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20世紀シーン3 吉永帰還

「よし、板長の白井について、今日から住み込みで働いて貰う」


 店主の行天は、即決した。寡黙な吉永が、その白井の下で人間関係でもめる事は無いだろうと思ったし、その剛直そうな細身の奥に見える芯の太さを行天は感じたからだ。

 白井は、相当うるさい男であったが、吉永に対しては、余り口出しをしなかった。どこで、こんなん修行をして来たのだろうか、鍋や吸いものは全く素人だが、包丁使いは一級品だと思った。主に、魚料理中心に、吉永に任せるようになって行く。


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