表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Another Life 〜現実が詰んだので、フルダイブVRで人生やり直します〜  作者: hanaXIII
第二章 いざ、ビギナ大陸へ――導きの学園と、揺れる心 編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
63/235

第六十三話 かけちがい

それぞれの日常に戻り、連休明けの慌ただしい時間が流れます。

完璧なモデルを演じながらも、心の奥底でリナへの執着を燃やすタク。

一方、ゲーム内では花が意外な「案内役」と共に、新たなスキル獲得へと奔走していました。

すれ違う時間と、静かに鳴り響く通知の音。

平穏な夜の裏側で、何かが動き出そうとしています。

「ああ、大丈夫。あんたはゆっくり休んで。

スケジュールはこの前送ってくれたものを見ながら、一人でも大丈夫だ。

親父さんのそばにいてあげな。

ああ…うん…了解。」



「ということなんです。

しばらくマネージャーはご家族の事情で有休です。

スケジュールは、しっかり送ってもらえてますので、ご安心ください。」

「そうか……なかなか大変そうだけど、何かあれば、このスタジオも頼っていいから。

とはいえ、この前ほとんど仕事終わったから、今日、補足分終わったら、夏前まではフリーか。」

「そうなりますね。まあ、ゆっくりゲームでもやりますよ。」

「あなたが宣伝したALO?最近流行り出してきてるみたいね、さすが!

リナちゃんも、まだあっちのバイトもやってるのかな?

もし会うことがあったら、たまには息抜きにスタジオに顔出してって伝えといてくれる?」

「ええ、お伝えしておきます。」

「で?いつ告るの?リナちゃんに!」

「ちょっ、バカなこと言わないでくださいよー。」

タクは少し顔を赤くする。

「だってー、あなた、わかりやすいんだもの。」

「ち、違います。あいつとは、歳が近かったので……話しかけてただけですから。」

残っていた仕事もきっちり終えて、明日からしばらくフリーとなる。


(ふう。この前終わったと思ったら……これでほんとにフリーだ。

夏前の撮影まで、まだしばらくある。

ネットじゃあ、かなり作り込んであるって情報か。まあ、じっくりやるかな。)

スタジオを出ると、スタッフの子が待ち伏せている。

「タクさん!今からランチ、どうですか?もちろん、二人きりじゃなくて、みんなで!」

(ぐ……これから帰ってゲームしようと思ったのに……くそう、リナに会えねえじゃねえか!)

「もちろん、僕もちょうどフリーだったから、ご一緒させてもらえると嬉しいよ。」

「きゃー!ありがとうございます!ちゃんと周囲にバレないように、みんな変装しますね!」

「い、いや、別に僕はバレても気にしませんよ?」

「わたしたちが、ファンに袋叩きにされますから!」

「な、なら、スタッフ証を首からかけておいたら?」

「うーん、でも、それじゃあ特別感がなくなるんだよね〜、あ!もうみんな集まってるみたいです!」

(もう、好きにしてくれ……早く帰ってゲームしてえ!)



平日の夜、花は一人でスキル獲得へ励んでいた。

「薬草(回復薬)を調合するために、アロエ草……10個か。そういえば、モンスターからドロップするものは、腐るほどあるが、こういった薬草とかは、どうやってとるんだ?

適当に引きちぎってもって行きゃいいんだっけ?

ああ、面倒だ。一度コモンに聞こう。」


キキャー‼︎


キッ!

花はゴブリンを睨む。すると、ゴブリンはガクガク震えて身動きがとれずに怯えている。


(……………こいつらって、俺らの言葉、わかるんか?………よし。)


「おい。」

ゴブリンに話しかける。かなり怯えているようだが、花を見ている。

「こんな感じの草、どこに生えてるか、知ってるか?」

花はウィンドウを出して、ゴブリンに見せる。

すると、ゴブリンは首を縦に何度も振った。


花は睨みを解除する。

すると、ゴブリンは、奥を指さして、ついてくるように案内する。

「ほう、わかるのか……ああ、一応言っとくが、嘘だったらタダじゃ済まねえからな?」


ゴブリンはビクっとした後、首を横に振りまくる。

「お!!これだ!こんなに大量に!ありがとうな!助かったぜー!

お詫びに、これやるよ!」

花は、はじまりの都で買いすぎた、守りの指輪をあげた。

ゴブリンは、伝説のアイテムをもらったかのように、雄叫びをあげて喜んでいた。

「まあ、ザコだと思うが、せいぜい生き延びろよ!じゃあな!」


花はその場を離れて、カレッジに戻ることにした。

(さーて、鍛冶スキル、獲得するかな!)


ピコン


「ん?今なんか音鳴ったか?気のせいか。」

花は全速力で走っており、その音に気が付かなかった。果たして、何の音なのか。


第六十三話 完

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

現実でのタクは、なかなかの人気者のようですね。

そんな彼が執着するリサ、そして無自覚にゴブリンを懐柔してしまう花……。

ラストで鳴った謎の「ピコン」という音。一体、花に何が起きたのでしょうか?

「タク、早くゲームでボコられてほしい!」と思った方は、ぜひ評価【☆☆☆☆☆】やブックマークで応援をお願いします!

皆さまの反応が、物語を加速させる一番の力になります。

現在コンテストにも参加中です。今後とも よろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ