自覚なく、実感なし、事実あり
投稿時間の登録間違えただったりで短いことがありますが、短い場合は後日最新話更新前に更新します。
1話目安2000文字声でやっていきます
ヒナギからの驚きの事実が述べられた。
てっきりミヤと俺達に埋められていた核は、ヒナギが生まれた瞬間にヒナギ自身に戻ったとそう考えてしまったからだ。
ミヤも俺その事に驚きを隠せずにいた。
「"生まれた"と言っただけじゃろ? 主らの核を"取り出した"なんていっておらんぞ?」
…たしかに、一言も"取り出した"とは言っていない。
「二つに割って主らに埋めた核はの、その、な、なんというかの、主ら自身に適合しすぎてしまったんじゃ。 悪いとは思ってるんじゃぞ、助けるためにとは言え勝手に体をいじったもんじゃからの。」
「………ご先祖様、説明をしてくださいますか?」
ミヤは圧を放ちながらヒナギに迫る、ヒナギはその圧を感じて尻尾と耳をしゅんとしている。 くっかわいい
「こ、こわいのじゃ。 話すからやめてほしいのじゃぁ…適してしまったといったじゃろ、その性で離れられくての。 このままでも大丈夫じゃろと思ってそのままにしておったんじゃ! 別段健康を害すでもないものじゃたからじゃ! しかしな封印が壊れたことを察知してしまえば話は別だったのじゃ、封印が解けて仕舞えば主らは遠からず魔法が使えるよに覚醒してしまう。 ちゃんと使い方を教えなければ厄介ごとに巻き込まれかない。 じゃから出ようとしんじゃ、けれど核が主ら自身の本来の核に融合してしまってるからの無理じゃったのじゃ。 だから核本体はそのままにしての、主らの魔力とか遺伝子とやらをちょいちょいともらってのこの体を作ーーっごめんなさいなのじゃぁぁぁぁぁぁ!!」
…もっと衝撃的なことをヒナ…ご先祖様はいいだしたのだ。
あー、うーん、遺伝子をちょいちょいってことは!え、うそでしょ! 娘だと!?
「つまり、ご先祖様はご先祖様でも、私達の子供であると。」
「そ、そうなのじゃ」
「…はぁ、じゃあ私達は、そ、そので、出来ちゃったという自覚なく、子供が産まれていたと」
「そうなのじゃ…」
段々と返事の声が小さくなっていく、ミヤは複雑な顔をしながら火凪のことを見つめ何かしらの覚悟を決めた顔をし
「決めました! ヒナギ様…いや、ヒナちゃん!」
「は、はいなのじゃ!(ヒナちゃん!?)」
「今後ヒナギちゃんは、私とソラの子供として扱います!
いいよね、ソラ」
「う、うん(まあ、ご先祖様だけど遺伝子的には子供だしなぁ…)」
うーんこれ、ほぼ事後承諾では?
「と、とりあえず話を戻すのじゃ!」
ご先祖のヒナギ様改めヒナちゃんは、取り繕うと話をもどした
「核が融合してしまったといったじゃろ。 それはの核が本来の形の状態になってしまったっいうことじゃ、わらわが使うように魔法や魔術が使えるのじゃ!」
そのあとはヒナちゃんの話を聞きいていた。
まとめてしまうと、
1.基本的に魔法は、魔力の力自体と魔法を行使する媒体(杖や素材、魔法陣、詠唱)が必要であること
2.魔力自体は、先祖返りかつヒナギの核が適応したことにより莫大になっていること
3.魔法を扱う媒体は、核自身と先祖返りのおかげで不要であること
4.ヒナちゃん自身は、生まれ変わっているため弱くなっている
5.けれど、魔術の行使は一流(自称)であること
6.俺達自身も、まだ魔力が目覚めたばかりで行使できる量が少ないこと
7.アヤやアカリ達も、先祖返りであること
8.封印はまだ、表層が壊れただけだろうと言うこと
9.今後どうなるかは、わからない
と言うことが述べられた。
「はぁ、まるでファンタジー小説みたいだなぁ」
そんな感想しか出て来ない、けれどワクワクしないわけじゃない。
御伽噺が現実になるんだ、期待しないなんてありえない、ワクワクしないなんてもったいない。
そんな考えがでてくる、ミヤもアヤ、ナナちゃんも興奮気味に聞いている。
ナナちゃんは気になったのか質問する。
「わ、わたしもできるようになるんですか!?」
「できるぞ、お主もわらわの子孫なのじゃからな! まずはの自身の魔力を感じれことじゃ、これが分かるとわからないとじゃ魔法の行使に雲泥の差がでるのじゃ!」
「? どうしてなのー? ヒナギちゃん?」
「・・・アヤよ、ヒナギ様と呼んでくれとは贅沢言わぬがのヒナギねえちゃんと呼んでほしいのじゃ、ナナもよいかの?」
「「いーよ!」」
「よし話を戻すの、魔法の行使に雲泥の差が出る理由はの。 魔法がの自身が生成している魔力と大気中に漂う魔力を操り、繰り出すからなのじゃ。 基本的に大気中を漂う魔力は多くなかったり、属性が混じっていることが多いのじゃ。 漂うの魔力のみで魔法を行使したりすると、失敗したり、威力が弱まると不安定なのじゃよ。 火をつけるくらいや水を出す程度なら別に大丈夫なのじゃがの。 やはり威力の強いものや複雑な術式が必要になると足りないのじゃ。」
ヒナギの魔法講義を聞き続ける
「そこで、自身の魔力が必要なのじゃ。 人の魔力はの基本的に属性が決まっていないものが大半での、その魔力を行使する魔術の属性に変換することが重要じゃ。」
「だから自分の魔力を知覚して、行使できるようになる必要があると。」
「そうじゃ、まあ知覚せずとも主らは無自覚で使い続けておるのじゃがの。 使うことが出来るのと使えるじゃ違うからの。」
「その魔力の知覚ってどうすればいいの?ヒナギちゃん」
「ミヨ、ソラ手をだしてみるのじゃよ」
言われた通りに手を差し出すと、ヒナギが片手を掴んだ
「今からお主らに魔力を流してそれを吸い出すのじゃ。 何かが入ってくる感覚と吸われる感覚がするのじゃ、その感覚をイメージして自身の体の中でめぐらせたり、体から放出してみるといいのじゃ、それが最初の段階じゃ。 それではやるのじゃ。」
合図をだされた瞬間流れ込んでくる、温かく体の中をモノが流れ込んでくる不思議な感覚。
一瞬意識が持っていかれる、今度は吸い出されている。
今度は自分自分のモノが吸い出されていく、自分の中の何かが減っていく感覚、多分これが魔力なのだろう・・・少しヒナギに流してみよう。
「! ほぅもう感覚を掴んだか、流石じゃ!」
ヒナギが手を離す、吸われる感覚は無くなるが流す感覚は残っている…これが魔力なのか
「わかったであろう? それが魔力じゃ! その魔力を操るのを覚えれば魔法なんてちょちょいのちょいじゃ!」
「・・わかった、練習してみるよ」
ヒナギはそのあとアヤとナナちゃんにも同じ事をしていく、感覚を掴めなかったのか俺たちより時間がかかっていた。
「ふむ、スグ出来てしまったの…早すぎじゃな」
「この後は?」
「こんな風にできればの、後はイメージと魔術を行使するための術じゃ。 しかしの寝屋でやるのは危ないのじゃ。 火なんて出したらの火事になってしまう。」
あぶない、あぶないヒナギが出した青い火をイメージしかけてしまった。
「あぶないからの火ではなく、水をだすのじゃ。 風呂場に向かうーー」ぐぅぅぅぅぅ
誰かの腹の虫がなった、もう日が沈んでるしね。 時計で時間を確認したら9時過ぎを指していた。 起きてからも時間があったしお腹が空くのは仕方がない。
「そうだよね、さすがに時間的にお腹空いちゃたよな」
「急いでつくらなきゃ、そうだアカリ達はいまどうしてるだろーう?」
スマホを開くとアプリの通知が50と表示されていた。
開いてみると40近くは家族のグループの通知だった
[ミヤと一緒に寝てるから返事できない なから電話しないね]13:50 既読
[えっ、どういうこと?]13:56
[いつも通りってことだよね?ね?]13:56
[ソラ兄?ミヤ姉?]13:59
[TEL]14:00
[TEL]14:36
・・・・
[TEL]20:55
…どうしよう。心配かけてしまった。
[ごめんなさい。いま起きました]っと
これで大丈夫かな?
何処だろうか?
ピンポーンと呼び鈴がなった