ツグナウ
私が中学生の頃、流行り流行った都市伝説があった。
<ツグナイバコ>。
使用方法は罪を償わせたい人と償わせたい日時を宣言する。そして体の一部をその箱に入れるだけ。箱を閉じるとその時点で使用者は死んでしまう。そして指定された日時になると償う人は使用者に殺されます。そして使用者が箱に入れた体の一部と同じところを持ってかれるのです。
そして真っ黒に染まった紙に赤い字で
「頂きました。」
とだけ。
その箱はある条件さえ揃っていればいつの間にかやって来る。
一つ、今まで罪を犯してない人。
二つ、強く恨みを持つ人
三つ、ツグナイバコの存在を知ってる人
不思議とこの箱の存在を知っているのはこの周辺だけらしく使える人は限られてくる。またこの話がどこから出てきたか分からない。
「桜田琴音です!!よろしくお願いします。」
私は自分でもビックリする位大きな声を出した。今日が初出勤だ。私はコンビニの店員になった。まーとりあえずバイトしなきゃと思っていた。二十歳で無職はきつい。家は実家に住んでおり別に不満は無かった。
初めてのバイトも終わって家に帰るころ、もう辺りは漆黒の闇が広がっていた。
昔はあんなに怖かったのに今は落ち着く。そしてあの日の事を思いだす。私が負った罪を。
しばらく歩くとビルが立ち並ぶ道がある。
、、、妙な胸騒ぎがした。
ドスッと後ろで音がした。
振り返ると人が倒れたままこっちを見てる。近づいて見ると親友の優子が血まみれで倒れていた。体はみたことも無いようにねじ曲がり当たりは血まみれになっていた。
「キャッ!!」
「こ、、、と、、ね、、、、?」
「優子、しっかりして!!どうしたの?ねえ?、、、ねえ!!」
「琴音?いい?罪、、、償わな、、きゃ、ダメ、、、だよ?」
「え」
彼女が私を最後の力を振り絞って突き飛ばした。するといつからきてたのか分からなかったトラックが優子を踏みつけた。
私は声にならない叫びをあげた。




