第二十一話『陽太vsテラ②』
天津猫です。今回は短めです
それではどうぞ!!
第二十一話『陽太vsテラ②』
「……分かった…オレは少しお前の事を舐めていた。……だから、ここからは……本気で行くぞ」
「! リボルバーが!」
テラの雰囲気が変わったと思った瞬間。
その瞬間。既に、二丁のリボルバーは大量の矢が刺さっていた。リボルバーが完全に使い物にならなくなっており、陽太はリボルバーを地面に置いた。そして、陽太の目の前に居るテラの姿が変わっていた。
「<炎の惑星><水の惑星><雷の惑星>」
テラの姿は先ほどの雷だけを連想させる姿から、炎と水も追加され、髪の色も層になっているように変色していた。弓も変わっており、稲妻を纏っているのは変わらず、だが、弓の色は水色になっていた。
何よりも変化していたのは、テラは弓を左手に持ち替えており、代わりに右手には赤と黒をベースにした剣を持っており、剣身には炎が纏っていた。
「行くぞ」
「おいおいおい、こちとら武器無しだぞ!」
陽太の言葉など知らないと言うように、問答無用で陽太に斬りかかって来た。それを何とか避ける陽太。陽太は地面を蹴り、後ろに引いた。だが、テラは弓を左手に持ったまま、右手に持つ炎の剣を矢として放った。
「あっっっぶな、……はっ! 嘘だろ!?」
飛んでくる炎の剣を避けた陽太であるが、何かを感じた陽太が後ろを向くと、炎の剣は意思があるかのように、方向転換をして、陽太へとまた向かってきた。
それも何とか避け、炎の剣はテラの右手に帰って来た。
「はぁはぁはぁ」
「どうした、まだ終わりでは無いぞ?」
「クソ!」
陽太に休む暇も与えず攻撃を繰り出すテラ、それを紙一重で交わす陽太であるが、どちらが優勢であるかは、一目瞭然である。
埒が明かないと、陽太はテラの周りから出た稲妻を纏う矢を、空中で大きく横回転をして避けると同時に、四階のマンションの通路から飛び降りた。
「!」
「(今は時間を稼ぐ、アレを使う準備をしないと)」
「……パルクール鬼ごっこか」
一人になったテラだが、周りに大量の矢を出現させた。そして出現させた矢は、マンション中に散らばっていった。
「その鬼ごっこは、いつまで続くかな?」
◇
「(クソ、矢が多すぎるだろ!)」
現在、陽太はテラの放った大量の矢に追われながら、マンション中を逃げ回っていた。壁などを蹴り、矢は避けれるものの、余りの数の多さにイラつきを隠せなくなっていた。
「(だが、あと少しだな)」
しかし、陽太も負けっぱなし、というわけにはいかない。陽太はあと少しで準備が整う。それさえ出来れば反撃が出来る。
「鬼ごっこは終わりだ」
「やっぱり来たか」
後ろからは大量の矢、目の前にはテラ。絶望的な状況であった。
「……あぁ、終わりだ……逃げ回るのが、な!」
「! リボルバー!? 壊した筈だぞ!」
「暫く筋肉痛になるが、まぁ良いか!」
陽太が手にしていたのは二丁のリボルバー。
右手には全体的には白色で、quod omnia pervaditと金色の文字が書かれており、左手には全体的に黒色で、 unus vestigator と金色の文字で書かれていた。
「さぁ反撃と行こうか」
「……こい」
お互いに全力を出せる準備が整った。お互いが地面を蹴り踏み出そうとした時。
カチッ!
「ここで解説」
「レイナと!」
「なぬいの」
「教えて! なぬい先生~!!」
世界中の時が止まり、なぬいは教師服、レイナはセーラー服を着て。黒板と机が置かれていた。
「今回は陽太の持っていた、黒と白のリボルバーに書かれていた文字の意味を、解説していくぞ」
「よろしくお願いします!」
そう言ってなぬいは黒板にさっきの、quod omnia pervaditと unus vestigatorが書かれた。
「まず、陽太の白いリボルバーに書かれたquod omnia pervaditだが、まぁ簡単に言うと、‟全てを貫くもの”、と言う意味だ」
「中二病全開ですね」
「言ってやるな、その言葉は陽太と、それを考えたどっかの誰かさんに、クリティカルヒットする」
天津猫に99999999のダメージ 「ガハッ!」
「そして、黒い方のリボルバーのunus vestigatorだが、‟一つを追跡するもの”という意味だ、これに関しては、これを考えたバカも適当だから、余り考えない方がいい」
「分かりました!」
「良い返事だ」
「————と言うわけで、今回の解説は終わりだ、ちゃんと復習するように」
「はい!!」
カチッ!
そして時は動き出したのであった。
今回も最後まで読んでくれてありがとうございます。次回で陽太vsテラは終わりになる可能性があります。そして、この小説が少しでも面白いと思ったら、★★★★★とブックマークを付けて頂けるとモチベになります。
それではバイバイ!!




