第25話:激魔族フレンド ㉕
アクセルの街。
「시발……!」
「生きてた……」
ルナのアル中症状を――
利用して。
*回想*
「うぇぇぇぇぇん!?」
「女神の道を塞ぐなんて……!」
「封印!!」
「!!」
「시발!!!」
「俺のスイートハニーベーコンソーセージがあああああ!!!」
「それ何のことだよ!!!」
「普通に“男の証”って言えよ!!!」
**現在**
「ふぅ……かなり残酷だったが……仕方なかった……」
「久しぶりだな……」
「この屋敷の扉を開けるのは……!」
バンッ!!!
「はぁ!!家だ!!!」
「……」
「……」
「え?」
「ひっ……?」
「泥棒だあああああ!!!」
「うわあああ違います!!!」
「おい!!!」
「何考えてんだ!!」
「クソ女神と高火力ロリがいるこの家に侵入するとか!!!」
「そ、その……」
「正直に言わないと――」
「ドレイン・グリップで」
「魔力の――」
「吸収と――」
「放出を――」
「“言葉にできない場所”を掴んで発動させるぞ……?」
「ひぃっ!!?」
「す、すみません!!」
「土下座ぁぁぁ!!!」
「すみませぇぇん!!!」
「……おい、ちょっと待て」
「本気でやると俺がクズみたいじゃねぇか……」
「悪かった、立て……」
「やっぱり……人間のクズですね、カズキ」
「ほんとそれ……」
「おい!!!」
「二人背負って――いや引きずってきたんだぞ!!!」
「少しは感謝しろ!!!」
「それよりお前――誰だ?」
「……?」
「……!!」
「ミンゴニング!!!」
「久しぶり!!!」
「……?」
「知り合いですか?」
「全く知らない人です」
「うぇぇぇぇぇぇぇん!!!」
「なんでだよ!!!」
「覚えてないのか!?」
「いつも俺の給食と弁当を盗んで――」
「“これはライバルへの挑戦状です”とか言って――」
「自然に俺の飯とおやつを――」
「うるさいです!!!」
「なんでそれ言うんですか!!?」
「来なさい!!!」
「いいぞ!!!来いミンゴニング!!!」
「体術の授業で爆裂魔法撃つって脅すだけで」
「一回も練習しなかったミンゴニング!!!」
「おい!!!本当に撃つ気ですか!!?」
「……」
「ルナ、この子誰?」
「うーん……さあ?」
「作者が初期設定で言ってた“格魔族”じゃない?」
「でも本人もその名前ちょっと後悔してるっぽいよ」
「……聞こえてんのかよ!!!」
「メタ発言すんな!!!」
「じゃあ名前は?」
「えっと……」
「この子の名前は……」
「名前は……?」
「おい……まさか忘れてんのか……?」
「カズキだって全部覚えてるわけじゃないでしょ?」
「ミンゴニング……?」
「……いや、マジで忘れてんのか!?」
「うーん……分かりませんね?」
「うわあああああああ!!!」
「ちょっと!!!何するんですか!!?」
「分かった!!!分かったから!!!」
*しばらく後*
「……目の保養だったのに残念だな……」
「うううう……!!」
「だからなんで知らないフリするの!!!」
「おい!!!」
「もう1250文字超えてんのに!!!」
「まだ名前不明かよ!!!」
「いい加減言え!!!」
「コホン!!」
「私の名前は!!!ニュンニュン!!!」
「紅魔――じゃなくて!!格魔族の最高魔導士!!!」
「将来は村の長になる者です!!!」
「……」
「マジかよ……」
「村長候補かよ……」
「違いますって!!!」
「ミンゴニング!!!」
「今度は負けません!!!」
「あなたに立派(?)な仲間ができたみたいですけど!!!」
「私も成長してますから!!!」
「いいでしょう」
「受けて立ちます」
「カズキからのセクハラと――」
「倒れた時の――」
「不可抗力のマナー違反タッチの屈辱を!!!」
「ここで返します!!!」
「おい!!!それ言うな!!!」
「ニュンニュン、でもそれは理解しておいてください」
「爆裂魔法――火力勝負では負けません」
「マジかよ……」
「友達粉にする気か……?」
「違いますよ!!!」
「フフッ……」
「ミンゴニング……心配してくれてありがとう……」
「後でおやついっぱいあげますね……」
「いりません!!!」
ヒュォォォォォ……
「おい……マジかよ……」
「家の前で……」
「시발!!!火力対決する気か!!!?」
「全員狂ってんのか!!!」
「深淵より現れよ――」
「我が魂に――」
「1/4だけ……捧げる……」
「おい!!!中途半端な分数やめろ!!!」
「対価は一つ、消滅は二つ――」
「いやなんで二つなんだよ!!!俺は違うからな!!!」
「撃て!!!」
「ディフォメーション!!!」
「アビス・セイバー!!!」
「うわああああああ!!!」
「시발!!!まともな奴いねぇ!!!」
「うわああああああん!!!」
「カズキ!!!助けて!!!」
ドォォォォォン!!!
「……」
「ぐはっ……」
「フッ……私の勝ちですね、ミンゴニング」
「これで55戦56勝――」
ゴンッ!!!
「ぐえっ!!?」
「……カズキさん?」
その瞬間――
カズキが、
笑っているのか泣いているのか分からない顔で近づいてくる。
「やばい!!!」
「本気でキレてる!!!」
「ごめん!!!私はギルド行く!!!」
「ルナ!!!どこ行く!!!」
「……言ったよな」
「ドレイン・グリップで――」
「お前らの魔力を!!!」
「胸を掴んで吸い取ってやる!!!」
「来い!!!」
「いやああああああ!!!」
「うわああああああ!!!」
「この家無し男に……」
「ロトを当ててくれええええ!!!」




