生まれから修行時代の出来事
私はアーザンブルグ帝国の双子の長女として生を受けた。
お父様もお母様も多くの人が誕生を待ち望んでいた誰もが私たちの誕生に喜び歓喜したとという。
私と妹は五才までは誰からも愛されたがいの関係は良好だったと思っている。
だが、あの日が私の取り巻く環境のすべてを変えた。
私たちはこの国の筆頭宮廷魔術師に水晶玉がぽつんと置かれている部屋に連れられた。
その部屋にはお父様もお母様も国の重鎮たちもいた。
筆頭宮廷魔術師は私たちに水晶玉に触れるように言った
水晶玉は触ったものの現在の魔力に関することを調べるものだった。
言われるがまま私は水晶玉に触れた。
この時は誰もが私に対して期待に満ちた目をしていた。
しかし、その期待は意味のないものとなった。
私が水晶玉に触れても、水晶玉に変化はなかった。
周りの大人たちが水晶玉に全くの変化がなかったため最初は水晶玉の故障かと騒がれたけどそれは杞憂だったことがすぐにわかった。
周りが騒いでいる隙に私は水晶玉から手を離して、すぐに妹が水晶玉に手を触れた。
その時にまばゆい光が水曜玉から発せられる。
私と周りの大人たちはすぐに目を閉じて光が収まるのを待つ。
光が徐々に収まった時に水曜玉から映像が映し出されていた。
氏名:エルレイン・フォン・アーザンブルグ
歳:5 性別:女性
現魔力量/最大魔力値:1000000/1000000
瞬間魔力生成量:15000
この時の大人たちは、妹の出した数値に歓喜の声を上げていた。
私も妹のようにと妹が手を乗せているところに自分の手を乗せる。
周りの大人たちは慌てて私を止めようとした。
だが、間に合わず私の手は妹の手の上に乗った。
水晶玉は私と妹の魔力能力値を比較するように表示されようになった。
氏名:エルレイン・フォン・アーザンブルグ:ユースティア・フォン・アーザンブルグ
歳:5:5 性別:女性:女性
現魔力量/魔力最大値:1000000/1000000:0/0
瞬間魔力生成量:15000:1
ここまで表示されたところで私は引き離された。
だけど私は一瞬だけ見えた。
私の瞬間魔力生成量の数値が!確かに見えたんだ。
それはたぶん双子として生まれたがためにできしてしまった弊害。
もし私と妹が双子として生まれなかったらとんでもない化け物じみた魔力を持つ子供だっただろう。
これは神のいたずらかそれとも運命だったのかは誰にもわからない。
これからわかることは誰も私に期待などしなくなることだ。
それから私は妹を除いて誰からも見向きされなくなった。
ただの空気、そこにいるのにいない扱い。
妹も表向きは私をいない扱いをする。
突然の環境の変化についていけず、誰もかれもに私はここにいると示そうとした。
どれだけ示しても誰からも見向きされない。誰も見てくれない。見てくれるのは大人たちから目を盗んでみてくれる妹だけだった。
それから一年が経ち、妹は忙しくなり、大人の目を盗んで私に会いに来ることができなくなっていった。
いるけどいないそんな生活が続きいつの間にか私の心にぽっかりと穴が空いた気分になっていた。
さらに一年が経ち、私は城の中でしぶとく生きていた。城の図書室を拠点にして知識を蓄え、体を鍛え、食材を盗んで城でサバイバルをしていた。
そんな日々が続き、ある日から私は幻聴が聞こえるようになった。
幻聴は私にただ“戦え”と囁く。その幻聴は私がどんな状態でも聞こえてくる。
この時の私はノイローゼにならなかったことに感嘆するべきだな。
なぜかこの時の私は幻聴が聞こえてくるのは城のどこかに原因があるはずと思い、城の中を調べ始めた。
幻聴が聞こえたなら自分の頭を心配するようなものだがこの時の私は考えられなかった。
城の中を調べまわるにつれて最初に分かったのは幻聴の声の大きさが下にいれば大きいが上にいると小さくなるとことが分かった。
これにより城の地下が怪しいと思い調べるのを地下に限定する。
図書室から城の設計図やこの国の歴史、地下を直接探ったりして調べてた。
この時の私は調べているようで何かに導かれていたのかもしれない。
そして、私は幻聴の原因へとたどり着いた。
幻聴の原因は城の地下に封印されていた一本の剣から発せられていた。
私は封印されている剣へと近づいた。近づくたびに幻聴も強くなっていった。
封印は私を通さないようにしたが、なぜか私には効かず足止めすることができず剣のもとへとたどり着いた。
私は幻聴を止めたいために考えなしにこの剣を引き抜こうとした。
だが、剣は引き抜くことができず、どんなに力を入れていも引き抜けなかった。
幻聴は強く囁き続けるただ“戦え”と・・・、
私はただ考え続けた。原因がわかってもそれを解消するすべが分からない。
それから体を徹底的に鍛えて何度も何度も剣のもとへと行き何度も引き抜こうとする。
でも抜けない。身体的による力任せでは引き抜けなかった。
剣は戦えと囁くのだが、何度挑戦しても剣は一向に抜ける気配がない。
力をつけても抜けないとなると他の手立てを考え始めた。
剣を抜くためには条件がいるのではないかと思い図書館で調べ始める。だが、大量の蔵書の中から封印されている剣についての情報は一切出なかった。
情報が出ないというよりは所々不自然に書物が破られているところがあった。
もしかするとそこに剣についての情報があったのかもしれない。
私は本から探すのをあきらめて別の手立てを考える。
私は別の手立てを考えながら城を歩いているとき、背中から何かがぶつかってきた。
私はバランスを崩して倒れてしまう。後ろからぶつかってきたものは倒れている私を踏んで先に行ってしまった。
いつもなら“いつものことだ”と思いながらただやり過ごしていただろう。
だが、今回、踏んだ奴は体重をかけて私を踏みやがった。
踏んだ奴は逃げていく。私はすぐに立ちあがり踏んだ奴を追いかける。
踏んだ奴は男で私より年下に見えた。
男の子を追いかけ続け見失ってしまう。
戻ろうと来た道を見返し見たら今いる場所は城の中ではなかった。
私は男の子を追いかけて城の外へと出てしまった。
この時の私は城に戻ろうとも戻れず、城下町をさまよい歩いた。
誰かに尋ねれば城へと案内してくれるかもしれなかったが当時の私は思いもしなかった。
私は憶病になっていたのかもしれない。“あの日”以降妹以外、私は誰ともしゃべることがなくなった。
妹も忙しくなりしゃべる機会がなくなりそれからは誰ともしゃべらなくなった。
それに私はずっとしゃべってこなかったせいで言葉をちゃんと口に出せるのだろうか。
それから城下町を歩き回り、疲れてきたところで突如、前が見えなくなった。
すぐさま暴れるが、意味もなく腹に衝撃を食らい私は気絶してしまった。
次に目が覚めるとそこには“白い悪魔”と“黒い天使”が目の前にいた。
二つの存在の話によると私は麻袋に入れられて誘拐されかかっていたらしい。
誘拐は二つの存在が阻止したのかと聞くと違うようだ。
なんとも二つの存在は世界に穴が開いたためそれを封鎖するために来たところ誘拐犯の死体と麻袋に包まれ放置されていた私を見つけたとのこと。
二つの存在の推測によると落ちた誘拐犯が暴れたがため周りの魔物を刺激して食い殺されたとのこと。
この付近の魔物は仲間ではない動くやつを見つけると餌とみなして襲い掛かってくるという。
私が無事だったのは気絶して動かなかったために襲われなかったという。
私は二つの存在にお願いして自分の世界に返しほしいと頼むが、二つの存在は困惑した顔を見せる。
話による穴は魔物を排除後すぐ塞いでいしまったためすぐには戻せないという。
あきらめきれない私は何度もお願いして頼むものの難しいと言う。
一応、私をもとの世界に戻せないことはないと言うが、マーカーなるもののが打ち込んであるかまたはその世界からの干渉がなければすぐには戻れないという。
二つの存在はマーカーを私がいた世界に打ち込んでいないことから前者は無理とのこと、後者は二つの存在に対して干渉がないから無理だという。
ただし、私に対して世界からの干渉があるかと聞いてくる。
それを聞いて、今までスルーしていた“戦え”というささやきがまだ聞こえていることに気がついた。
そのことを話すと二つの存在はそろって『それだ!』と叫ぶ。
“戦え”とささやきが聞こえる限り私は元の世界に戻れると話してくれる。
すぐに戻してとお願いするものの“白い悪魔”が私を止める。
“白い悪魔”曰く戻ってもまた誘拐されたら元も子もないとのこと
誘拐されない為に自分たちについて修行していけと“白い悪魔”は言う。
“黒い天使”はあきれ顔で“白い悪魔”の話を聞いている。そして、決めるのは私だという。
私は何もできなかったため“白い悪魔”の提案を受け入れる。
それからはとんでもない修行の日々だった。
これからは“白い悪魔”のことを“白の師”、“黒の天使”のことを“黒の師”と呼ぶことにした。
私は力をつけるためいろんなことをした。
まずは自分体質を知った。
私は魔力を生成することができてもためることができない体質だとわかった。
それ故に瞬間的に莫大な魔力を生成することはできてもためることができないためすぐに霧散してしてしまうために魔法が使えない。
二人の師のおかげで魔法が使えないことは解決してしまった。
師が持っているものいや、装備しているものは魔力をためることができある程度溜まると吸収した魔力を使用可能できるものだった。
私は装備を借りて始めて魔法を使ってうれしさのあまり涙したのを覚えている。
それからはこれが私の世界にもあればと思った。
修業を初めてからしばらくして“黒の師”が私の世界に行っていたらしい。
そこで二人の師が持っているものと同じ魔力をためる性質の鉱石を見つけた。
聞けば私の国の地下に大量に眠っているという。
この鉱石は聖剣によって封印されているせいで成長し国を蝕んでいる。
このまま封印を解かなければ世界を蝕み、“自我を持つ何か”が生まれようとしている。
今、抜けば、世界は蝕むことはないが“封印によって生まれた何か”が自我なく暴れ周り世界を破壊しようとするだろう。
封印によって生まれた何かをすぐに倒せば被害は封印している国だけで済む可能性があるという。
そして、今、剣を抜けるのは私だけだという。
だが、今のままでは封印を解いても“封印によって生まれた何か”を倒すことはできない。
なら私が力をつけて倒すしかない。
他の者は剣の存在に気がついていない。
師たちの経験則から剣は自ら選んだ持ち主しか引き抜くことはできないという。
剣にささやかれ続ける私は素質があり、剣が望んでいる可能性がある。
“白の師”は私に問いかける。
国を取るか世界を取るか。
私の国はどうあがいても滅びる。
被害を国だけにするか世界にするか選ばなければならない。
大を救うために小を切り捨てるか、無視してすべて滅びるのを待つか、二つに一つ。
なら選ぶのは決まっている。
私は・・・、
世界を救うため、自国を切り捨てることにした。
この決意を境に“戦え”というささやきは消えた。
今度は“引き抜け”と聞こえてくるようになった。
世界を救うため修行が前より内容が濃くなった。
修行中、大けがを負って両目を義眼にした。
師の力なら両目を再生できてわざわざ義眼にする必要はないが私の希望で義眼にした。
右目の義眼は“白の師”が担当し“賢者の石”を使用して作り、左の義眼は“黒の師”が担当し“精霊石”を利用して作られた。
師たちに私の世界で国や高名の魔術師たちが喉から手が出るほど欲するものを義眼に使用したのか聞くと師は余っていたからと答える。
私は義眼にいろいろな効果を付与してくれればそれでよかったのだが、まさかとんでもないものを使用されるとは思っていなかった。
修行が終わりに向かい始めたころ師たちは何かを作り始めた。
私は何を作っているのか疑問に思ったが、疑問に思っていることが忘れるような寮の課題が出された。
すべて課題が終わったころに師たちに呼び出されて作っていたものを渡される。
師たちが作っていたのは鎧と武器だった。
師たちのことだからただの鎧だということはない。
鎧は私の国の地下で採れた鉱石を使い作られた。
つまりこの鎧は魔力を吸収する特性を持った鎧となる。
さらに師たちの話では鉱石は装着者に合わせて成長する特性を持っているという。
成長する特性だけではなく元の形が分からなくなるほどの変形をするという。
現在は変形できるのは鎧とエアバイクになれるという。
エアバイクは、師たちの移動手段の人として教えもらい。操作方法は師たちに教えてもらっている。
鎧の名は“グランニューレ”と名付けられた。
グランニューレは全身鎧で兜もついている。
内蔵武器は胸部に集中しておりブレストバルカンが2門、マシンキャノンも2門搭載されている。
バックパックと両腰にビームサーベルが2本ずつあり計六本ある。
武器の正式名は“ヴァリアブル・ランサー・ライフル・ランチャー”名付けられた。
これもグランニューレと同じ特性があり、変形ができる。
見た目を偽る槍形態、通常時の形態、砲撃用のランチャー形態と形を変えることができる。
形態時にヴァリアブル・○○となる。
これらをもらい残りの修行期間はこれらを扱える用にするのに使った。
元々これらを扱える用になれるように修行しておりすぐにこれら扱えるようになった。
修行が終わり元の世界に帰る時がやってきた。
師たちから餞別として新たな名“ユースティアナ・アークヴァルMk=Ⅱ”と私の遺伝子に直接ある力をもらった。
アークヴァルは天使の名を、Mk=Ⅱは悪魔の名を意味している。
与えられた力は無機物のステータスを自由に操作するものだった。
師たちは他に消滅させる力や繋げる力を候補にあげていた。
私にはこれがいいだろうとのことで変換する力となった。
そして、私は元の世界に帰還した。




