リナとルナ、お互いへの想い
ルナが回想中(妄想中)なのを
知らない私は…
ルナが急に
何もない所をジッと見つめ
動かなくなったので
『ルナ?どこみてんの?』と
ルナの目線を辿ってみたが何もない
白い壁だった…
何もない壁を見ていたかと思うと
急にお気に入りの【魚の蹴りぐるみ】を
両前脚で抱き締めて
両後脚で【魚の蹴りぐるみ】を
激しいキックの連打をした
また、そんな事をしてるかと思ったら
急に座り直して毛繕いを始めたり
爪を研いだりと
忙しなく動き回っていた
思う存分に動き回ったあと
何事も無かったかのように
お澄まし顔で
香箱座りをし
静かに目を閉じた…
『ルナ?
どうしたの?急に』と
私は
ルナの謎の行動が気になり
ルナに話しかけた
『ルナ?』
私は覗きこむように
ルナの顔に自分の顔を近づけ
もう一度呼びかけると…
『…Zzzz、Zzzz…』
『って、寝てるんかい!!』と
ツッコミを入れながら
ルナの頭を優しく撫でた
お昼のルナの謎の行動後からも
特に何もなく
平穏に只々
時間だけが過ぎていった
私はこの擬人猫になってから
早く元の身体に戻りたくて
困ってる猫を探し
たくさんお願い事を叶え助けたけど
でも…
私が一番お願いを叶えてあげたい猫は
今、私の目の前に居る【ルナ】だよ。
私はあの綺麗いな満月の夜に
まだ生後3ヶ月ぐらいだったルナと出会った。
ルナはママとはぐれたのか
『ミィ〜、ミィ〜』震えながら鳴いていて
私は今まで何をやっても中途半端
すぐに【面倒くさい】って思っちゃう
でもルナを初めて見た時
小さい身体で必死でママを探しながら
鳴いてる姿を見ていたら
【失敗しても良い!
(失敗は成功の元って聞いた事あるし)
手探りでも、少しづつ前に進み
自分なりに頑張れば良い!
頑張ってみよう!!】って
その時に決めたの
【この仔に、たくさんの愛情を注いで育てる】って
『ルナ…
私と出会ってくれて
ありがとう』と私がルナに話しかけてたら
『リナ
あたしもリナと同じ気持ちよ。』と
寝ていたはずの?ルナが目を開けて言った
『リナ、あたしも同じ
いつも美味しいオヤツをくれたり
いっぱい遊んでくれたり
あたし、リナに出会えて
今とっても幸せよ!
ありがとう、リナ』と
ルナは香箱座りをしたまま
幸せそうな顔をして話した。
時間は22時12分…
『タイムリミットまであと10分
猫の足だとここから歩いて
だいたい5分ぐらいだから
スタンプカードも10個貯まってないけど
取り敢えず猫神社に行こっか!?』と
私とルナは猫神社に向かった




