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第八話『彼と彼女だけの秘密』

天津猫です、今回は一年生(ルーキー)争奪戦(ストラグリング)の話を出したかったのですが、ずっと前から作りたかった話を作ってしまいました。

次回は必ずストーリーを進めます。

第八話『彼と彼女だけの秘密』


 一年生(ルーキー)争奪戦(ストラグリング)の開始が宣言された、同時刻、なぬい達はいつも通り教室に居た、だが、今日は雪先生に教室待機するようにと言われたので、教室で待機していた、教室の空気は少し重たい空気であった、何故なら今日から始まる一年生(ルーキー)争奪戦(ストラグリング)で、先週に雪先生が病院に運ばれる生徒が毎年でると言う、悪魔の宣告をされたのであるため、教室はいつもよりどんよりしていた。


 「なぬい、今日から一年生(ルーキー)争奪戦(ストラグリング)だな」

 「ああ、そうだな」

 「俺、少し心配なんだよ……」

 「怪我することにか?」

 「嫌、今日、家のガスコンロ閉めたか不安なんだよ!」


 ズコー、教室全体がズッコケた、珍しく陽太が少し心配してそうだったため、なぬいが聞いてみたら、一年生(ルーキー)争奪戦(ストラグリング)で怪我をすることかと思ったら、家のガスコンロを閉め忘れたかもしれないことについて心配になっていたようだ、流石のなぬいも呆れた顔をしていた、陽太はやる時はやるのだが、それ以外ではバカである、そんな事を思っていると、なぬいはふと、一つの噂を思い出し、聞いてい見ることにした。

 

 「そういえば陽太?」

 「なんだ、なぬい?」

 「お前、最近、黒波と一緒に居るのをよく見るが、いつの間にあんなに仲良くなったんだ?」


 その噂とは、陽太を黒波が最近やたらと一緒に居るのをよく見かけという噂だ、この噂は雪先生の声がとんでもないと分かった日の放課後からだった、さらに最近では放課後も一緒に居るというのである。


 「あ~あれね、特に無いぜ、本当にいつの間にかなってた」

 「ふ~ん」


 陽太は何気なく答えた、いつも通りの陽太の声に、少し疑う目を見せるなぬいであったが、友達のプライベートに土足で入る事はなぬいはしなかった、だが、なぬいの質問に答えた陽太は、内心冷や汗をかいていた。


 「(あっぶね~、()()()()がバレたら俺が消されちまう)」


 何故、陽太が焦っているのは陽太は入学がして、なぬいと同じクラスになった日まで、さかのぼる、いつも通りに帰ることにしたのだが、学園から出ようとした時、学園の古い物置小屋から音がしたことに気づいた、実は陽太は学園トップレベルの聴覚(ちょうかく)を持っており、離れた所の雑音を聞き取る事が出来る。


 【なんだ?今の音、少し焦りながら何かの作業でもしてるのか?】


 普段なら無視をして帰る陽太であったが、普段は使われない物置小屋で音がしたので、興味本位で足を向けていった、コツコツ、足が物置小屋に近づいていくにつれ、何か独り言の様なものが聞こえてきた。


 【早く、着替えないと】

 【(あれ?この声、黒波じゃね?)】


 独り言の主は陽太達の友人の黒波有馬の声であった、普段の有馬からは考えられないほどの焦り声であった。


 【まさか、掃除中に他の女子が水をぶちまけちゃうなんて】

 【(いつもの調子じゃなさそうだな…………ていうか、普段と喋り方が少し違わねえか?)】


 普段の有馬なら女子にモテる、クールな男子の喋り方をするのだが、今の陽太が聞いた声は、普段の有馬のクールな喋り方ではなく、どことなく女の子の様な喋り方であった、そこに気づいた陽太は、物置小屋のドアを開けて、本人に聞いてみることにした、陽太はドアに手を掛けて中に居る有馬に声を掛けた。


【お~い!黒波か、このドア開けるぞ?】

【え、ちょっと待って!陽太君、今着替えてるから!本当に待って!】

【何言ってただ?男同士なら別に問題ないだろ】

【本当に待って!】


 いつもとは様子がおかしい有馬に困惑しながらも、陽太は有馬の言葉を無視して、ドアを開けた、だが、陽太が見たのは、普段のクールな黒波有馬ではなく、サラシのような物を手に持ち、胸を手で押さえている姿の黒波有馬であった、顔は赤面して涙目になっていた、その姿は男の姿では無く、()()()の姿であった。


 【く、黒波、お前、そ、その姿は?】

 【見たな、僕の秘密を、この変態!!】

 【ちょ、ちょっと待て!】


 バチン!赤面して涙目ながらも、サラシを持っていた右手を離し、強烈なビンタが陽太の頬に思いっきり当たる、その強烈さに戦闘状態に入る前の無防備な陽太の意識を一発で沈めた、バタ、陽太が物置小屋の地面に倒れる音であった。


 【う、う~ん】

 【やっと起きたね、この変態】


 何分か意識を失っていた陽太が、ようやく意識を取り戻した、倒れていた体を起き上がらせ、正面を顔を上げて見てみると、鬼の形相で仁王立ちをしている有馬であった、その姿は普段の黒波有馬であったが、いつものクールな雰囲気は何処にも無かった、少しの間の沈黙があったが、先に口を開いたのは陽太であった。


 【え~と、黒波さん、さっきのお姿は?】

 【やっぱり、全部見たね、僕の秘密を】

 【秘密って、あの姿の事か?能力の副作用とかであの姿になってなのか?】

 【違うよ、この変態、僕は正真正銘、女の子だ】

 【………………えぇえええええ!!!!】

 【シ、声がでかい】


 さっきの女の子の姿は能力の副作用に要るものであった、と思っていた陽太の言葉を全て否定するかのに、有馬は自信が男では無く、女であると言い放った、その言葉に頭が追い付かなくなった陽太は反射的に大声を上げた、そのことに咄嗟に慌てて口をふさいだ有馬であった。


 【なるほどなるほど、つまり、家の事情で学園に居る間は男の姿をしていないといけないんだな】

 【そうだよ、まさかこんなに早くバレるとは思わなかったけどね、しかも君に】

 【なんか、ごめん】


 有馬はどうして、自分が男の姿をしているかを陽太に説明した、つまりこういう事である、黒波家は代々男が生まれるのだが、どういう事か、女である有馬が生まれた、いきなりの事態に黒波家は焦り、有馬を処分しようとしたが、処分されそうになった有馬が咄嗟に自分の能力である、死者の軍隊(アンデット・アーミー)を発動し、その規格外な力に黒波家は驚愕し、しかも、有馬の能力は黒波家の歴代当主よりも強く、流石に能力を目のあたりをした黒波家は有馬に男の姿をさせることにした、これが有馬の秘密であった。


 【というわけだから、このことは絶対に他の人には言わないでよね】

 【おう、分かったぜ!絶対に秘密にする】

 【……!驚いた、黒波家の弱みを握ったようなものなのに、利用する気が無いのか?】

 【俺、そういう詳しい事は分からないし、言われたくないな言わない】


 立ち上がった陽太はなぬいがレイナの頭を撫でたように、陽太もまた、有馬の頭に手を置き、陽太は言葉を続けた。


 【それに、いつか、お前が持ってるその秘密、俺が受け止めてやるよ】

 【な//】


 ニカ、と陽太は笑いながら有馬に告げた、その言葉に有馬はまたもや、赤面をした、そうして、陽太にボソっと言い放った。


 【君、その言ってる意味分けってるの//】

 【うん?なんか言ったか?】

 【別に//!!】


 この日、学園で陽太と有馬だけの秘密が出来た、そして二人は知らなかった、この先様々な試練が待ち受けており、それでも二人は諦めず立ち向かい、後の夫婦になるとは、誰も二人も知らなかった。




 

今回も最後まで読んでくれてありがとうございます。どうだったでしょうか?、が多かったかもしれませんが、もう一回言います、今回も最後まで読んでくれてありがとうございます。よかったら次回も楽しみに待っていてください。

では、バイバイ


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