表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/39

太古の大森林

ゲルガ村を飛び出した俺はまたも、道の真ん中で考え事をしていた。


「しまった…『太古の大森林』がどこか聞いてなかった」


興奮していた俺は、『太古の大森林』がどこにあるのかも聞かずに飛び出してきたのだ。興奮ってのは駄目だな、冷静さを欠いてしまう。平常じゃない時ほど冷静でないと…今度から気を付けよう。


「あっそういえば、地図には乗ってなかったけ?」


すっかり忘れていたが、モンサモには、地図機能があったのだった。


「どれどれ…おっ、あったあった。うん、割と近いな」


村人たちが、この辺ではと言っていたくらいだからか、割と近くに『太古の大森林』があった。ただ、興奮していて考えてなかったが、『太古の大森林』のモンスターがどれほどの実力なのかってことだ。いくら俺のモンスターが強くても召喚するにも限界がある。まずは、村人が言っていた入り口付近のモンスターを見て判断することだな。


「よし、そうと決まれば行くか!」



ーーーーーーーーーー



「でけぇ…」


『太古の大森林』についてまず思ったことが『でかい』の一言だった。入り口付近に生えている木々だけでも、ゴブリンの森や、ウルフの森の倍以上はある。それなのに、奥の方に一本の木がでかでかとそびえ立っているのがわかる。あの辺に龍がいるのかもしれない。


「あの木を目指すのは確かだけど、今はモンスターだな」


先ほどから気づいてはいたのだが、すでに、他の冒険者と思われる人達が、モンスターと戦っていたのだ。あれは…オークだな。それもただのオークだけじゃなくてオークリーダーやオークジェネラルまでいる。


「くっ、強すぎる!撤退だあ!」


「「「おお!」」」


あっという間に自分たちのモンスターがやられると撤退してしまった。だが、なぜかオーク達は追おうとしない。


「さしずめ、この森の門番ってとこか?」


この森には、スピリチュアルドラゴンがいる。それが本当なら、あのオーク達もドラゴンの配下なのかもしれない。それとも、ただ単に、森を出たくないのか…


「しかし、オークぐらいなら何とかなるんだけど…あのオークリーダーと、特に奥にいるオークジェネラル。あいつらがなぁ」


オークのレア度はNの上位、オークリーダーはRの中位、そしてオークジェネラルはSRの下位に位置するモンスター達だ。オークだけなら、俺のブルスラ達とメタスラで何とかなるが、あの、オークリーダーとオークジェネラルがいるとさすがのメタスラでも、手に余るだろう。


「というか、数多すぎ!もはや一つの軍隊だよ」


そう、オークリーダーとオークジェネラルがいるのもそうだが、数が異常だった。この前のゴブリン戦では、最終的には20近くを狩ることになってしまったが、今回はその倍の40はいる。


「ただでさえ、ゴブリンより強いオークが30近く…オークリーダーが数体にオークジェネラルもいる…これはさすがにきついだろ」


先ほどの冒険者らしき人達も20人くらいはいたのだが、ノーマルモンスターの上位に位置するオークにレアモンスターのオークリーダーが数体いては、すぐに撤退するのはうなずける。正直予想以上の難易度だ。


「これは一回、ウルフの森でレべ上げか?いや、あそこは、エルバ達が通る可能性があるから駄目だ。」


他の場所で一端レベルを上げるのもいいのだが、せっかくここまで来たのだから『太古の大森林』には入っておきたい。


「うーん…あっ、そういえば」


俺はモンサモを開くと、自分のステータスを見た。ウルフの森ではエルバがモンスターを倒していたが、もしかしたら俺のレベルも上がっているかもしれない。それに他にも確認したい事がある。



ステータス

アキト(12)

LV12

体力30

魔力25

攻力25

防力25


モンスター863/1500

アイテム/装備品365/1000

ガチャポイント165342

ジェル26269834

イベント

ショップ

地図



レベルは変わっていなかった。もしかしたら、俺はパーティー扱いになるかもと思ったが、自分で倒さなければ経験値などは手に入らないようだ。しかしこちらは予想していた。俺が確かめたいのはモンスターの方だ。


「えーと、おっ、いた」


モンスター閲覧の中から俺は一体のモンスターに注目した。



アースドラゴン(SR)

Lv60(Max)

コスト16

体力1000

魔力650

功力940

防力800

スキル 緑龍の息吹き



この龍は、コロモ村に出たファイアドラゴンやあの英雄の一人、確か『ドラゴンキラー』のサトルが持っていたウォータードラゴンと同じ種類のモンスター。というより、これらのモンスターはモンサモを始めるときに配られる、◯◯コドラの進化モンスターだ。あのサトルってのがプレイヤーだとするなら、最初に手に入れたのがウォーターコドラだったのだろう。


「とりあえず、こいつでいいか…サモン、アースドラゴン!」


俺が、最初に手にしたのはこのアースドラゴンの進化前のアースコドラだった。もちろん、進化も済ませてレベルもマックスだ。なぜ今こいつを召喚したのかというと、こいつの背に乗って森の中に入るためだ。


「サトルとかってやつも、あのドラゴンに乗ってコロモ村に来たはずだ。なら、俺が同じことをやっても良いはずだ」


空からいけばオーク達にも襲われずに済む。見た所、空にはモンスターがいるようには見えない。なら空を飛ばない手はない!


「よし、行こうかアースドラゴン」


「グル」



突然近くに現れた俺達が空を飛んで逃げるのをオーク達は茫然と眺めていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ