表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
パーフェクト・ナンバー  作者: なつ
第五章 そしてこの事件は収束する
PR
27/33

 1

 この事件の凶器である自動拳銃が見つかったのは、夏休みが終わってからのことである。時期的には秋も半ば。離島に建てられたある研究施設の中で発見された。それも、最悪なことに使われて、である。

 日比野警部が関わった事件の中でも、あまり思い出したくない類のものである。つまり気持ちのいいものではなかった……通常、大概の事件がそうではあるが。けれど、その中でも特異だと判断してもいいだろう。

 そして凶器となった銃を調べていると、どうやら夏休みに田舎で起きた殺人事件のときに使われたものとまさに同一のものだということが判明したのだ。

 さらに日比野が運命という言葉を信じる人間であれば、運命だと思うであろう。その田舎での事件には甲斐雪人と篠塚桃花が関わっていた。

 すでに短くなりすぎた煙草を灰皿に押し付けながら、日比野はため息をもらす。

「これは、関係がないと思ったのだが、一応報告をしておくべきか」

 それよりも日比野にとって重要なことは、銃の動きである。夏休みの事件で捕まった犯人から、日比野が離島で関わった事件の犯人まで、どのような経路で銃が流れたのか、ということである。

 大きな、組織だったものを感じないではいられない。

「加藤!」

 日比野は立ち上がりながら部下の名を呼ぶ。

「はい!」

「行くぞ」

「はい!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ