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【揺花草子。】(日刊版:2018年)  作者: 篠木雪平
2018年03月
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【揺花草子。】<その2245:実況値。>

 【揺花草子。】<その2245:実況値。>


 Bさん「って言うか、いや、夏海ちゃんとか雪風の話をしたかったわけじゃないの。」

 Aさん「じゃないんだ?」

 Bさん「あのね、『暑さ寒さも彼岸まで』って言うじゃないって言う話ですよ。」

 Aさん「あぁ・・・はい・・・。今日は普通に来たな。」

 Cさん「昨日は阿部さんが好きそうなネタをブチ込んどいたのよ。」

 Aさん「なんですかその意味不明な気遣い。」

 Bさん「ともかく『暑さ寒さも彼岸まで』と言うこのフレーズ。

     そうは言っても、ぼくらの住む街はなんだかんだ言っても北国ですよ。

     お彼岸を過ぎたあとでもちょっと油断するとどかーんと雪が降ったりしますよ。」

 Aさん「どかーんと雪が降ったりも、まあ、しますねぇ。」

 Cさん「北海道なんて『暑さ寒さも大型連休まで』って感じかも知れないしね。」

 Aさん「いや・・・そうすると秋のお彼岸の方に辻褄が合わなくなって来ますけど・・・。」

 Bさん「一方、例えば温暖な気候で知られる九州沖縄なんてのは

     『お彼岸なんて半袖のイベントだろJK』とか思う人もいるかも知れない。」

 Aさん「いる・・・かなぁ・・・。」

 Cさん「『お彼岸なんて半袖姿のJKを愛でるイベントだろJK』と思う人もいるかも知れないわ。」

 Aさん「そのJKは意味違いますね!!?」

 Bさん「ま、とにかく『暑さ寒さも彼岸まで』が通じる地域は

     ごく限られているはずだと言うのがぼくの持論です。」

 Aさん「まあ・・・確かに・・・。」


 Bさん「だからぼくは

     『暑さ寒さも

      1日の最低気温が20度を下回るか

      あるいは1日の最低気温が10度を超えるまで』

     とすべきだと思う。」

 Aさん「ものすごく具体的な数字出してきた!!!!!」


 過去の統計値でもっと適切なラインは算出できそうです。

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