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あーくんあのね、きょうね。  作者: 吐 シロエ
ひとつおとなになる
35/38

35 ゆうぐれのけはい

「ま、またね……!」


「うん、またね~!」


 時間が過ぎるのは早いもので、夕方の五時になっていました。子供たちは家に帰る時間です。


 お菓子やぬいぐるみ遊びを楽しんだあーくんは、ナギサちゃんに手を降って笑顔を向けました。


 もちろん、ぬいぐるみのこぐまさんは忘れていません。


 あーくんはこぐまさんを抱きしめて、自分の家へと帰っていきます。


「あのね、あーくんね。ナギサちゃんと、また遊びたいの。こぐまさんもそう思うでしょ?」


 すると、ぬいぐるみのこぐまさんはあーくんに話しかけました。


「あぁ、俺もそう思う。にしても、あの『雪』には何か親近感がわくんだよなぁ」


「雪ちゃんが? なんで?」


「う~ん……。実は俺と同じで話せたりとか、人間になれたりとかしてな」


 それを聞いたあーくんは、きゃいきゃいとはしゃぎます。


「それ、すごくいいかも~!」


「だろ?」


 あーくんとこぐまさんが話していた時です。急に、周りの雰囲気が変わり始めました。


 辺りはしんと静まり返り、夕暮れも相まって少し不気味です。


「旦那。何かが俺たちを狙ってる。気をつけろよ」


「う、うん……」


 あーくんはこぐまさんを抱きかかえ、周りを見渡します。


 その直後、あーくんの横目に小さな星くずが写りました。


「え?」


 あーくんが気づいたときにはもう遅く、あーくんはどこかの世界へと吸い込まれていきました。

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