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第60話 ショナ再び

お久しぶりですあけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

いつもより少し長くなりました。次回この話は完結いたします。

頭をぶつけた三人はゼストのシナリオ通りの動きをする。

カオスはショウの役、ユカリはカオスの役、ショウはユカリの役を各々が演じる。

こうしてゼストの復讐の準備は整った。


「大丈夫?!さんにんと・・も・・・?」


カオス(ショウ)「ど、ど、どうしようミサ!目の前に僕がいるよ!」


ユカリ(カオス)「わけわからないし!目線たかいし!どうなってるのママ?!パパ!?」


ショウ(ユカリ)「わわわわ私がカオスタンのしゃべり方してる?!え?え?えー?!」


三人はゼストのシナリオ通りのセリフを発してあたふたした演技をし始める、少しぎこちない演技ではあったがそれがまた真実であると錯覚させる絶妙さ加減であった。


「ちょっと!え!?嘘でしょ!?さんにんがいれかわっちゃったー?!」


案の定、美沙は三人の演技にすなおに騙された。それを見てゼストはニヤニヤして物陰からその様子をうかがっていた。更にそれを冷めた目で見つめる人物がいた。


「そうしよう!?どうやったら元に戻るの!?ねぇショウ!?ってショウが今はカオちゃんで!あーもうややこしい!」


「みさっち?どうしたの?」


「あ!マリ!どうしよう!三人の中身が入れ替わったみたいなの!」


「えーそれはたいへんだねー・・・」


マリは完全なる棒読みでショウ(本物)を見る。

マリに見つめられたショウ(ユカリ)は汗をダラダラとかき始め目を泳がす。

美沙はマリに説明するためショウのことは見ておらずほっとした次の瞬間だった。目の前にマリの顔が現れる。


「そっかぁーショウの中身は今ユカリなのね。よし!ユカリちょっと私ときて。」


ショウ(ユカリ)「は、はい。マリさん」


歩き始めたマリの後ろをショウがユカリが歩く時のようになよなよしながら歩いていく。ついたのは美沙たちから少し離れたデッキの上だった。美沙達→ゼスト→マリ・ショウといった感じの立ち位置となっていた。


「で?ユカリさん?どうしてこんな状況になったのかしら?ユ・カ・リ?」


ショウはハラハラしながら言い訳を考えるがなかなか良い言い訳が見つからない。


「はぁ・・・あんたね、こんなことしてこの後どうなるかわかってるの?ショウ」


「いやこれはゼスト・・・あ!」


「やっぱり・・・で?なにがあったのよ?」


ショウは観念したとばかりにマリにすべてのことを話した。


「あのあほゼストは・・・ショウ。あんたこのままじゃカオスとユカリと三人仲良くみさっちに殺されるわよ・・・」


「うっ!どうしたらいいんですかマリさん!これじゃあ僕たちいや僕だけどっちに転んでも痛い目見るじゃないですか!」


「そうねぇ・・・うん。ならこうしましょ。」


マリは胸元から水晶玉を取り出すと魔力を込めて空中に映像を呼び出した。

ショウは初めて見る光景になにこれ?こんなことできるの?といった感じでマリを見ていると映像にナルミが映し出された。


「なにかと思ったらマリさんにショウさね?どうしたのさ何かあったさね?」


「あ、いえ。ちょっとナルミさんにお見せしたいものがありまして。この画面の下を見てもらえますかね?」


「下?」


ナルミはこちらの映像の下を見ると体をプルプル震えさせた。


「マリさん?母さんに何を見せてるんですか?なんか震え始めましたよ?」


「ん?あんたの過去の映像を見せてるだけよ?」


「僕の過去ですか?なんかありましたっけ?」


こそこそと話をしているとナルミがバッと顔を上げて叫びだす。


「男の娘きたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


次の瞬間ショウがマリの肩をつかみグラグラとマリを揺らす。


「ナルミさんいかがですか?ショナちゃんです可愛いでしょ?」


「ショウ!いやショナ!あんたは私の息子であって娘でもあったさね!次帰ってくる時は可愛いお部屋用意しておくさね!あ!かわいい洋服もそろえなきゃねショナちゃん!お肌の手入れに気をつけなさいさね!」


「ではナルミさんまたれんらくしますね~!」


「ドレスも用意しないといけないさね!あ、マリちゃん!今度お礼に良いもの用意しておくさね!楽しみにしててほしいさね!」


ナルミの性格をよくわかっているマリの先制攻撃にショウは口をパクパクさせたまま膝から崩れ落ち四つん這いとなった状態でなんでこうなったとぶつぶつ独り言を言い始めた。


「ほらショウ、これであんたの弱みは無くなったんだからゼストの言いなりにならなくなったでしょ。」


「ばれた、母さんにバレた・・・もう生きていけない・・・ばれたばれたばれた・・・」


「しっかりしなさい!あんた自分の隠し事とみさっちどっちが大事なのよ!」


「ミサに決まってるじゃないですか!何を言ってるんですか!?」


「ならゼストにぎゃふんといわせないとね。そして私もこんなくだらない悪だくみをしたアホな旦那をこらしめないといけないし。あんたちょっと協力しなさい。」


「なんか嫌な予感しますがわかりました。もうこうなったらゼストさんにトコトンお仕置きされてもらいたいと思います。」


こうしてマリの提案を飲んだショウは二人で作戦決行することになった。一方美沙たちのほうはまた混乱している美沙をカオスとユカリで更に翻弄しようとしていた。


「ほぇぇぇぇぇ!どうしたら元に戻るのよ~!」


カオス(ショウ)「お、落ち着いてミサ!何とかなるよ!」


ユカリ(カオス)「ママ!大丈夫!何とかなるし!」


「そんなこと言っても!あれ?ショウじゃなくってユカリはまだ戻ってこないの!?」


そんなこんなしているうちにマリが戻ってきた。


「あれ?まだ元に戻らないかぁ、そういえば今ユカリと一緒だったんだけどさ。女なのにショウの体でむさくるしいから船室のスタイリストに頼んで着替えさせたんだけど私のほうが早く戻ってきたかぁ」


マリは意味あり気の言葉を含みカオスをみてニヤニヤする。


カオス(ショウ)「・・・ちょちょっとマリさん!僕の体に何してるんですか?!」


カオスはハッとして慌てて言葉をひねり出した。美沙には気づかれていない、混乱しきっている美沙は甲板をあたふたあたふたと駆け回っている。


「仕方ない、迎えに行ってくるね。」


マリはカオスをニヤニヤと眺める。

カオスは顔をそらして無言でプルプルし始めていた。数分後マリがショウ本人を連れて戻ってくる。

その姿は青と白で彩られたパーティードレスにロンググローブとヒールの高い白いブーツを履いてどこかのお姫様の様な姿のショウがマリに連れられてやってきた。


「ほえぇぇぇぇ!ショウがまたショナになってる!?あ、ちがうか、今はユカリなんだから・・・んー。」


ドレスに包まれたショウがカオスたちの前に戻ってきてユカリとしてふるまう。その時だった船が波で大きく揺れる。ヒールを履いていたショウがカオスとユカリを巻き込み大きく転倒した。


「いてててて!あ!元に戻った!」


ショウのその声に反応してカオスとユカリが顔を見合わせる。


「ほんとだ!元に戻ったし!」


「も、元に戻りました。安心です。」


カオスとユカリはショウの話に合わせる。これ以上何かをしたらぼろが出そうだったので二人は瞬時に察するのだった。

いつもどおり誤字脱字多いいです、時間があるときに直していきますのでご了承ください。

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