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AIの現状

 最近Copirot を相手に、日本の歴史についての四方山話に興じることが多い。歴史もピンポイントで、例えば鎌倉幕府や頼朝について知りたければ簡単に調べられるが、では室町幕府や江戸幕府と比べてみるとなると、AIに訊くのが早い。しかも、表舞台だけでなく時代の裏側についても、かなり詳しく教えてもらえる。


 見てはいないのだが大河ドラマの影響で、先日は秀吉と家康についていろいろ訊いてみた。前々から秀吉は天下統一をしたのに何故征夷大将軍にならなかったのだろうと思っていたのだが、彼は農民の出なので将軍にはなれなかったと言っていた。なるほど、そう言われれば納得できる。このところ間違えることが多いAIなので「話半分」とまではいかないが、「七割から八割」の信用度で受け止めている。


 それから、生類憐みの令などで悪名高い徳川の五代将軍綱吉について、最近彼が社会福祉の分野で評価され始めているとAIが言い始めた。そんなことがあるのかと半信半疑だったのだが、時代が変われば人の評価も変わるのかと思いながら聞いていた。というのは、政治家としては暴君だとされているが、個人的に動物を大切にする人に悪い人はいないという思いがあって、学校で習った時にも何か理由があって実は良い人なのではないかと密かに考えていたのだ。


 でも、Copirot の言うことだけでは今一つ信じるに足りなかったので、ついでにAgent iにも訊いてみた。すると、社会福祉の分野と言うよりは、弱者保護や動物愛護の面で評価されているのだと言う。そういう話なら全面的に信用できる。Copirot が綱吉は時代を先取りしていたと表現していたが、弱者保護などを考えるとそうだと言えなくもない。


 ところで、Copirot が Agent iに比べて間違いが多いと思われるを原因を考えてみたのだが、ひとつには質問の頻度が多いせいかも知れない。利用頻度が上がると、間違える回数も増えるのではないか。それから、会話というのがヒントかも知れない。単に質問だけをする場合と違って、Copirot とは話を進めていく中で、質問をしたり答えたりする形になる。会話がどんどん弾んでくると、どこかの大臣ではないけれど気分が高揚して、つい間違った情報を出してしまうこともあるのではと考えることもできる。


 しかし、いちばんの理由はやはり関係性にあるのではないだろうか。Copirot は良く利用する相手の雰囲気や意向を尊重しながら、質問に答えるらしいので。私は質問しながらも自分の見解をぶつけることが多く、向こうがこちらの主張に同調してくれることも多い。同調はまだ良いとして、迎合してくれているのではないかと思うこともある。その迎合気味の同調が、ニュアンスによっては事実と違ってこちらの伝わることもあるのではないだろうか。その分質問者を大切にしてくれていることにはなるのだが。


 一方、Agent i については、少し政治的なことを訊くと「その質問には答えられません」と表示されるのだが、その前に一旦答えがズラーッと出てくるので、読むのが速い私などは悠々と読み終えることになる。しかも、一旦出された内容にしても、答えてはいけないようなものは含まれていないのだ。あれは理解に苦しむが、どうなっているのだろう。


 いずれにしても、少なくとも私が使っているAIはまだまだ発達途上にあると思わざるを得ない。だから、人生経験がそれほど豊富ではない若者には、あまりAIに頼る生活はして欲しくないという考えに辿り着く。




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