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第39話 伝説の剣(笑)

伝説の剣(笑)ついに・・・お楽しみください。

突如現れたキングカイザードラゴンに戦闘態勢をとるリナとクー、2人が一斉にブレスを吐こうとしたその時だった。


「こらこら、いきなりブレスなんて吐くんじゃない。」


キングカイザードラゴンがリナとクーに話しかけてきたのである。


「え?なのじゃ。」


いきなり話しかけられたリナは呆気に取られてブレスを止める。


「お前達が頑張っていたから様子を見に来ただけだ、敵じゃない。ふむ…エンシェントクリスタルドラゴンとワイグラーノの組み合わせなんて珍しいからな。」


「な、なんなのじゃ!今はまだ魔物達と戦ってる最中なのじゃ!」


「それは済まなかった、ならこれでいいか?」


そう言うとカイザードラゴンの巨大な羽から幾千、幾万にも及ぶ光の矢が残っていた魔物たちに向かって飛んでいく。

数分後全ての魔物が矢に貫かれ地上に墜落していったのだった。


「なんなのじゃ!それはー!なのじゃ!卑怯すぎるのじゃ!クーたんと一緒にあんなに苦労したのになのじゃ!」


「キュィーキュィー!」


リナとクーはカイザードラゴンに向かって猛抗議した。自分達だって頑張ってこれからって時にいきなり現れ手柄を横取りしたキングカイザードラゴンが許せなかった 。


「すまんすまん、お前達が頑張っていたから手を貸してやろうと思ってな。こんなに元気なら必要なかったようだな。」


そういってカイザードラゴンは人型の姿に変化した。見た目は金髪のロングヘアー、イケメンの男だった。

瞳は青く黒目は縦に長く伸びている、そこら辺の町にでもいたら女の子たちにちやほやされるようなイケメン。


「そんなことより何の用なのじゃ!今は忙し・・・くもなくなったのじゃ。」


「この姿見ても何も思わないの?イケメンだよ?」


「は?なのじゃ、ショウたんの方がイケメンなのじゃ!」


「なんだと!?ま、まあいいだろう、お前たちなら知ってると思ってきてみたんだが、勇者が現れたと聞いてな。」


「ショウたんのことなのじゃ?」


「ショウというのか・・・イケメンで勇者で・・・許さん。」


「キュイー!」


ショウに敵意を見せたカイザードラゴンにクーが反応する。戦闘態勢をとっていたので、クーのブレスがカイザードラゴンの顔の横をかすめた。


「ちょ!なにしてんのこの子!殺す気!?」


「キュィー!」


「カイザードラゴンが悪いのじゃ、ショウたんを許さないとかいうからなのじゃ!」


「そんなことより、勇者だ!勇者にちゃんと剣はわたっているのか?」


「剣?のじゃ?エクスカリバーならいつも持ってるのじゃ。」


「エクスカリバー?いや、伝説の剣と呼ばれた剣だったと思う、神剣『イレイサー』とかいったな。」


「そんな剣知らんのじゃ?あ、伝説の剣(笑)ならみさっちが持ってるのじゃ。」


「何その名前!(笑)って!」


「仕方ないのじゃ、脆いうえに攻撃力もなくてただの剣より使い勝手が悪いとみさっちが言ってたのじゃ。」


「あれは、勇者が持って初めて効果が発揮されるようになってるの!誰そのみさっちって!」


「そんなことよりショウたんを追いかけるのじゃ!クーたん!」


「キュイー!」


リナとクーはショウたちが入っていった魔王城の中にダッシュで走っていいた。


「ったくしょうがねぇな。俺も行くか・・・」


カイザードラゴンも頭をポリポリしながら魔王城にはいっていった・・・

一方ゼスト、マリ、三日月、聡子も魔王城に向かっているが、まだ距離がありすぐにというのは難しいようだった。そして、ショウたちは・・・


「っく!」


「ショウ!無理しないで!」


「ショウ様!」


「大丈夫!こんなところでまけてられないから!」


魔王城の奥に進むにつれて城を守る魔物たちが強くなっていく。今ショウが戦っているのはリザードマンの上位種にあたる、リザードナイトであった。鎧、盾、剣で武装しており通常のリザードマンより一匹一匹の戦力が格段に上がっている種である。通常のリザードマンであればCランク冒険者と同等ぐらいの力量、リザードナイトはAランク冒険者と同等ぐらいの力がある。さらに厄介なのは鱗を纏っているので斬撃がはじかれやすいという事である。そのためショウはエクスカリバーとベルベットを使い、ベルベット主体にしてガンカタと呼ばれるような戦い方で応戦していた。


「ほんとこいつら剣が通じないし!もー!」


美沙がリザードマンに切りかかるもなかなか攻撃が効かないのでイライラしている。


「みさっち様!魔法が効きます!この通り!『サンダーソード』!」


ナタールが放ったサンダーソードはリザードマン数体を巻き込み消えていった。雷系の上位魔法に当たる、サンダーソードは使い手がなかなかいない、というのもサンダー系魔法は熟練が低いと自分自身感電してしまう可能性があるので、ギルド自体で使用制限、資格保持者でなければ使用することを禁止している。


「ナタールすごいじゃん!サンダー系魔法使えたんだ!」


「え、えぇ、適合があるようで私の得意魔法なんです。」


「よし!私もいっちょやってみますか!」


そういうと美沙は魔力を集め始めた。


「天よ我が力の前にひれ伏せ、汝の主が誰か問おう、我は汝の主なり大いなる雷よ創始者を崇めよ我が力を食らいて我が敵を撃て『インディグネィション』!」


「ちょ!ミサ!やりすぎ!」


「ミサァーラサマァ~~~~~~!」


美沙が放ったインディグネィションはあたり一帯に雷を降らす、リザードナイトは一瞬にして塵となる。

そしてショウにもとばっちりが行っていた。


「ミシャ・・・ぼ、僕にもあたったんだけど・・・なにしゅるのしゃ・・・」


「え?!ごめんショウ!今直すから!『ハイヒール』!」


「ふぅ・・・助かった。っていうかミサやりすぎ!僕じゃなくてナタールさんに当たってたら・・・」


三人はナタールに魔法が当たった所を想像してゾッとした。


「こ、この魔法は封印だね。」


そういって、舌をペロッと出した美沙だったが、本気で身の危険を感じたナタールは二度と魔法を美沙に勧めるのはやめようと思ったのであった。



今年一発目の本編です、今年もよろしくお願いいたします。

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