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剣型巡洋戦艦

全長:二三一米

全幅:二二.三米

速力:三三.八節

主砲:二六糎連装砲五基

   (前方三基ピラミッド型の配置

    後方二基段差を設けて)

副砲:一四糎単装両用砲六基

   一〇糎単装両用砲一四基

   七糎高角砲一六基

魚雷:五三糎魚雷発射管八基

   (両舷艦底部四基)


 剣型は、巡洋戦艦でありながら、重巡洋艦の命名規則に従い、一番艦が金属製の道具、二番艦以降は鉱物名が艦名として使われている。

 このようなことが起きたのは、戦前は帝国がこの艦を重巡洋艦と公表していたからだ。

 計画時も建造時も、初めから高速・高火力の巡洋戦艦されていたが、当時強力とされていた巡洋戦艦を建造したと他国に知られては、緊張が高まってしまう。そのため、重巡洋艦と偽ったのである。

 観艦式の際には、副砲群を下ろし、幾つかの機銃を取り付け、詳しい主砲口径を知られないように遠距離からしか見られないような配置についた。魚雷については公表せずにいた。

 実戦では、重巡洋艦のそれを凌ぐ威力と射程を持つ主砲による砲撃、両用砲・高角砲を用いた対空対艦戦闘。水雷戦隊程度なら単艦で十分に対処ができる。潜水艦相手には対潜誘導魚雷を用いた。自動で目標を捕らえ、追尾する、優秀な魚雷である。欠点は、付近に味方がいると、使用できないこと、雷速が遅いことだが、通常魚雷との使い分けで対処できる。

 砲の精度は、優秀な射撃管制装置により、非常に高い精度となっている。弾速も速い。また、弾薬もたっぷりと積め込める。


同型艦

一番艦(つるぎ)

二番艦石英

三番艦白雲母

四番艦黒雲母

五番艦金剛

六番艦橄欖


 剣、石英、白雲母は第一艦隊の主力とされ、他は第十艦隊に所属し、準主力艦隊として運用されている。高速艦隊を上回る攻撃能力を有する、巡洋艦と潜水艦で構成された艦隊。駆逐艦はいないが、柳型など、旗艦能力を有しない小型軽巡洋艦(一四二米)などが代役をつとめる。航空巡洋艦により航空機の運用も可能。なお、艦艇を巡洋艦と潜水艦に絞る利点は不明。

 第十艦隊は他国の観艦式に頻繁に出ている。恐らく、巡洋艦で固めているその意図は、ホストを上回らない程度の大型艦により威圧感を出すことだろう。潜水艦も伊号と、大型呂号だけだ。

橄欖だが、英国から借りた駆逐艦ではない。植物の橄欖でもない。橄欖石の橄欖だ。

金剛だが、英国から買った巡洋戦艦(後に戦艦)ではない。金剛山の金剛でもない。金剛石の金剛だ。

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