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1時間目 生徒と教師が結婚しまして・・・
「俺は進藤信也。25歳。去年から高校の教師をやっている。担当は国語。」
「私は秋本千夏。16歳。聞いてた通り現役女子高生。で、これからどうする?」
「いつまでもここにいるわけには行かないから取り敢えずアパートに行ってみるか?地図と住所と部屋の鍵はお前のおじいちゃんにもらったしさ。」
「OK。」
もうすぐ4月になるとはまだ肌寒い。いつまでも外にいるわけには行かない。私達はならんで歩くことにした。
「ところで名字が秋本だけど、まさか秋本電気グループの会社じゃないよな?」
私はうんざりした。こいつもかと思った。なぜなら私が秋本電気グループの会社の孫娘と分かったとたんどいつも私を避けるからだ。私に何かあったらクビになるだの、社会から抹殺されるなど囁かれては私は避けられてきた。まるでこの世の汚いものを見るかのように・・・。
「だったら何?」
「そんなスゲー女が俺の嫁になるの実感できなくってな。」
「・・・。あんたは私が恐くないの?」
「恐い?何で?」
「だって、秋本電気グループの会社だよ?」
「だから?」
信也は私を見てはキョトンした顔をする。
「?」
「会社は会社。お前はお前だろう。俺はそんなの気にしないよ。」
はじめて言われた言葉だった。




