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24 禁断の兵器を破壊するために作り出された最強の兵器

山岳地帯まで飛んでくるとすでに戦闘は開始されていた。

魔王を模して産まれた禁断の兵器トゥリスカ・エンポリアーとその禁断の兵器を破壊するために作り出された最強の兵器ソストス・オドスが激突する。

国王が山の上でピョンピョン跳ねているのが見えた。

やつが操縦しているわけではないのか?

ズルッ、

あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

国王が山から転げ落ちて行く。

あれでは生きていまい。僕は二体の兵器に目を向けるとオッペリア、死なないで!

そう祈った。

禁断の兵器トゥリスカ・エンポリアーは

全身機械でできた金属骨の胸部、一見脆く見える体は強靭な金属パーツで何重にも強化されている。

山を巻き込んでしまいそうな長い金属製のしっぽ、

街の広場をまるごと握りつぶしてしまいそうな鋭くゴツゴツとした手、

破綻した造形の顔を持つ金属の怪物だ。


対する最強の兵器ソストス・オドスは

全長20mある悪魔に似たギザギザした巨大な翼を持つ、機械でできた怪物の頭が胸についている。

頭の下顎は巨大な牙を持ち、敵対する怪物を噛み砕いてしまうはずだ。

口の中の巨大な二門の砲、両肩のガトリング砲、角張ったしっぽ、

両足のジェットエンジン、背中に生えた2本のさんかく角

超重武装の金属の怪物だ。


≪禁断の兵器トゥリスカ・エンポリアーが現れた≫

≪最強の兵器ソストス・オドスが現れた≫


禁断の兵器トゥリスカ・エンポリアーが咆哮する

ファイフィンフオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!

魔王を模して作られたがために咆哮するという生物的な機構まで再現されているのだ。

だがそれははからずも小さい魔物を恐怖させる効果を持つ

オッペリアは言った

鳴け!ソストス・オドス!

トゥリスカ・エンポリアーの咆哮に対抗してソストス・オドスが咆哮する

ゼダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!

互いの声が同じ機械に共鳴反応を引き起こし、高度な電子戦が繰り広げられる。

明滅する互いの眼がハッキング合戦をしている証拠だ。

バチン!

いきなり二体の兵器がショートした。互いの電子部品がクラッシュしてしまったのだ。

オッペリアは身構えた

前哨戦はここまでよ!ソストス・オドス!

ゼダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!

ファイフィンフオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!

いよいよ魔王たちの激突が始まる。

がんばれー!がんばれー!

応援した。

ソストス・オドスの口が開くと二門の砲台が姿を現す

ジスロプロシウム・リンター発射!

二本の赤いビームがソストス・オドスから発射されていく。機銃を思わせる赤いラインが点々と飛び出しトゥリスカ・エンポリアーの胸部の顔面を撃ち抜き、大爆発を巻き起こす。

火花が散った。

オーモス・ウゥルカーヌス!

両肩のガトリング砲が向きを変えると照準をセット

ドルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル!

ドルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル

弾丸の発熱は青く、魔法が施されているに違いない。

青い細かな点線が執拗な集中放火となり2分ほど続く。

大量の重く巨大な薬きょうがジャキジャキと落ちて太い木々をバキバキバキミシミシバキと折っていく。

それらガトリング砲の雨をトゥリスカ・エンポリアーはしっぽで顔をおおい耐えた。

矢じりに魔法のこもった弾丸なのだろう。

きっと威力が高まっている。

そんな兵器を耐え続ける。なんて強靭なしっぽなんだ!

ホメロス・リンター!

ソストス・オドスのしっぽが16枚に花開いてその花びらすべてから砲身が姿を現す

次の瞬間、放射状に緑のビームが飛んでいく。

そのビームは弧を描いて曲がり、トゥリスカ・エンポリアーの足元に降り注いだ

チュン!チュン!チュン!チュン!チュン!チュン!チュン!チュン!チュン!チュン!チュン!チュン!チュン!チュン!チュン!チュン!

ファイフィンフオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!

悲鳴をあげトゥリスカ・エンポリアーがバランスを崩して倒れる

やった!

オッペリアが思わず拳を握りしめる

次の瞬間、ドゴン!

鞭のごとくしなったトゥリスカ・エンポリアーのしっぽがソストス・オドスを宙に吹き飛ばした

うああああああああああああああああああああ!

ゼダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!

悲鳴をあげるオッペリアとソストス・オドス

オッペリア!

僕も思わずオッペリアの名を叫んだ。

ソストス・オドスは山肌に流れる大きな川に頭から突撃しそうになり水面スレスレで前足のジェットを噴き、真っ白い水柱を上げる。ぐるんと回転、崩れたバランスを立て直すと反転してみせた。

危なかった!よし!ソストス・オドス!いまよ!

プラティ・リンター!

ソストス・オドスの背中に生えた二本のさんかく角から黄色いスパークを巻き起こり、空中でひとつに合体、一直線にトゥリスカ・エンポリアーに向かっていった

ヒョイ!

トゥリスカ・エンポリアーがそれを避けると大地が吹き飛び、マグマの柱がそそり立つ、超高温電撃で敵を融解させるさんかく角ビームだ!

オッペリアは言った

外した!もう一度よ!

ソストス・オドスの背中から再びさんかく角ビームが炸裂すると

トゥリスカ・エンポリアーの背中が12枚のくじゃくに似た羽のように開き、バリアが展開されさんかく角ビームを弾き飛ばしてしまう。

なんて強力なバリアなの!

ファイフィンフオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!

ゼダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!

お互いに威嚇し合い、

オッペリアが言った

全力を出すしかない!ソストス・オドス!

ゼダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!

ソストス・オドスの背中に格納されたさんかく角がさらに二本生えてくる。

合計4本のさんかく角からプランティ・リンターがいつでも黄色い電撃を撃ち出させるよう臨戦態勢になり、

立て続けにジスロプロシウム・リンターから口の中から二門の砲から赤いビームが

オーモス・ウゥルカーヌス両肩のガトリング砲から青い弾丸が

ホメロス・リンターしっぽが16枚に花開いてその花びらすべてから砲身から緑のビームが発射を待つ

オッペリアは気迫を込めて叫ぶ!

ニート!

絶対に勝たなければならない彼女の魂の叫びだった。

人々の平和のために負けられない願いと決意!

そしてその願いは見事に届いた。

最強の兵器ソストス・オドス最強の技、勇者の名を冠する最強の一斉射撃、ニートが禁断の兵器トゥリスカ・エンポリアーの堅牢なバリアを打ち砕いたのだ。

ファイフィンフオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!

ズドーン!

トゥリスカ・エンポリアーがついに倒れる

すべて終わったのね。

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