2時間目 初日の夜
「お前さ・・・そんなに可愛いのに何で心は腐ってるの?」
「秋本電気グループの孫娘・・・私はこの名前が嫌いなの。この名前が分かったとたん周りの人間は誰一人私を避ける。まるで私が最初からそこにいなかった見たいに。だったら最初から優しくするなってんの!私はあんたらに何もしてない!恐怖で私を見る目をやめて欲しい・・・でもそれは永遠に無理な話だから。だから、私はこれでいい。唯一の親友さえちゃんといてくれたそれで・・・。」
「ふーん。俺はどんなことがあっても見捨てないよ。」
信也は興味がなさそうな返事をしてきた。
「はぁ?嘘!絶対に嘘よ!私は秋本電気グループの・・・。」
「俺には関係ないね。俺にとってお前は今日から俺の妻になるんだし、4月から生徒だし、それにお前の名前は秋本千夏だろう?」
「・・・。」
「そうそう。秋本電気グループがコンプレックスになるんだったら逆にそれを利用してやったらどうだ?例えばお前のキメ台詞にするとか?「秋本電気グループの孫娘なめんな!」みたいなかっこ良くね?」
「ぷっ!何それ?私、言っとくけど不良じゃないからね。」
「はいはい。」
ガラッ!
浴室の扉が相手は裸の信也がでてきた。
「いやぁぁぁ!なんで、服無しで出てくるのよ!せめてタオルぐらいしなさいよ!」
「仕方ないだろう?タオル忘れたんだから!」
「変態、スケベ!ちょっとでもいい感じになって信用しかけた私がバカだった!」
「手錠外してやるから物を投げるな!」
私はそばにあるものを信也に投げまくる。
「やっぱり、こんな男と住むの絶対に嫌だ!」
私の悲鳴はアパートの一室にむなしく響いた。




