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あれからどれくらい経っただろうか


 

あれからしばらくの間、私はまともに生活できなかった。

ご飯も食べられず、寝ることもできなかった。

それでも、不思議なことに曲だけは生まれた。


『できたよ』


深夜に凛に送ったデモ。


タイトルはーー


『白夜』

“またねと言った君の顔が

 もう次はないことを悟っていた”


失恋から生まれたその曲は、

数年後、私たちの代表曲になった。


 

夢を見た、あれは高校生の時お互い部活が終わって家まで帰る時だった。


「もしも私たちがデビューできなかったら?」


「そんなこと考えるな」


「もしもだよ」


「その時は俺が養う」


「……みんなのことも?」


「それは知らん」


「何それー、ひどー」


「だから、心配するな」


「プロポーズ何回もしてくれるね」


「……何回でも言ってやるよ」


「楽しみにしてるね」


バカみたいな夢だ、もう叶わないと分かっているのに。


テレビ出演をした時、何の話題だったか忘れたがVTRが流れだしそこに海外で活躍していたハルに密着している映像が流れた、久しぶりに見たハルは前より少し痩せているように見えた、そんなに痩せて試合は大丈夫なのかと心配になった。


 

数ヶ月後音楽番組で『白夜』を披露する日が来た。



 “またねと言った君の顔がもう次の日がないことを悟っていた

だから、わたしは行かないでの言葉を噛み締めた”


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