表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/13

第1話 目覚めれば二足歩行の猫と…………

 さてこの物語は本来の雅史と間違えて、他より一年早く始まった物語の時間軸、この雅史に呼び寄せられて来てしまったトム、結局二人揃っての珍道中に成りそうだが、何故か余り変わらない旅になる予感がする本作、果たして今回のメインヒロインはシャロ=ローデンスで終われるか?

 はたまたプロローグの、謎多き新たなヒロイン? に成るのか、それとも新たなシャロの刺客に成る新ヒロイン登場で、シャロがサブヒロインで終わるのか?

 物語は雅史が負傷からスタート、では楽しんで下さいね………それでは始まり始まり………。


 そして新たな物語が、ゆっくりと扉を開くのだった………新たなモブキャラを含めて物語が動き出す。



 ◆


 何もない空中から、太り気味な男がゆっくり光を帯びて、近くにそびえる1万メートル越えるアルプスの山脈の草原に、死んでるかの様に寝たまま草原に降りた、前の雅史とはまた別の場所に降り立つた様だ。


 だが雅史は目覚める気配はない、青の作業着姿と顔は痛みに苦痛の顔を浮かべながら眠って居る、そして雅史の側から人間らしくない人の様な形をした光が現れたのだった、それは徐々に光を弱めて姿を現す。


 新たな世界に雅史とトムは、新たなルールの世界をまったりと旅が出来るのだろうか?


 そしてあの面倒な少女も、再び登場するのだった。


「はぁ~……はぁ……はぁ……クチュン…………誰? 私のうわさをしたのは?」


 目付きの悪いコスプレ少女が、とある国で辺りを見渡すのだったが、誰もいない。


「また私の天敵が、噂をしてるのかしら?」


 果たしてゆ…………目付きの悪い、元地球で暮らしてたが拉致の様な状態で異世界に来た、あのコスプレ少女に新たなライバルは、一体何者なんだろうか?


「それよりも、ネフィルさんの病気を癒す薬探しと、マグロ探しも続けないと…………」


 最後本音が漏れてますよ?


「……………何か言われた様な気がするわね、まあ気のせいよね?」


 少女は我が道を往く様に、大和神国に向け旅を続けるのだった、本命のマグロを食べたい為に………だがとある事件に巻き込まれ、ゆ……目付きの悪い少女冒険者は足止めにされるのだった。


「一度ハルモニアに帰ろうかな………」


 果たして十六歳の目付きの悪い少女冒険者は、事件の関係者でないと証明し無事ハルモニアに帰れるのだろうか?


 そして雅史の物語が、静かに幕を開ける………一部波乱が無かったかの様に。


 ◆


 私は左肩の鈍痛な痛みと共に、意識が覚醒し痛みを堪えながら不思議に感じる、何故か車内ではあり得ない草の香りがするし冷たい風を感じる、確か車を運転中だった筈だがそれよりもだ、身体を揺する不思議な肉球の様なフニフニモフモフな何かに、私は揺すられてるらしい。

 痛みに耐えながら、私は目を開き気が付けば草原と、猫らしき姿をしたタキシード姿の生き物が居た・・・・・・まあ、某アニメより小さいが猫の妖精? らしき生き物だけど。


「やっと起きたよ、ご主人………おーい聞こえてますか?」


 雅史はトムの声には反応しなかった、何故か大空を見つめて居た………ぼんやりと痛みを堪えながら、何故か空を見つめて居た…………。


「先に、ご主人の治療が先だな………確か治療魔法は………こんな感じかな……」


 私は不意に空を見れば、そこには白い鯨? らしき物と月では無さそうな衛星が複数見える。  何か眼鏡をしてる筈だが、何時もより遠くが鮮明に見えるが、もしかして仕事疲れで幻覚でも見えてるのかな? 書籍やWebのファンタジーや異世界小説読み過ぎたかな? まさか、異世界放浪して食い物三昧か? ………無いな、私はどちらかと言えば意識が低い系肉を食べたい野郎だし、あんな意識高い若いサラリーマンではない……ないのだ。


 それにだ、甘い物や肉が好きだから意識高い系の様に、野菜を……とかまったく思わない、それにしても相当痛かった肩の痛みが消えて、凄く楽に成ったので回りを見てみるが、何かまったく眼鏡のフレームの感触が鼻とか感じないが、疲れてるからだろうか?


 まあお約束のテンプレではなさそうだ、スタート最初から草原だから普通の良くある異世界物と違うし、そもそも王宮や何かの溪谷けいこくやウルフに遭遇し、美少女を助けるシチュエーションも無ければ、王道のファンタジーロボット的な要素はまったく無い、残念ながら召喚され異世界ロボット操縦者のロマンは無いらしい、残念至極ざんねんしごくだよ………美少女オプションをお願いしたい………が、太ったオッサンには無いですよねぇ~


 さて自虐をやめて今の状況を確認だ、一応私は今日仕事帰りに、会社が在る地域のスーパーで買い物して、地元のエー○ープやイ○ンは無駄に物価高いから、その地域のスーパーで買い物をして、冬手前の秋も深まる十月………帰路の途中で、去年の豪雨災害の復帰工事の、やっと片側一車線の工事をしてるトンネル前の橋の手前の信号待ちしてた筈だが、しかも車に乗ってた筈なのに何故草原で寝てたんだ?


  今回もあの国がやらかした、数年前とは違う新型大陸ウイルスの影響で、ただでさえ他社の価格競り負けで下した方針の影響で、更に受けられる仕事は納期関係なく受けた結果、色々過密でブラックな状態に成ってる。 そこに加え昼休憩が四十五分が今や十分しか取れないし、工場の仕事も配達も過密なスケジュールに成った、まあ大抵土日休みで残業禁止の仕事だったが、昼休み十分以外は休憩無かったからな、トイレ以外は…………工場で働いてる人は、普通に昼休みは四十五分だけど、配達だけ不遇過ぎないだろうか?


 他に体調不良に成ったりする、心当たり在るとすればやはり配達前の、工場仕事で天井の排気ダクトに吸引しない、他部署の鍍金の劇薬の硝酸しょうさんや、苛性かせいソーダ等の薬品ミストの影響かな? まあ、事故で無い事を願うよ………災害で死んだなら、仕方ないと諦めるけどね………何にしても、この状況はそこの猫らしきのに聞くかな。


  タキシードを着た二足歩行出来るぽい、猫らしき生き物に話をする事にした、何かあの先生が描くケット・シーとは全く違う生き物だな、牛くらい大きい体型でもないし、まあ一応聞いてみよう。


「すまないが、君は一体誰だい?  あとどうやって治療したか分からないが、肩の治療ありがとう」

「お久し振りです、ご主人……肩の負傷は、何となく猫魔法で治しました」


 ※実際は普通の回復魔法を、チートスキルを使い癒しただけである、基本トムは雅史には鑑定されないチートスキルの塊だったりする、そこらの異世界勇者なんてまったく相手に成らない、とんでも攻撃スキルの塊である………扱えるかは不明だが。


 どうやら向こうは私を知っているらしいが、あのアメショー柄の見覚えあるがもしや、地区内で飼えないからと引き取り家で昔飼ってた、あの残念極まりない寝ポロポロしてオカンに外に放り出されたあのトムだろうか? あと、猫魔法てなに?


 一応だがトムは、ちゃんと夕方には家に帰って来たよ、色々やらかして死に際はふと姿を消して、それっきり帰って来なかった訳ではなく、玄関外で息を引きってたな…………結構何故か私だけが泣いたな、猫レスは何度も味わいたくないな………居ないと寂しいが。


 一応確認の為、トムらしきのに聞いてみた。


「──もしかしてその短い丸まった、兎ぽいボブテイルの尻尾は、トム………なのか?」


  尻尾が上下に激しく振りながら、尻尾が地面を叩く………事は出来ないな、直立歩行ではまあ届かないな地面に………でもなんか、尻尾が激しく動いてるしご立腹のようだな。


「兎尻尾言うな!!!」


 トムの兎の様な、短い尻尾が空を切る。


 ブオンブオン!


 やはりご立腹だったか………でも、尻尾の骨が生まれた頃にとぐろを巻きに丸まってたらしく、その丸まった尻尾はまるで兎の尻尾………だが、今この場に妹が一緒に居たらあの有名な猫の名前から、ダヤンとか改名させそうなフォルムだな、尻尾は兎尻尾だけど………さて質問でもしょう。


「で? ここ何処よ、トム」


 少し間を置いてトムが説明に入る。


「まったくご主人は相変わらずだな、ええとですね確かこの世界は、平行時空次元の異世界らしいですよ、一応神様らしきのにご主人のサポート役として、派遣転生されたんですよ………兎尻尾何て酷い事を、再開早々に言うし…………」


「サポート役ねぇ~…………」


  何かトムがサポートでは、何故か不安しかない気がするのは、私の気のせいだろうか? あと、此処に来てから何か肌寒いしこの世界、今何月なのかな? あと平行時空次元異世界て何か、ラノベの異世界とは何が違うのかな?


「僕は何故か、猫精霊ケット・シーに転生してますよ」

猫精霊(ケット・シー)ね、あれて牛くらいの大きさだったはずだがトムは、人間の女性辺りの身長にかっぷく良い体格なのだな」


  トムの身長一六〇位かな、私より背が低いのだな…………ケット・シーなのに。


「まあ転生派遣されたのは、ついさっきだしその前は天国で、贅沢三昧だったのにあとご主人も、人の事言えない体型ですよね」

「太ってますが何か? て、どんな天国贅沢三昧何だよて、どんな天国だよ……まあ良いか」


  何か色々ツッコミたいが、どうせ食って寝ての生活な気がするが、あと三昧にとある名物社長ではなく、某芸人が過ったのはナイショだ。


「ご主人の死因は不明みたいだけど、異世界でのんびり生活を提供だそうですよ」


  トムよそもそも、不明自体生死不明なのでは? 目が覚めたら、実は夢てオチとか無いよね、あと提供に何か裏が有りそうな、何故か嫌な予感がするのだが……一応試しに近くに在る、この触ると落ち着く肉球を触ろう…………落ち着くなぁ~。


「一応ご主人、ここ異世界て事は本当ですからね、何で幸せそうな顔をして僕の肉球を触らないで下さいよぉ~」


  トムの肉球をふにふに、うむ………現実かも知れないな………異世界は本当? みたいだが、やはり何か有りそうだな………もう少しふにふに。


 実際に雅史の予感は当たって居たが、それは世界の危機も有るがそれ以外に星の未来と人口にも関わりや、そしてこの星の冒険者や戦士達のレベルが、良くあるファンタジー世界よりも低いのが原因で、強いモンスターに勝てる戦士や騎士が一握りしか居ないのだった、それなりに対策をしてる世界を管理する神達、だが基本地球とかに観光に行ったりして全く対策は、会議をしてもお手上げだったりする。


 そこに異世界から、侵略して来た悪しき者達と地球からも、良からぬ人物が何故か転生し良からぬ者と策略を始めて居たが、そんな事は雅史とトムは知らないのだった、そして雅史とトムはお気楽に話を続けていた、呑気過ぎないかな?


「──お約束なら普通、自分のほっぺたとかつねりません?  ご主人……」

「──良いではないか、何か色々ツッコミたいが、まあ何とか成るか」


  何かジト目で私に言うトム、私はその視線を無視して肉球を堪能する、やはり肉球は癒されるな、ふにふに………


「───一応ご主人の、異世界個人特典あるらしいですよ」


  ふにふに…………なんか、トムがもう止めて欲しい顔をしてるいので、また次堪能しょう………それなりに堪能出来たし………それに、此から毎日肉球を触り放題だしな。


「……フム、その個人特典て、Webや書籍の小説とかで、異世界に来た主人公が貰えたりしてるアレだな……」

「『アレ』とか僕に聞かれても……知りませんよ」


 困惑気味にトムは雅史に言うが、まったく気にせず続けて言う雅史。


「──でも異世界に召喚されて、権能だけ貰えてコミニュケーションお化けで頭脳明晰だが、物凄く大変な異世界生活の主人公や、ゲームネタを駆使し頭脳戦する主人公みたいなのは、おっさんには無理ゲーだから助かるな」


 さてどんなチートを、私は手に入れたんだろうか? 『ワシ、気になります………』何か虚しくなって来た、このネタは美女や美少女がやるべきだな、さてどんな異世界強くてNewGAMEでスタートに成のか、私は期待に心弾ませながら待つ。


 そしてトムが何故か、無駄に胸を張り説明をする………首輪型の蝶ネクタイから、手紙だか取説を見ながら…………おい!


「ゴホン、さてご主人のステータスとかは、昔からやってたピコピコ音が鳴るゲーム? や、アニメ? 的なイメージをすれば見れるらしいよ」

「ゲームをピコピコ言うなトム、さてとそれなら話は早い、長年やってた某地名ゲームとか取り入れた、イメージをすれば良いんだな………ならば」


 ────こんな感じかな?


 年齢∶18歳(たましい実年四十路) 性別∶男 職業∶不明 (前職社畜工場作業配達社員)  血液A型 冬が誕生日 身長178㎝

  名前:下沢しもざわ 雅史マサシ

 Lv0 HP 299/299 術・MP 1200/1200 気力 2500/2500


 体力:290

 腕力:290  

 器用:130  

 素早さ:120  

 幸運:350 ※一部とある運気が、アップしてますが不運も微妙に有ります。 

 知力:500  ※因みに知力は普通に学力には、まったく関係在りませんが魔法に関わります。

 精神力:299 

 魔力:??????????? 限界値突破


 武器Lv


  剣 大剣Lv5

  刀 小太刀Lv35

  斧 槍 小剣Lv1

  体術Lv28

  特殊Lv50(重火器・創作物兵器)


 魔法


  光魔法Lv20

  闇魔法Lv20

  火魔法Lv20

  水魔法Lv20

  風魔法Lv20

  土魔法Lv20

  特魔法Lv20

  異界魔法Lv32

  オリジナル魔法Lv10


  スキル系

 データ管理マップ一覧  サングラン系マップ   オートソーナ式2Dマップ   ワールドマップ(未検索空白)  ダンジョンオートマッピング   飛行用マップ  マーカーマップ機能  アイテム自動収納回収(宝箱を含む)  敵解析探索検知   魔力式錬金術  魔力式武器・防具特化錬金術  薬草・鉱物・宝物感知ソナー  高次元物質変換  イメージ魔法製作  トラップ罠解除・製作  自己防衛式カウンター攻撃   質量分身攻撃  質量分身攻撃(剣・刀・斧)  イメージ農機具錬金術  自動全異世界語解析翻訳翻訳 空間マップ移動   次元武器装備庫   イメージ設計図作成 合成錬金術   合成魔法  重力制御 温泉開発 製造系開発機能  土木技術異世界魔法仕様 土木建築技術異世界魔法転用  災害軽減技術 万能掘削権能  ソウルネットワーク  空間認識力  オーラ戦士Lv.1  トレジャーハンター  さすらいの料理人Lv.1 異世界EX(エクストラ)スキルネットワークスーパー(日用雑貨・調味料・娯楽商品等)  固有スキル∶感覚的直感 固有スキル∶変身能力 EXエクストラスキル∶使い魔召喚




 ・称号




 装備∶ 薄手の長袖会社支給上着 作業ズボン ナイロンベルト 砕けたメガネ 長年使ってる万能鞄異世界仕様(改)  保冷用リュック異世界仕様(改) 長年使ってる革財布??


 ※因みにこのステータス、性別は男女以外、特に妖精や精霊の一部は性別不明と表記される、そして一部怪しげなスキルやどんな物的なスキルも在る、スキルネットワークスーパーはお高いがとある人物の物を高値で売ってくれるスキル、因みになんでもは売ってはくれない。


 因みにスキルだが、特殊固有能力スキルのソウルネットワークは、一度繋いだ雅史との魂のネットワークにより、その人物は色々な恩恵を得る事が出来るが、トムや一部の人物には適応されない、ソウルネットワークはどうやって繋ぐかたぶん語られないだろう、大抵異性だからである。


「なんかスキルとか色々ツッコミたいな、イメージ的で無い余計な事がか書かれてるし、何故か二十二歳も私は若返ってるし………何か、オカルト能力多くないかな? あと、さすらいの料理人て…………何処の漫画的なネタだよね?

 あと、身長が少し延びてる、私は身長175センチ位だった筈だ 」


「え゛!? ご主人若返ってるのですか? あとステータスは、特典補正がされてますよ」


  …………派遣されて来たんだから、その位の情報知っとこうよ、あとステータスてかレベル…………無いな、まあ他はチートなのかいまいち分からんが、スキルの感覚直感は嫌な予感とかの、直感かも知れないな…………予感や直感てスキルなのか?  まあ良いか、あと眼鏡が砕けて近くに落ちてるのに、装備の定義て一体……………。


「…………トムに出会う前まで、そうさっきまで40歳だったし、某免許ネタで言えばい(いにしえ)免許世代らしいが──誰が(いにしえ)かぁー(怒)」

 

  トムよ何か言いたそうだな、あと一言言いたい事がある。


「メガネは装備なのか?」


  何処のモブツッコミキャラの、よろず屋ファミリー眼鏡ネタだよ、私の本体は身体だからな…………眼鏡ではないぞ、あと異世界なら結婚願望や自分の子供と楽しく暮らしたいな………まあ、異世界で結婚出来る保証無いけどね…………何かむなしくなってきた、まあロボットやビーム兵器のロマン武器作るのとか、楽しそうだし試せるならやってみたいな………ロマン武器は、年齢問わず一度は手にしたい物だ……私だけかも知れんが。


 トムは雅史を気にせずに、普通に説明を続ける。


「ご主人、追加情報入れると、錬金術は材料無くても魔力を使えば製作出来ますが、地球の危険な殺戮環境破壊科学兵器の外道な一部武器は、コンプライアンスで硬く製作を禁じられてるので、その類いの武器は製造できないらしいですよ」


 異世界にも、コンプライアンス在るのかよ!


「───ですが創造(そうぞう)からの普通の鉄系武器や、装備等制作は出来るらしいです、更に素材使えばイメージ創作錬成も可能らしいですよ」


 イメージした武器も、それなりに作れるのか。


「ご主人、本格的なイメージ武器の錬成に必用なのは、素材や魔力にイメージと意志力だそうですよ」


  何かワクワクして来たぞ、魔力構築した某作品の武器制作はロマンの一つだよな、イメージなら長く色々な小説やアニメやゲームのネタを使えば良い、あとメガネはスルーか………………トム。


「まあ地球の異世界科学でこっちの、文明対処不能な戦略核とか使って異世界の、人類滅ぼしたら洒落に成らんぞ……色々な意味で、ゲームネタの兵器は作ると思うけど」


 トムは書いてある事を、雅史に伝える。


「一応他の惑星らしいですが、地球の日本人以外が転生とかして、何か仕出かした事例があるからしいですよ、その惑星は焦土と化し人類も生命も滅びましたけど」


  お約束の残念な方達や、野望とか企んでた人達が居たのかね? 恐ろしい、頭のイカれた人が居たんだな………どうせ、ウラン系の核や核水素爆弾とかだろうさ、一応他もトムに聞いてみる。


「異世界仕様になった万能カバンの性能て、どうなんだ?  トム」


 雅史はトムに、一応お約束程度に軽く聞いてみた。


「一応、カバンの中は異次元収納になってますよ、あと財布は普通に色々な通貨が入ってる、異次元的な仕様らしいです」


 トムは何故か誇らしげに、雅史に説明する。


「よく異世界小説やマンガとかに出て来る、麻とかの袋のアレだな、だが革財布はネタは異世界に無かった様な、大抵の主人公は麻布袋とかに入った、金貨とか渡してたからな、まあ使う時にでも分かるか」

「カバンの中身は、アイコンで表示されるみたいですよ、全て見るにはイメージが大切らしいですよ」


  イメージが大事か、なるほど………どれどれ──ゲームのメニュー表示のアイコンを基礎にて、ステータスのメニュー画面に戻るを選択したら、イメージ画面の右端に、鞄のマークが──それを人差し指でポチっとな。


 異次元空間の万能カバンの中身一覧を、ホルダー分けした上からインゴット素材やレアメタルに異世界鉱物等の材料区画に、地球にあるはずの農機具類と燃料と車とかが入っているが、乗ってた車は全損スクラップ表示………肩が痛かったのて、まさか此が原因かな?

 メガネ無しで居れるのは、何十年ぶりだろうか?


 あと長年買ってる車メーカーの、エンブレム表示だが………古いのも近年のミニバンでも、この車種の形状を見た覚えが無い、不思議な新車らしきのが1台在るが、何故に在るのか不思議で仕方ないが、他にも何故か食材らしきホルダーが在るが………まあ、有り難く貰おう………ただより高い物はないとは言うが、まあどんな思惑があろうと私は私でしかないからな、出来ることしか出来んよ。


 それはとある方法により、一部の雅史の持ち物は平行時間軸の他の異世界に居る男が、他の異世界の女神チートスキルで買ったり、試しに作って売ったりした物が含まれてたり、売却品をとある異世界の人物が買い再び改造し、雅史まで流れて来た物も含まれてたりする、因みにBOXシリーズは全部色々な異世界で魔改造されたり、簡易化して劣化版として雅史達が使うのであるが、本来の女神の思惑ではなく他の高次元体の思惑が在るが、それはとある雅史達とは関係在る高次元体ではない、この世界に関わる世界を構築した高次元体とは別の思惑が在る。


  あとは自動解体BOXに旅BOXに、調味料製作BOXや調味料無限収納BOXに、大型建築・ユニット製造制作BOX、であとは調理器具一式と金ダライにスリッパにハリセン、大型ハリセン…………ツッコミ用かな?


  たぶん車の中には、買い物した荷物も入ってるのだろう、廃車に成ってるみたいだが………何処かに、買い物したのを移動してあるかも知れない。


「何か、ドリフのコント武器が入ってるのだが、トムよ旅BOXて何? あと自動解体BOXて? 調味料は使うなら材料集めないとならないのかな?」

「旅BOXは、野宿しなくてもそのBOX中に入ってますよ、宿泊ハウスや貯水タンクがあるらしいですよ、解体は倒したモンスターを自動で回収してモンスターを解体してくれますよ、食材の程度に寄りますが、モンスターの大きさにより時間が掛かったりします。

 調味料製造BOXは、欲しい調味料を手持ちの香辛料を投入して作りますね、原料次第ではカレーやシチューのルーも作れますよ、ですが普通の醤油や味噌やウスターソースは、作らなくてもスキルスーパーで買えるらしいです、一応制限は在りますが便利ですよね………僕よりは、活躍はしないと思いますが」


  何かトムが、褒めても良いんですよアピールし始めたが、スルーしておこう何かどや顔してるしな、スキルスーパーは後で確認しよう、何か嫌な予感がするな………何か色々と高そうな気配がする。

 一応私は、トムに旅ハウスの事を聞いてみる。


「トム、この旅ハウスに在る、貯水タンクて事は水を汲んだりして溜めないと飲料水とか、風呂とかインフラ使えないタイプか?」

「ご主人、一応数日分はあるみたいですよ、貯水タンクには水のエーテル魔石があるので、水汲みとかは不要ですよ………水のエーテル魔石は必要ですよ、エーテル魔石が無くなると自動でエーテル魔石が補充されますよ、カバンに入ってる異次元空間からですが」


  何か用意が良いが、魔法石的なのが無いと使えない仕様らしい、異世界あるある便利ドロップアイテムだろう、モンスター狩りは必須だな。


「拠点作るならご主人の、大型建築・ユニット制作BOXで作れますよ、材料はそのカバンの中にあるからそれで作ってねだそうです、あと作り方は設計図や作りたいイメージでも作れるらしいです、ユニットは創作系のも作れるらしいですが、消費エネルギー設定や心臓部の機関等をある程度ですが、エネルギーとかの設定を具体的にしないと、いくら異世界と言っても使えないそうです」


  へぇ~ユニットは、やはり乗り物とかを指してたか,空中の魔力が有ればそれを、エネルギーにして永久機関や、重力エネルギーによる機関も作れるて事だな。

  ………て事はロボット系の推進力に出てくる、ブースターやバックバーニアとか製作可能て事だな、まあたぶんイメージしても、脳波で制御や運行出来る物は材料無い限り、作れないだろうな………探すか脳波や精神感応とか反応する金属とか。


  だが雅史は知らなかった、もう素材はカバンの中にあり少し合金錬成とかすると、特殊金属に成るヤバイ金属を持って居る事に、しかもこの世界に無い金属すら在るが、それは何故に貰えたかは秘密です。


「まあ建築の基礎とかのバイトとかしてたし、何か日本で培った経験が反映されそうだな。

  あと旅BOXは家具類あるのか?」

「食料一部以外は、揃ってますよ」


  揃ってるのか? 本当に?


「どれどれ」

「旅BOXのスイッチぽいボタン押せば、ハウス出て来るよ」


  この電源のボタンぽいのだな。


「ではポッチとな」


  お約束のスモークが目の前に出現…………何か出て来たぞ…………


「これは? ………」


 スモークから出て来たのは、果たしてどんなのなのか? 次回に続く。


「続くらしいですね、ご主人」

「此処で終わったら、話が座礁だぞトム」



 高貴なL様∶何だ早く復活したわね。

 作者オッサン∶某何処かの高笑い魔道師には、勝てんよ。

 高貴なL様∶アレは私でもドン引きする、生命力と耐久力よね。

 作者オッサン∶ワシには、アレは無理だな。

 高貴なL様∶まあ、何かアンタ腹立つから、また肉塊にしてあげる♡

 作者オッサン∶ギャー!!


 ナレーション∶再び作者オッサンは肉塊に成った、次回までに復活出来るか?


 高貴なL様∶するわよ………たぶん、それにしても私はオチが分かったから良いけど、まああの娘の転生は何時か分かるわよ、作者オッサンが忘れなければね。


 フラグを立て、高貴なL様は去って行ったのだった。


因みに雅史は永遠の十八歳の不老だが、普通の寿命仕様ではありませんとネタばらし。


 

次回第二話、拠点予定地ををお送りします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ