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Another Life 〜現実が詰んだので、フルダイブVRで人生やり直します〜  作者: hanaXIII
第三章 王都クエスト依頼〜新たな出会い――守護者とゴブリンキングの激闘 編

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第百話 久しぶりの時間

大きなイベントを終えた花は、自信をなくしかけていたリサを連れ出します。空を舞うようなハチャメチャな移動の先に待っていたのは、二人だけの静かな景色と、ずっと言えずにいた大切な話でした。

「お、今日はニコニコしてどうしたんだい?」

「ちょっと良いことがあったの。ねえ支配人、しばらくここのシフト、増やしても良いでしょうか?」

「もちろん!

君のような人は大歓迎さ。

カラオケもあるし、ステージもあるし、好きにして良いからね!」

(今からたくさん稼いで、しばらくゲームに集中しなくっちゃ!ふふ、動機がゲームだなんて、花のせいだわ。)


「おおお!これは驚いた!君は新顔か?」

「はじめまして、アユです。いえ、ちょくちょく居たのですが、この時間帯ははじめてで、どうぞよろしくお願いします。」

「今日はついてるな!こんど、うちの部下たちも連れてくるから、よろしく頼むよ!」

「ええ、それは楽しみですわ。」




「え?選ぶ?何を?」

「おんぶ、抱っこ、肩車だ。さあ、選べ」

「わ、わたしは子供か!」

「じゃあ、走ってついてくるか?」

「む、無理無理!花さんには追いつけないよ!

じゃ、じゃあ、肩車で!」

「………一番やべえの選んだな。そこはギャグ枠だったんだがな。ぷぷ、やっぱり、リサは面白いなあ!じゃあ、それ、足開け!」

「ちょ!?足開けって、それ問題発言だよ?!って、うわあ!!」

「っし!これで飛んだことねえけど、ちょっと飛ぶから覚悟しろよー?」

「え?飛ぶって?」

ドン‼︎


花はそこからハイジャンプで飛び上がる。

森の上を飛び、降りるとすぐにまた飛び上がる。

リサは、ジェットコースターでバンザイしている状態になる。

「ぎゃ、ぎゃーーー!怖いーー!落ちるーー!」

「バカ!ジタバタすんじゃねえ‼︎本当に落ちるぞ!」

ドン‼︎バシューーン‼︎

ガシ‼︎

リサは恐怖のあまり、花の頭にしがみつく。

その際、花の顔を覆い尽くす形になる。

「お、おい!前が見えん‼︎手を離せ‼︎」

「無理ー!だって怖いんだもんー!」

(いかん!このままだと二人とも地面に叩きつけられる!俺はゲームオーバーだ!)

花はリサの手をほどき、空中でそのまま上方へ投げ飛ばす。

ブン!!

「へ?!ちょっとーー!あーーーーー!助けてーーーー‼︎‼︎」

リサは絵に描いたように空中に放り出されてジタバタしている。

「よし、一旦着地して、空中でキャッチだ!」

(それにしても、なんて姿だ!面白すぎるぜ!)

ドン‼︎


ガシ!


花はお姫様抱っこのように、キャッチの構えでリサの方に飛ぶ。

しかし。

ガシ!

「わ!バカ!動きにくい!」

リサは正面から抱きつき、腕と足をしっかりホールドした。

「ぐ、ぐるじい!リサ!ギブ!ギブだ!せめてウデの力を抜けー!」


ズドーーン!


何とか着地したが、リサはまだしがみついている。

「ぜえ、ぜえ、危なかった。おい、もう大丈夫だぞ?」

リサは力が抜け、ずるりと地面にへたり込む。

「こ、怖かった……あんな高いところに放るなんて……うえーーん!」

「お、おいおい、泣くなよ!す、すまんかった、だって、前が見えねーんだから、しゃーねえじゃねえか。」

「おんぶ……」

「え?いや、もう移動は終わ…」

「おんぶして!脚がすくんで歩けない。」

「わーった、これで勘弁しろよ?」


しばらくおんぶして歩くと、丘の展望台にたどり着いた。

リサは、おんぶしてもらい、上機嫌だ。


「さ、ついたぞ………おい」

ブン!ブン!

花が振り落とそうとするが、しっかり手と足でホールドして外れない。

「…………」

そのまま屋上へ向かう。


スタッ

「わお!ここも眺めがいいね!」

リサは屋上でクルクル回ってはしゃいでいる。

(やっと機嫌が直ったか、やれやれ)


「あそこに見えるのが、この前見た大陸だ。」

「なんか、久しぶりだね!」

「そうだな、教会のとき以来か。」

「もう、大丈夫?」

「ああ、大丈夫だ。あの時は、ありがとうな。」

「わたし、謝らなくっちゃ……」

「え?謝る?それっていったい……?」


第百話 完

第百話をお読みいただき、ありがとうございます!ついに大きな節目となる百話に到達いたしました。ここまで花たちの物語を見守り、支えてくださった読者の皆様に心より感謝申し上げます。

アユの大人びた魅力に圧倒され、少し自信をなくしかけていたリサ。ですが、花とのハチャメチャな「空中散歩」や「おんぶ」を通して、彼女にしか作れない特別な時間を取り戻したようです。ラストシーン、静かな展望台でリサが口にした「謝らなくっちゃ」という言葉。その真意とは一体……?

【第百話記念!皆様へのお願い】

記念すべき百話目を迎え、物語はさらに深みを増していきます。もし「この二人の空気感が好き!」「百話おめでとう!」と思ってくださった方は、ぜひ下部の評価(⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎)やブックマーク、そしてお祝いの感想コメントをいただけると、執筆の大きな励みになります!皆様の一言が、次のエピソードへの力強い一歩となります。

【コンテスト&他作品告知】

現在コンテストに参加中です。百話というこの機会に、ぜひ応援のレビューなどもお寄せいただけますと幸いです。

また、もう一つの才能が覚醒する物語

『Ultimate Wars 〜 才能なしの人生だった俺、宇宙の危機で人類の切り札になる 〜』

(Nコード:N6980LM)

こちらも熱い展開が続いております。ぜひ本作とあわせてお楽しみください!

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