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【全属性耐性ゼロ】だったのに、全ての攻撃が効かない最強バグスキルを手に入れました※タイトル詐欺です  作者: Y.K
第1幕

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98/300

変形!ホワイトガーデンMk-II

パンは、争いを終わらせるのか。

それとも、戦いの理由になるのか。


焼きそばパンが宇宙に飛んだとき、

歴史は“ふわふわ”で塗り替えられた──


今回は、そんな話です。


──ある日の午後。ホワイトガーデン上空に、きらりと光る物体が現れた。


「……ん?」


カグラが、焼きそばパン片手に空を見上げる。


「……なんか、でかくね?」


 


その物体は、ぐんぐんと加速し、

やがて“パン型の人工衛星”だと判明する。


 


ミルミ「あれ、私の顔じゃない!?」


シオン「いや、明らかにお前の顔じゃないぞ。……たぶん」

セリスティア「……着弾コースよ」


 


──ドォン!!!!


衛星は庭の隅に突き刺さり、そこから音声が流れ始めた。


 


【通信開始──我らは、銀河バゲット残党軍。柔らかパン文化の浸透は、我らの誇りを踏みにじる行為と見做す──】


 


カグラ「なんかよくある展開きたな」

ミルミ「これは戦争フラグってやつだよカグラ!」

セリスティア「……また私が働く流れかしら」


 


──そして、数時間後。


空から現れるのは、パン型メカの大群。


その名も《フランス=フォーメーション》。


バゲット型ビームキャノン、

硬焼きサブアーム、

しかも指揮官機は“クロワッサン型の巨大メカ”。


 


カグラ「お前ら、パンに対するリスペクトが一周して狂ってるだろ……!」


 


──こうして、ホワイトガーデンにパン大戦争の影が再び迫る。


セリスティアの背中には、まだ誰も知らない“鍵”が──



──空は、パンで埋め尽くされた。


フランス=フォーメーションが放つ無慈悲なカリッと攻撃。

庭のベンチが粉砕され、焼きそばパンの木が半分焦げる。


 


「──許さん!!」

そう叫んだのは、まさかの……


 


パンどん。


 


「……今、俺の中の“何か”が目覚めた気がする」

「おいカグラァ! 焼きそばパン一つ寄こせ!」

「ソースを全身に浴びることで……俺は……!」


 


ミルミ「え、なに!? パンどんも変形するの!?」

カグラ「やめとけ、オーブンの限界超えてるぞ!」

セリスティア「……とりあえず放っておきましょう」


 


──一方その頃。


クロワッサン型メカの指揮官「バター・クラウン」が名乗りを上げる。


 


「貴様らが広めた“ふわふわ文化”、バゲットの誇りを忘れさせた罪、重いぞ……」

「今こそ、宇宙に硬焼きの鉄槌を下すのだッ!!」


 


シオン「……名前のクセが強すぎて、台詞が入ってこない」


 


カグラはパンを投げ、ミルミは謎ビームで応戦。

だが数で圧倒され、ガーデンはじわじわと崩壊していく。


 


セリスティア(心の声)「……やっぱり出番みたいね」


──彼女の足が、屋敷の奥へと向かう。


誰も知らない地下の空間。

そこには、かつて一度も使われなかった“緊急時対応システム”が眠っていた。


 


その名も、《セレス=ガーディアン》起動準備──



──屋敷の奥、誰も立ち入ったことのない地下区画。


そこには、魔導回路と蒸気機関、ソースタンクを併設した、巨大な格納庫が眠っていた。


 


セリスティア「ホワイトガーデン、防衛モード《セレス=ガーディアン》……コード・セレスト、起動」


 


ガガガガガ……!

屋敷が、ゆっくりと、しかし確実に変形を始める。


柱が関節となり、窓枠がスラスターに。

そして、紅茶部屋だった場所が──コックピットへと変貌。


 


セリスティア、座席に腰を下ろし、紅茶片手に一言。


「……私は怒っているのよ。せっかく静かに読書してたのに」

「あなたたち、ふわふわを否定したわね。なら──」


 


「焼きそばパンの柔らかさで、心を折る!!」


 


その瞬間、空に閃光。


屋敷は完全変形を終え、《セレス=ガーディアンMk-II》として姿を現す!


 


バター・クラウン「な、なんだあの機体は……ッ!」

シオン「……完全に戦艦クラスのオーラだ」

ミルミ「セリスティア、マジ女神! パンの守護神!」


 


──空が割れる。


セレス=ガーディアン、突撃!


 


セリスティア「この一撃が、あなたの“心のカリカリ”を溶かすのよ──!」


**《ソース・レクイエム:全開放》!!**


 


轟音。

バゲット機、一掃。


 


バター・クラウン「ぐあああ! この柔らかさ、信じられん……これが、真のパンの……!」


──爆散。


 


ミルミ「カグラぁ! あたしたち、勝ったよぉ!」

カグラ「……いや全部セリスティアのおかげな」


空に咲く、ソースの閃光。


ホワイトガーデン上空、セレス=ガーディアンMk-IIと、最後の敵──バター・クラウン専用機クロワッサン・オーバードが対峙する。


 


バター・クラウン「貴様らの“やわらかさ”が、我らの誇りを穢したのだ!」

セリスティア「それは違うわ。あなたたちが“固さ”に縋っただけ……!」


 


《クロワッサン・オーバード》、三重構造の“フレークシールド”展開!


セレス=ガーディアン、背部ブースターを全開!


 


セリスティア「私は……この焼きそばパンの柔らかさと向き合ってきた!」

「ふわふわが罪だって言うの? 笑わせないで!!」


 


バター・クラウン「理想だけでパンは守れんッ!!」


セリスティア「だったら食べてみなさい……私の“理想”をッ!!」


 


《メインカノン展開──ソース・ディスチャージ・モード》

パン型の砲門から、黄金のソース波が敵機を包む!


 


クロワッサン・オーバード「こ、これは……! ソースの粒子に、感情波が……っ!?」

セリスティア「これは“共鳴”よ! 食感の記憶、風味の記憶、そして──」


「この庭で紡いできた、みんなとの時間──そのすべてを焼きそばパンに込めたの!!」


 


直撃──!

敵機、沈黙。


 


バター・クラウン(通信)「……見事だ。ふわふわなパンに……こんなにも熱があるとはな……」

「……ソースの海で、眠らせてもらう……」

通信、途絶。


 


カグラ「……いや、どんだけ熱い戦いしてんだよ。俺のパンがしおれてきたわ」

シオン「……いや、逆にパリッとした気がする」


 


空を焼きそばパン色に染めながら、セレスティアのガーディアンは静かに舞い降りる。



──戦いは終わった。


 


セレス=ガーディアンは再び庭園へと姿を戻し、

紅茶の香りと焼きそばパンの湯気が漂う、いつものホワイトガーデンがよみがえる。


 


セリスティアは静かに椅子へ腰を下ろし、紅茶を一口。


「……やっぱり、平和がいちばんよ」


 


カグラ「なぁ、あのメカ。次回予告でまた使われたりしないよな?」

シオン「フラグ立てるな」


 


そこへ、焼きそばパンの木から“ふわっ”と落ちてきたのは──

パンどんの手紙。


 


\ たたかいを みまもっていたよ /

\ いまは すこし ねむりたい /

\ でも ソースの誇りは わすれないでね /


 


ミルミ「パンどん、完全に戦場ジャーナリストだったね!」

カグラ「なに?あいつそんな役割になってんの?」

セリスティア「次に目覚めたときは、“神”になってるかもね……パンの」


 


──日常に戻ったホワイトガーデン。


だが、空にはまだほんのりとソース色の名残が残っていた。


 


カグラ「……なぁ、セリスティア」


「次はもっと落ち着いた日常回にしような」


 


セリスティア「ふふ……それ、前にも聞いた気がする」


 


──その瞬間、ミルミが庭で叫ぶ。


 


ミルミ「みんなー! この焼きそばパン、光ってるよーっ!!」

カグラ「やめろッ! それはまた次回の伏線だッ!!」


──翌日。


ホワイトガーデンの空気は、昨日の戦争が嘘のように穏やかだった。

鳥がさえずり、焼きそばパンが“ふわふわ”と実り、

そして──


 


パンどんの像が建っていた。


 


ミルミ「どう!? パンどん記念像!」

シオン「いや……なんであいつ、片手に旗持って敬礼してるんだ……?」

カグラ「これどう見ても“勝手に英雄化”だろ!?しかも銅像に“バター塗ってる”ってなんだよ」

セリスティア「……風化防止らしいわ」

カグラ「溶けるわ!!」


 


──そのとき、像の足元にもう一枚、紙切れが。


 


\ つぎは もっと やばいパンが くるかも /

\ パンどん しゅつげき よていちゅう /


 


一同「お前また出る気かァァァァァ!!」


 


──ホワイトガーデンは今日も平和。

いや、少しだけソースくさいけど、それがちょうどいい。


 


パンどんに敬礼を。

焼きそばパンに栄光を。


そして──

次のパン騒動へ、備えろ。


今回は完全に、

**「焼きそばパンで宇宙戦争を終わらせる」**話でした。


セリスティアの変形、ソース砲、パンどんの銅像──

ギャグとアツさ、両方ぶち込みました。


次回は、少し落ち着く……かもしれません。たぶん。

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