの強さ。剣とは違うけど剣ほど威力はない。だけど圧倒的な手数に速さ。ハルより強い。」
俺が戦っているのか?本当に俺?このまま俺じゃ無くなるのでは?
「獣の血よ。騒ぎひととき我に力を差し出してくれ。本能をさらけ出せ!【ウルフオブブラッド】」
なんとか手数で返したい。
ガサッ
「なっ、こんな時に!?」
見た目はひょろっとし、背は高いがハンマーを持ったモンスター。
そんな時こそ乱入者は現れてしまう。




