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4時間目 ふつつかものですが・・・
俺はバイクで現場に到着した。消防車はまだ一台も来ていない。近所の住民が遠くから不安そうに見ていた。俺はバイクを適当な場所に停めては(駐車違反にならない場所)燃える倉庫の前に立つとスマホをポケットから取り出しては「千夏」の番号に電話した。
ピリリリリ!
中から千夏のスマホがなった。
「千夏!いるのか?千夏!」
俺はいやな千夏の名前を可能な限り大きな声で呼んだ。
~千夏視点~
「・・・。」
誰かが私を呼んでいる。私はゆっくりと目を覚ました。
「千夏!」
信也の声が扉の向こうから聞こえた。
「信也、信也!助けて、放火魔に閉じ込められて熱くって扉が開かなくって・・・。」
遠くからサイレントの音が近づいてきた。誰かが通報してはようやくこちらに消防車が向かっているようだ。
「分かった。待ってろ!今助けてやるから扉から離れてろ!」
「ゴホッ・・・ゲホッ・・・。」
私は気絶している間に煙を吸ったのか盛大にむせた。
「ナッツー?大丈夫か、ナッツー!」
「ちょっと煙を吸った見たい。ごめん、信也。私いきなり迷惑かけて・・・。」
信也が壁を蹴る音がした。
「あちち!」
信也が外でわめいている。




