表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

102/102

掃討作戦

 俺は真夏の陽光に照らされて目が覚めた。外ではセミが激しく鳴いていて、半分寝ているような俺の感覚に、ジワジワと暑さが染み渡ってきた。

「……ハッ!!」

 俺はガバッと起き上がった。すると、酔い潰れてまだ寝ている契約者達……いや、”仲間達”が数十人いた。壁に掛けられている文字盤の割れかけた時計を見てみると、時刻は既に午後一時を回っていた。

「ようリク。起きたか」

「ヒロ、お前もう起きてたのか」

「ん?おう。お前らすぐに潰れっから日付変わるくらいにはもう寝たぜ」

「まあ夕方辺りから飲み始めたからなー……」

「結局酔い潰れなかったのは俺とマイカだけだ」

「そうなのか……いや、お前達がおかしいだけじゃねえか??」

「かもな、まあ良いや。起きたんなら他の奴ら起こすの手伝ってくれねえか? 俺一人で起こすつもりだったから、少しでも人手が増えるとありがたい」

「面倒くせえな……まあいいや」

 俺は無駄に暑いこの場所をどうにかしたい一心で、知り合いの中で氷の汎用属性を持っている奴らを先に起こして術を使わせた。ある程度涼しくなった所で、全員を起こし終わる。しばらく駄弁っていると、かなり先に目が覚めていた奴らも入ってきた。全員集まったのを確認すると、ヒロは昨晩と同様に瓦礫のステージの上へ立った。

「皆! 昨日は最高に楽しかったぜ! ありがとう! そこで、一つ皆にも後始末を協力してほしい! 現在レスパリ領では、ダン・レストレードの死亡によってサイボーグが暴走している! アッチ側も相当に手を焼いているみたいだ! それに合わせて俺達でレスパリ領に侵略して、サイボーグごとレスパリを叩き潰すッ! ただし! これは強制ではない! 協力しなくても一切の処罰をしない事を約束しよう! 今回の戦いで、大事な仲間を失ったヤツも居るだろう! 俺だってそうだ! だから、あくまでもコレは自由参加! 当任務は明日の午前十一時より開始する! 以上だ! 参加するかの答えは本日午後十時まで待つ! 既に覚悟がキマっている奴らは俺に着いて来てくれ!」

 俺は当然、ヒロに着いて行った。他の幹部や隊員もかなりの数が着いて来た。そして会議室に通される。

「着いて来てくれた皆、ありがとう。改めて作戦を細かく伝えるよ。まず、地図の通りレスパリ領はここ一帯なのは皆なんとなく分かるよな……? そんで、サイボーグが暴走してる区域はもう少し狭くなってレスパリ本部を中心としたこの範囲だ。まず、入って二十年未満の構成員達でこのレスパリ領の端っこを叩く。そしてある程度道が開けたら、ユイの術で周囲のサイボーグ達を索敵。一気に殲滅する。その後、俺は製作所に潜入。マイカ、コウ、ユイの三人とその他三十人程度の精鋭でレスパリ本部を叩くんだ。本部に突撃するメンバーはマイカ達が使命して、その他の細かい采配はこの会議の後に希望があれば教えてくれ。無ければ俺が決める」

 その後、諸注意等を軽く離して会議は終わった。解散した後、俺はゆっくりと風呂に入って自分のスペーズに戻る。構成員がかなり減ったせいで、デカい教室を四当分していたスペースを改築して二部屋分にしてもらった。幸い、宿舎はあまり傷ついていない。

(ハル……必ず探し出してやるからな…………待っていてくれ)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ