11時間目 DVを受けてる少女
「悩み相談、何でも受け付けます!」
私はプラカードを持って朝、始業ベル前に宣伝していた。
「何あれ?」
「さぁ?」
「新しいパフォーマンスか?」
「恋愛、ケンカ、虐めで困ってるそこのあなた、君もいかがですか?もちろん、無料で相談ですよ。特に、ケンカは大歓迎です。痛たたた...。」
私は突然、ミキに耳を引っ張られた。
「朝っぱらから何やってるの?恥ずかしいからやめなさい!それにケンカは大歓迎ってバカなの?藤本教頭が職員室まで来るように呼ばれているわよ!」
「ミキ...痛い!右ちぎれちゃう。ミキちゃん!」
私はミキに引っ張られては学校で放課後に作ったプラカードを引きずられながら職員室に連れていかれた。
「バカモン!朝から何をやっとるんだ、貴様は?」
藤本教頭は私に唾を飛ばしながら怒鳴り付けてきた。
「いや、本当はどこかのアニメみたいにバニガールでやりたかったんだけど退学にはなりたくないんで控えました。」
「当たり前だ!このバカモン!」
私は耳を両手で押さえてはその怒鳴り声にうるさいと思った。
「しかし、良くできてますね。このプラカード...。」
林先生が私の持っていったプラカードを見ては感心した。
「ですよね、私、一時間かかって作ったんですよ。」
私は林先生に言っては威張って見せた。
「バカモン!これは没収だ!進藤君、君も彼女の保護者ならもっとしっかり監視しないとダメだろうが!何をやっとたんだ?」
「はぁ...しかし、成績は悪くないし、暴力行為もしていないし...。」
「朝、ケンカは大歓迎です。なんて言ってたんですよ!保護者としてのだな...。」
「信也に当たることないじゃん。このハゲ...ヅラ。」
私は信也に怒鳴り散らした教頭を見てはボソッと呟いた。
「貴様、説教受けてみで...進藤君、彼女を放課後生徒指導室に連れていって反省文を書かせて置きなさい!書き終わるまで帰さないぞ、それと二度と金輪際、校門の前でプラカードを持って変な勧誘するな!」
教頭の怒鳴り声は職員室から廊下まで響いた。




