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20世紀シーン2 石橋帰還
この石橋の周辺には、すぐ色んな者が集結して行くようになる。それは、彼が持つ独特の雰囲気と将校と言う作戦参謀幕内の頭脳が、戦後遅れて日本へ帰還したハンディなどものともせず、次々と色んな交友関係を築いて行き、GHQともその人脈を構築するのである。
商才や、彼自身に持ち得る才能がある事は、誰もが納得出来る布石を次々と打って行く。この石橋帰還によって、大きくこの時代は彼を中心に不思議な輪廻であるように動いて行く。その動きはまるで決められたかのようなものとして急速な流れの中で・・




