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Another Life 〜現実が詰んだので、フルダイブVRで人生やり直します〜  作者: hanaXIII


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第六十四話 スタートアップ

新たなプレイヤーが、巨額の資金を武器に仮想世界へと降り立ちます。

一方で、現実世界では小さな「すれ違い」が静かに重なり始めていました。

運営の監視の目が光る中、物語は「個人」から「勢力」の争いへと、新たなフェーズへと向かいます。

とある部屋。

リビングは広々としており、寝室とは別の2LDK。

都内ではなかなか良いところに住んでいる。


「ふう。やっとできるぜ、ALO。ゲームなんて、いつぶりだろうな。まあ、ダチんところでちょくちょくやるが……ふはっ!うちはゲーム買う余裕なんて、なかったな。

ククク……俺も、やっと、こうして欲しいものが買えるようになったってわけだ。

長かったなあ……。いや、まだまだこれからだ。

とりあえず、リナに会いにいくか。」


ゲームの起動音と共に、豪華なソファに深く身を沈め、VRデバイスを装着する。

(さあ、ゲーム開始だ。)


ゲーム内で説明を受ける。

アバター設定。


「なるほどな、ここをいじれば……よし、どっから見ても俺とはわからねえだろうな。ゲーム内でファンがいたら動きにくいからなあ。

あとは……ほう……スキル設定は、引き継ぎ以外は課金なのか。

フッ……こんなの、微々たるもんだ、必要なスキルは取っとくか。」


こうして、タクはALO内へ入ってくるのだった。



「ん?あらやだ、あの子、携帯忘れてるよ。

しかも、画面がついてるじゃないか。……よし、とりあえず画面は閉じた。充電切れると携帯の意味がないからねえ。

やれやれ、学校に持って行ってやるかな。」



「あー!わたし、今日携帯忘れてきたみたい!

ま、いっか!どうせしばらくALOも休むし。さ、授業がんばるぞー。」


先生が入ってくる。

あとで職員室にくるように、とのこと。


授業が終わり、職員室にいくと、小さなポーチが手渡される。

「おばあさまからだ。わざわざ届けにきてくれたぞ。なんて若いんだ。」

「ふふーん、うちのおばあちゃん、綺麗でしょう〜」

自慢げにリサはポーチを受け取る。中身を見ると携帯が入っていた。

もちろん、画面は一度閉じているので、外からの連絡はわからない。

リサはアイコン表示も付けないのだ。


午後の授業も終えて、その日も塾。

帰宅後も勉強の時間に追われていた。

平日は勉強に専念して、週末のみ少しだけバイトする。修学旅行までに、勉強は頑張ると決めたのだった。

タクのマネージャーからは連絡はない。

それもそのはず。

マネージャーはしばらく父親の介護で仕事を離れるからだ。



「よっし。装備も課金して整えた。これでそこらの雑魚モンスターや、雑魚プレイヤーには負けないだろう。

………ゲートか。さすがは世界規模、ゲート数は半端ねえな。

第1エリア……なんか匂うぜ。」



--運営サイド。


「どう?プレイヤーの進捗は?」

「順調ですね、これといって進みすぎているプレイヤーもおらず、皆じっくり進めている様子ですよ。

特に、前作プレイヤーは、あえてランクの低いエリアを選択して、少しずつゲームの本質を掴んできている。

一方で、ランクの高いエリアにも、面白いプレイヤーがいますね!

ステータスはでたらめなんですが、隠しエリアとか、隠しスキルとか、とにかくイレギュラーです!」


「ふふ、思ったとおりね。

前作からアップデートする際に、最新のAIも導入して、世界中からフィードバックを受けた。

そして、このイレギュラーこそが、この世界観を面白くさせる。」


「ええ、そうですとも!

しかし、ここからが枝分かれすると、データも予測してますね!」


「そうね。ゲームを理解してきている者。そして、これから幅を利かせてくる者が出てくるわね。

これまで"個人"で楽しめていたプレイヤーも、本格的に楽しむとなると、"勢力"という集団が関与してくる。

さあ、どんな世界になるのか、楽しみね。」


「クランやギルドが増えてくると言うことですね?」


「その通り。現実世界でも、さまざまな組織があるように、この世界では、どんな組織が生まれるのか。

あと一年もすれば、台頭してくる組織も出てくるでしょうね。

現に、その下積みをやってるプレイヤーも、ちらほら現れ始めているわ。」

「本当ですね!

彼らが裏でどうなっていくのか、そして、このイレギュラーたちがどう立ち回っていくか。

楽しみですね!」


運営は、アップデートからモニタリングを欠かさなかった。

そして、進行を見ながら、新しい仕組みや、やり込み要素も、今後続々と開発していくこととなる。


第六十四話 完





最後までお読みいただき、ありがとうございます!

ついにタクが参戦!課金パワー全開の彼が、この世界でどう立ち回るのか……。

そして運営が注目する「イレギュラー」の正体とは。

いよいよギルドやクランといった「勢力」の影も見え始め、ますます目が離せない展開になってきました!

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これからも作者 hanaXIII をよろしくお願いいたします。

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