戒めと運命《さだめ》
ヒナギちゃんの指導によって、魔法という未知に触れて興奮が止まらなかったが、水を刺す様な言葉に俺は思考を冷静にすることができた。
魔法というファンタジーな未知の現象
インターネット社会の今では魔法なんていう物が、知られたら瞬間的に世界中に広まるだろう。
世間一般には、混乱が広まるくらいの影響かもしれない。 しかし、反社や危険な組織に魔法が悪用され魔法が規制や迫害の対象になる可能性がある。
そんな状況になるかもしれないのに迂闊に周囲で使ってしまわないように気を引き締めなければならない。
「周りにバレない様にしないといけないのね」
ミヤは声のトーンを暗くして話した
「…使えること自体は隠さなくても大丈夫じゃ。 注意した方がいいのは魔法の知識や量、技術とお主らの体質については気をつけるのじゃ。 おかしな奴らに見つかり、人体実験をされたくはないじゃろ?」
… 確かに、そうかもしれない
「魔法自体はすぐに広まるからですね。 呪文の詠唱を忘れないようにしなければですね。」
「それぐらいじゃの、いつかはバレるじゃろうがこちらから手の内を晒す必要はないのじゃ。」
ヒナギちゃんは続け
「それに主らは…いやこれはいわなくてもよいかの」
何かを何かしら、言おうとしてやめた。
魔法の練習はその後も続け時間は時計がてっぺんを回った頃になった。




