続き…
私はルナ達がそんな事になってるとは
知らなかったので
『ルナ遅いなぁ。ボスの居る場所わからなくて
まだ探してるのかなぁ?』
私はルナの帰りを待つより出かけようと
ミーコの家に行く事にした
《確かこの角を左に曲がって…》と
前にルナに教えてもらった道順を思い出しながら
歩いていると
ミーコと茶々丸が仲良く
話をしながら歩いてる姿を目撃した
私は咄嗟に近くの電信柱の陰に隠れて
2匹が前を通り過ぎるのを待った
その時に聞こえた話は
ボスくんには言えない内容だった…
私は自分の家に引き返そうと
振り返ると
『こんなところで何してるの?
誰とかくれんぼして遊んでるの?』と
ルナは大きな目をまん丸くして
クビを横に傾げた
『うわっ!びっくりしたぁ~。
ルナ、急にあらわれないでよ』と
軽く文句を言うと
ルナは『にゃは』と笑ってる口元に右前脚で
隠した
『リナ!?それより、
ボスの事で話があるんだけど…』と
ルナは茶々丸の事も含めリナに話した
話を聞き終えたリナも
悩んでルナにさっき見た
茶々丸とミーコの事と話の内容の事も
伝えた
『どうしたら良いかなぁ?
教えてあげたほうが良いのかなぁ?』
『それはダメ!
だってさっき茶々くんがミーコさんの話をして
帰ったあと、めちゃくちゃ怒ってたし…
体は大きくて言葉づかいは乱暴だけど
性格は優しくて猫思いのボスのあんな姿を見たら
絶対に教えないほうが良いと思う』
『そっかぁ…。ボスくんには可哀想だけど
そのほうが良いみたいね。
じゃあ、ミーコちゃんとのデートは?
予定通り誘うのかなぁ?』
『うん、【茶々丸には絶対負けない】って
言ってたよ。それでね、ちょっとお願いがあるの』
そのお願いとは
『にゃんスティックセットを買ってほしいの』と
ルナはいつも以上に目をまん丸くし甘えた声で
『お願い』と私を拝むように
二歩足で立ち両前脚をあわせて言った
さらにルナは
『買ってくれたら、
あたしのおもちゃをリナに貸してあげる』とも…
『ねぇ、ルナ?それって私にメリットは
何もないんだけど…』と私が言うと
ルナは『えっ?
あたしのおもちゃが、欲しいの?
イヤよ!貸してあげるだけ!』と
私がルナのおもちゃを欲しがってる思ったのか
もう一度、念をおされた…
《いや、そういう事じゃなくて
擬人猫だからって私の自我は人間だから
猫のおもちゃを貰っても嬉しくないのだよ、ルナ君》
と、心の中でツッコミをいれた。




