裏切られたクリスマス。
彼女に二股されてた。
俺のプレゼントを換金して本命彼氏にプレゼントされてた。そして彼らは俺を嘲笑っていた。
そんな最低でくだらない恋が終わったら俺は・・・。
作者の妄想全開の作品です!
今回は勢いだけです!!投稿時間も頻度もバラバラです!
麗華はイルミネーションが輝くクリスマスツリーの下で俊介を待っていた。
「ごめん、麗華待った?ちょっと電車が混んでいて」俊介は手をすり合わせた。
「ううん。ぜんぜん!わたしも今きたとこ。俊介より速くてちょっと安心した」麗華は優しく俊介に微笑んだ。
「ほら、いこ」そういうと麗華は俊介の腕に寄り添い歩き始めた。ロングの綺麗な艶のある茶色い髪。赤いショートダッフルコートに黒のミニスカートにブーツ。世の中の『かわいい』を詰め込んだ麗華に俊介の胸は高鳴る。
「麗華にプレゼントしたいんだ。クリスマスプレゼント」
「ええ・・。そんなにムリしなくていいよ。わたしはクリスマスに俊介と一緒にいられるだけでいいよ」そう言うと麗華はグッと俊介を自分に引き寄せた。
淡い香水の香りが俊介の鼻をくすぐる。たまらなく幸せな気分になった。
ふたりはクリスマスの装飾が綺麗なアクセサリーショップに入った。
「麗華、今日は特別な日なんだから好きなもの選んでいいよ。それくらいの金は持ってきた」俊介は得意げに麗華に言った。
麗華は驚いたような笑顔で「いいの?こんな高いお店だよ?」
「大丈夫。それくらいはバイトで貯めたんだ。麗華のためならって思うとぜんぜん大変じゃなかったよ」
「そう・・・うれしい」麗華は俊介に寄り添った。
やがて麗華は小振りなダイヤモンドが付いた細い指輪を選んだ。麗華の白い細く長い指にはまった指輪は店に飾られていたときよりも輝いて見えた。
麗華は何度も自分の指に収まったダイヤモンドを眺めていた。
「俊介、ありがとう。一生大切にするね!」
「麗華がこんなに喜んでくれて俺もうれしいよ。このあと食事に行こうか。学生だからそんな高い店は知らないけど、お洒落な店なんだ。きっと麗華も喜んでくれると思う」指輪を眺めてはしゃぐ麗華を見た。
そのとき麗華のスマホが鳴った。
「ごめん。お母さんからだ」そう言って麗華は俊介と離れた。
戻って来た麗華は落ち込んだ顔をして「親戚のおじさんの具合が急に悪くなっちゃったんだって。それでわたしも付き添いで行くことになっちゃって。お母さんだけだと不安だからわたしも行ってあげたくて。ごめん。俊介。今日はこれで帰らなくちゃ・・・。せっかくの俊介とのクリスマスなのに・・・」
俊介は落ち込んだ麗華の頭をなでで「大丈夫。クリスマスじゃなくてって麗華といるのは毎日特別な気分だからさ。ほら、早くいってあげて。優しい麗華が好きだよ」
麗華は笑顔に戻って「うん。ありがと。俊介、大好きだよ」そう言うと俊介の胸に飛び込んだ。
俊介は麗華を見送りに駅のホームにやって来た。
麗華は涙を浮かべて「また明日ね。早くあいたいよ」そう言うと電車のドアが閉まった。
今日のデートは途中で終わっってしまったが俊介は幸せな気分でいっぱいだった。
麗華は次の駅ですぐに降りた。麗華の家はこの先の駅で乗り換えた路線にある。
駅を出ると長身の男が立っていた。
麗華はその男を見つけると駆け寄って抱き着いた。
「彰吾!会いたかった!」俊介には見せない潤んだ瞳で言った。
「電話うまくいったか?」彰吾は笑いながら麗華に言った。
麗華は抱き着いたまま彰吾を見上げて「もちろん!大丈夫だよ。麗華は優しいって送り出してくれた」
「ちょろいな」彰吾は俊介の顔を思い浮かべて嘲笑った。
「ね?このあとどうする?」麗華はねだるように彰吾に話しかけた。
「麗華も好きだな」彰吾はへらへら笑うと麗華の頭をなでた。
二人は腕を組んで歩き出すと真っすぐにホテルに入った。
下着姿になった麗華はバックから俊介からもらった指輪を取り出して彰吾に見せた。
「これ、けっこう良くない?高く売れそう。俊介には大切にしまってあってそのうち失くしたって言えば大丈夫。そしたらまた買ってくれたりして」悪い顔をして笑った。
麗華はその指輪をベッドサイドテーブルに乱暴に放り投げると下着を脱ぎ捨て彰吾に激しく抱かれていった。
翌日。俊介は登校してきた麗華に心配して真っ先に話しかけた。
「おじさん大丈夫だった?」
俊介はちょっとした違和感を麗華に感じた。香水の香り・・・?学校には付けてこないはずだ。
一瞬、麗華を疑ったが昨日の麗華の様子を思い出してみれば疑うようなことはない。俊介はバカなことを考えたと自省した。
麗華はちょっと落ち込んだような顔をして「なんとかだいじょうぶだった・・・。でもこれからお母さんが看病にちょくちょく行くみたいだから、俊介と会うの減っちゃうかも・・・」手を握った。
「それなら仕方ないよ。学校では会えるから」
「ありがと。わたしもそれなら寂しくないよ」潤んだ瞳で俊介を見た。
学校が終わると俊介は行くところがある。スタジオの重い扉を開く。
「ういーっす」俊介はギターを抱えた女の子に挨拶をした。
「おっそいなーいつも。彼女とイチャイチャしてるから遅れたとかぶん殴るからね!」
「瑠璃は真面目だな~。ロッカーはもっと破天荒に・・・」俊介が言い終わらないうちに瑠璃は被っていたパーカーのフードを跳ね上げ俊介にローキックをお見舞いした。
「いってー。瑠璃はもっと女の子らしく・・・」
「ロッカーたるもの破天荒でしょ?」瑠璃は得意げに俊介に言い返した。
「こんにちはー」綺麗な日本語が聞こえてきた。
「おーリアムまってた!ベースがいないとはじまらないからな!」
リアムは在日アメリカ人で両親は大学の教授というエリート一家だ。育ちがいいらしくそこらへんの若者よりきれいで正しい日本語を話す。
勢いよくスタジオのドアが開くとドラムのスティックをクルクル回しているスタイルのいい女の子が入ってきた。
「間に合ったー!」大きく息を吐いた。
「ドラムはもっと早くこいよ!」俊介と瑠璃は同時に突っ込んだ。
ドラムはスヨン。在日韓国人、所謂KーPOPのグループに入ってそうな美少女だ。
バンドの名前は【リフレインスピカ】特に意味はない。俊介が言いやすいとのことで勝手に決めた。
ボーカル 藤ヶ谷俊介
ギター 七海瑠璃
ベース リアム(在日アメリカ人)
ドラム スヨン(在日韓国人)
【リフレインスピカ】は下北沢を拠点に細々と活動している。
ファンには多国籍バンドと呼ばれながら。
ここには麗華も入ってこれない4人だけの聖域がある。
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