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【揺花草子。】(日刊版:2018年)  作者: 篠木雪平
2018年02月
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【揺花草子。】<その2215:ドキュメント2.14 #6>

 【揺花草子。】<その2215:ドキュメント2.14 #6>


 Cさん「そんなわけで冷えっ冷えのお茶を飲む代わりに

     あっつあつのお茶を顔面にシュートされることを選んだ阿部さんだけれども。」

 Aさん「選んでませんよ!!?

     なにその拷問!!? どう言う話になってるんです!!?」

 ナカP「それで阿部くんはどこへ行ってたのかな?」

 Aさん「えっ・・・。あぁ・・・。」

 Cさん「私たちの中では

     ・本命(x1.1) 公権力に出頭を命じられた

     ・対抗(x1.5) 人間観察(幼女に限る)

     ・大穴(x200.0) 余所の女と逢引き

     と言うオッズが出てるんだけど。」

 Aさん「酷い予想紙もあったもんですね!!!

     そして大穴が大穴すぎでしょ!!!」

 Cさん「ドラクエの格闘場でスライムにかけられるオッズを意識したんだけど。」

 Aさん「意識のしどころ!!!」

 Bさん「・・・で? どこ行ってたの?」

 Aさん「(あれちょっと怒ってる・・・?)

     い、いや、その・・・。」

 Bさん「なによう。」

 Aさん「あ・あのね。

     平たく言うとバックオーダーが多くて入荷まで時間が掛かりますと言うやつで・・・」

 Bさん「バックオーダー?」

 Aさん「今日ギリギリにようやく入荷ってことになってね・・・。」

 Bさん「なっ・・・なに? なんの話?」

 Aさん「あのさ、きみって、この季節よくニット帽被ってるじゃん。」

 Bさん「・・・被ってる。」

 Aさん「モコモコじゃん。」

 Bさん「モコモコ・・・だと思う。」

 Cさん「髪が良い感じに隠れるからいろいろ都合が良いのよね。」

 Bさん「そう言う意味も、まあ、あるかな・・・。」

 Aさん「(そう言う意味もあるんだ・・・)

     だ・だからさ。

     ──まあ、こう言うのはいくつ数があっても

     邪魔にはならないものだと思うしと言うことで・・・」

 Bさん「──えっ。」

 Cさん「あら。随分と綺麗にラッピングされた箱じゃない。」

 Bさん「あ・・・開けて良い?////」

 Aさん「も・もちろん。」


     ガサガサ


 Bさん「・・・あっ、ニット帽と・・・マフラー?」

 Aさん「そ、そう。

     ほら『ゆるキャン△』でなでしこちゃんとかしまりんちゃんが

     良く被ってるようなやつってことで・・・」

 Cさん「確かにそんな感じね。

     すごく暖ったかそうだわ。」

 Bさん「・・・あ・ありがとう・・・////」

 Aさん「ど・どういたしまして・・・。」

 Bさん「(・・・ウェヒヒヒ////)」

 Aさん「(喜んでる・・・のか?)」

 Cさん「・・・ブリジット。」

 Bさん「え? な・なに?」


 Cさん「笑顔が気持ち悪い。」

 Bさん「酷い!!!!!」


 かなり嬉しかった模様。

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