第19話 警察官にバレテ摑まる前に異世界送りにしちゃう!
「犯人はこの中に居る!」
ヤマトは現在民宿の事務所に居た。
全裸で荷物が盗まれたと受付に走っていって警察を呼ばれた為だ。
「いや、だから服とそれ以外何を盗られたの?」
「荷物全てと俺の青春の全て・・・」
面倒臭いと言う顔をした警察官がヤマトの言葉をメモしていく・・・
実際に取られたのは着替えに荷物全て、つまり色んな人の財布も送ですノートも自分の血が込められたペンもだ。
だがこれを警察に説明するわけにはいかない・・・
「だから防犯カメラ見せろって!そしたら犯人が盗んでいる所が映ってるだろ?!」
「更衣室に防犯カメラは在りません!」
「嘘付くなや!天井に白くて丸いやつ付いてただろうが!」
「あれはスプリンクラーです!」
「スプリンクラー?変わった名前のカメラだな」
「だからカメラじゃないですって!」
従業員と言い争いをする野郎は少し焦っている。
それもそうだ、いままで異世界送りにしてきた人の名前があそこには記載されている。
それがもし警察官の手に渡れば行方不明者と照らし合わされる可能性もある・・・
「あの、すみません・・・」
その時、事務所入り口に一人の男性客がやって来た。
その手には・・・野郎の所持していた複数の人の財布が?!
「お前が犯人かぁあああ!!!」
「うわぁああいきなり何だこの人?!」
いきなり飛び掛る野郎を取り押さえる警察官。
警察って一応柔道を全員がマスターしているって話を聞いた事があったな・・・
「っでどうされました?」
野郎の奇行にもう慣れた警察官マジパネェが少し引き気味の男性客は口を開く・・・
「表に居る猿が木からこの財布投げ捨ててたんですけど・・・」
その言葉で全員表に出た。
そこには野郎の服もノートもペンも投げ捨てられていた。
猿にとって餌になる様な物が何も無かったから棄てられたのだろう。
「俺のノートとペンが返って来た!」
喜んでいるヤマトの横で警察官が落ちている複数の財布を拾う。
不味い・・・この財布を自分のものだと主張するのは流石に無理がある・・・
しかも中には個人名の入ったカードが入っている物もあった。
もちろん行方不明になっている人の物なので持ち主を探したら行方不明者の物と分かり・・・
消すしかない!
ヤマトはノートを開いてペンで名前を記入する。
そして、異世界に送るのだった。
財布をwww
SFギャグ・・・中々難しい作品だwww




