エピソードFOUR《家庭的な楊キャ》
「おっはよーっす。」と固間さんが扉から顔を覗かせる。
「六時にきたっすけど、早っすね。赤原さん」固間言う。
「おっはようございます。 この部屋で寝泊まりしてるので」と私が答える。
(ってか 俺が独占するからこの部屋で寝泊まりすんなよ チビってこと)
「あわわわわ」と私が震える。
「面白いっすねやっぱり赤原さんは」固間さんがそう言う。
(それって、震えて小動物ミテェな女ってことぉ。うわ〜〜〜〜ん)
「もしかして、朝飯食ってないんすか。」と聞いてくるので、
「はい。まだです。」「そういえば またコミュ障無くなってますね」と固間さんが言うことで思い出す。
「u...うわぁぁぁぁぁ 陽キャだぁぁぁぁぁ。」私が叫ぶ。
(あわわわ 陽キャこわい。やっぱり一人が一番)と思いながら万有引力と布団のコンボで眠りに落ちる。
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ふんわりと甘い匂いがし、布団から起き上がる。
「あ 朝ごはんできてますよ」と固間さんがフライパンを持ちながら言う。
(ええええ フライパンってことは、毒味させられるの私)
「これっす」と皿を渡される。よく辺りを見てみると、カップ麺の山がなくなっている。
(この展開って 料理も掃除もしたんだから、金よこせやガキってなるよね)
朝ごはんは、
見た感じ...ベーコンと目玉焼き。野菜枠としてレタス そして、お米
「いただきます。」手を合わせて、お米を口に運ぶ。
「......美味しい」と私が呟く。
「それは良かったす。こだわったんすよね、硬めに米を炊いたり、目玉焼きは半熟にしたりと。」
「......美味しい」
つい本音が漏れた私に対し、固間さんは満足そうに自分の分の皿をテーブルに置いた。
「そりゃどうも。あっ! そういえばお代わりもあるんで、どうぞ。
しっかり食わないと、またすぐ布団の重力に負けちゃうっすよ?」
(……お代わり? それって、たくさん食わせて太らせてから、出荷するってことぉぉぉ!?)
醤油の染みた半熟の黄身が、絶妙に硬めのお米に絡んでいる。
……正直、ここ数ヶ月で一番まともな食事だった。(おいちぃ)
「な...なんで掃除まで。カップ麺、捨てたんですか」私が聞くと、
「いや、自分の目の前で人が死なれたら後味悪いっすからね。
......まあただの自己満足でしかないっすけどね。
あ、そうだ。宮下さんが集合って言ってましたよ。」
(昨日 あったことに追加の情報が出てきたのかな)
「そういえば聞いた話なんっすけど、
昨日の『ギターの刺青』の男。……さっき、留置所で変死したらしいっす」
(……! やっぱり またブレーメンが)
「い...行きましょう。」箸を置いて、服を着替える。
「ごちそうさまでした。」と私が言う。
「お粗末さまでした」と固間さんが答える
(必ず....)必ずブレーメンの尻尾を掴む!
File. Date
丘田 勇気※変死した男
身長:172cm 髪型:ショート
体重: 68.2kg 年齢:24歳
趣味(好きなこと): カレー 嫌いなもの:人参 甘いもの
コーヒー




