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40、コミュ障たち




 とある休み時間。



 私は花壇に水をやろうと中庭へと足を運んでいた。



 浮かれた気分でいたのに心無い三人の仕打ちに自己嫌悪に陥ってしまった。


 あの三人のせいで底なしに落ち込んでいく私。


 幼気な私に対して酷い、本当に酷い三人だわ…。


 そんな気分を癒すためにこの花壇へとやって来た……。



 なんていう、そんな大袈裟なものではなく、なんとなく気持ちを切り替えたくなって花の様子を見に来ただけなのです。



 さて、お花に水を上げる為には如雨露を使うんだけど。


 その如雨露というのはこの学園の備品で、某職人が作ったという銅で出来た高級品らしい。


 何故こんな物にそんなにもお金を使うのか…。


 象さんの如雨露とかでも良いんじゃないかと思うのは私だけじゃないはずだ。


 まあその辺はさすが青華院学園というところなので、あまり気にしないでおきましょう。



 蛇口を捻ると勢いよく水が噴き出して、慌てて如雨露の口を持っていく。



 銅製の如雨露は水を入れるときの音が違うなぁ。


 そんな通ぶった事を考えながら水が溜まっていくのを見詰めている。


 初夏の日差しが、きらきらと如雨露の水に反射していて凄く綺麗だ。


 水の色と、銅の色と、太陽の色が混ざって淡く優しい色になっているのだ。



 私はその綺麗なものを眺めながら、溜息を一つ吐く。



 はぁ……。


 何と言うか…。


 もう少し思ってる事を口に出しても良いような気がするんだよね。


 どうも大人数で話してると割って入るのが難しいというか、輪に入れないというか。


 この辺は前世と何も変わっていない気がする……。



 そんな事を考えていると如雨露に水があふれそうになっていた。



 如雨露に水をたっぷりと注いだ私は、それを持って花壇へと移動する。



 花壇には、まだ葉っぱが出てきた段階の蕾もつけていない花たちがずらりと並んでいる。

 

 ゼラニウムといったか、詳しくは調べていないけどどんな花なのか実は凄く楽しみにしているのだ。


 先に知っちゃうと面白くないからね。


 そういうのは咲いたときの感動の為にとっておくのだ。



 そういえば、お水を上げる際は葉っぱの状態をよく見ておいて欲しいと柊木君に言われていたっけ。


 黒とか白の斑点が出来てたら要注意。


 うどんこ病なんていう可愛らしい名前の病気もあるらしいからね。


 あと色も悪くなってないかチェックしないといけない。


 花を育てるのも、けっこう大変なのだ。



 ふぅ…。



 そんな溜息まじりに水を撒く。



 ああ、花は良いなぁ……。


 何も言わずにそこに咲いてればいいんだからね。


 自己主張なんてしなくても皆が愛でてくれるというね……。



 そんな人生を私も送りたい!



 愛でられたい…。


 特に千聖君にお花のように愛でられたい。


 千聖君と、お前が花なら俺はミツバチだ的な遊びをしたい! 


 あら、それはどんな遊びかって? そうね例えば、『ほら、早く蜜を出すんだよ』『あ、待って、そんなところには無いから、あっ!』『じゃあ今日もたっぷりと貰っていくからな』『待ってこれ以上は…』『ふふ、花は抵抗なんて出来ないんだよ』『そ、そんな』『さあ、舐めとってやるぞ』『いや~~~』みたいなやつね。


 ちょっと大人な遊びよ、ふふふ。



 ああ、いやいや。こんな妄想に耽ってる場合じゃない。


 ええと、何だっけ? そうそう、自己主張よ。


 もうちょっと自分を出した方が良いんじゃないかって事だ。


 もっと自分を出せたら、千聖君との関係も進んでいくんじゃないかと思うんだよ。


 何だかんだ言って容姿が良い人よりも社交的な人のほうがモテてる気がするしね。



 どうしたらもっと自分を出せるか……。


 でも、これはやり過ぎると嫌われるんだよね。自分を出さないと、何を考えてるか分からないと言われて嫌われ、出し過ぎるとうざいと言われて嫌われる。


 いやいや難し過ぎないですかそれっていうね、あの頃はよく思ったもんだよ……。



 というか、こういうのって一人で悩んでても解決しないんじゃないかな。


 人と喋りながら練習しないと、イメトレだけじゃ上達はしないよね。



 でも、そんな練習相手なんて……。



 私は考えながら深ーい溜息を一つ吐いた。



 と、そんな時のことだ。



 私に声を掛けてくる人物が。



「あ、あの、祥子ちゃん……」



 それは意外にも男の人の声。


 私の事を祥子ちゃんと呼ぶ、その男の人とは一体……!?



 誰だろうと思いながらその声のする方に振り向くと。



「や、やあ祥子ちゃん」



 だ、誰っ!?



 くせ毛と少し垂れた目が特徴の、イケメン…かどうかは微妙な男の子がそこにはいた。



「え、えと、久しぶりだね」



 え、いや、知らないよこんな人。


 向こうは私を知ってるみたいだけど、祥子ちゃんの記憶には無い…。


 制服を着てるからここの生徒なのは分かるけど、原作にこんな人は……いたような……いなかったような……。



「え、と、あの失礼ですけど、どちら様でしょう…?」


「あ、あれ、やだなぁ。ぼ、僕だよ、鳴神家の次男の『鳴神 次郎』だよ」



 …………。



 いや、誰っ!?


 そんなご存知みたいな言い方されても知らないものは知らないよ。あ、あと次男っていうのは言わなくても分かるよ。



 ただ、鳴神家というのは知っている。


 この国の財界を支配する十大財閥。如月家や橘家も属するこの十大財閥で、その末席に名を連ねている一つに鳴神家は存在する。


 その鳴神家の子息という事は、たぶん祥子ちゃんともどこかで会ってるんだろう。向こうもそんな感じで話してきてるし…。



 なのに何故か祥子ちゃんの記憶の中には無い。



「あ、ああ。鳴神家の…。そうでしたか大変失礼致しました、少し失念しておりましたわ」


「そ、そう…。僕は忘れた事なんてないけどね……」



 鳴神次郎は何かをぼそりと呟いた。



 な、何か言った?


 よく聞き取れなかったんだけど、私の悪口じゃないよね…?



「えと…。何か、仰いましたか…?」



 しかし、その答えは返ってこない。



「あ、いや、か、花壇の世話? す、凄く、似合ってるよ」


「そ、それはどうも、ありがとう存じます……」



 どうしよう、人の話を聞かないタイプなのか…?



 しかも何か緊張したような喋り方してるから、こっちまで余計に緊張してくる。


 ただでさえ男の子と喋るのは緊張するというのに…。


 

「い、いつも花壇の世話してるの見てるから…。その、一度言っときたくて……」


「は、はあ。そうですか……」



 いつも見てる……?


 何だその怖いワードは!?



「あ、あの、前に一度…。その、喋った事もあるんだけど。…覚えてないかな?」


「えと、ごめんなさい。いつの事でしょう……?」


「しょ、初等部の時で…。それからよく見かけるというか……」



 よく見かける……?



 …………。



 思い出したーー!!



 この人あれだ!


 祥子ちゃんが登場すると絶対コマのどこかに見切れてる人だ!



 原作の中で祥子ちゃんがいるところには必ずこの人が描かれていて、ファンの間で一時話題になったキャラ。作者はインタビューの中でこの人の事を如月祥子のファンだと語っていた、しかし読者の間では完全にストーカー扱いになっていたキャラだ。



 なるほど、あのキャラは鳴神次郎というのか。


 少し疑問が晴れた気分だ。



 いやいや、そんな事言ってる場合じゃない!


 どうしよう、祥子ちゃんのストーカーが声を掛けて来ちゃったよ!?


 こ、ここ、こういう時はどうしたらいいんだっけ? 


 鈴を鳴らすの? ゆっくりと後ろに下がるとか? め、目を攻撃するんだっけ? とりあえず死んだふりしたほうがいい!?



 と、とにかく、あまり関わらない方がいい気がする!



「あ、あの、申し訳ございません、私ちょっとこれから用事が――」


「あ、ま、待って。もう少し、話を……」



 鳴神君はもごもごと話しながら私を呼び止めてきた。


 その言葉はとてもたどたどしく、とても拙いものだった。



 ああ、この人も相当なコミュ障だな……。


 私は人の事言えないけどね。



「お話ですか…? 何か用件でもお有りなのでしょうか?」


「よ、用件!? え、えと…。あ、そうだ、今度の、今度の橘君のパーティーに、僕も行ける事になって……」


「千聖君のパーティーに? えと、鳴神様のクラスは……」


「あ、ああ、僕は祥子ちゃんの隣のクラスで、Bクラス…だよ」



 ちなみに私たちのクラスはAクラス。



「Bクラスというと、妃花様と同じですね」


「そ、そう、早花咲さんが出席する事になって、ついでに僕もって…」


「そうでしたか、妃花様が……」



 妃花さん、結局出席する事になったのか。


 凄いなぁ、こうと決めたら意地でも我を通すって感じだ。


 私にはそういうのは無理だな……。


 いやでも自分を変えるためには私もちょっとは見習って……、いや妃花さんのはやり過ぎか?



「そうですか、それは当日が楽しみですわね」



 私はにこりと笑ってそう言った。



 よし、これで話はもう終わりでしょ。


 もう終わりでいいよね? 


 はい、おしまい!


 というか、私も知らない人と話すの疲れるんだから、これで終わりにしようよ。



「それでは私はこれで――」


「あ、あの! パーティーでは、…その、ダンスがあるって……」



 う、終わりじゃないの…?



「ええ、そうですね。昨年と同じ流れでしたら途中ダンスタイムがありますが……」


「あの、ええと、僕ダンス得意で……」



 ここで少し沈黙が流れる。



 いや、そこで切らないでくれる!?


 言いたい事は最後まで言わないとこっちも返答に困るんだけど!



「あの…、ダンスがどうかなさいましたか?」


「だ、ダンスが得意で、……だからその一緒に、一緒に踊ってほしくて……」



 え……。


 一緒に踊るのか……。


 うう、断りたい…。


 下手くそだから人前で踊りたくないというのもあるけど、そもそも私は千聖君以外と踊る気なんて無い。



 でもコミュ障が人に話しかけるのって凄い勇気いるよね。


 なんだか無碍に断るのも悪い気がする……。


 ああいやダメだ、こういうのは期待させるほうが余計相手に悪いんだよ。ちゃんと、きっぱりと断らないと。



「あ、あの、申し訳ございません。私は当日は誰とも踊る気は無くて……」


「え、でも…、橘君とは踊るって……」


「ち、千聖君は、その特別と申しますか…。とにかく千聖君以外とは踊れませんので」


「そ、そんな…、ず、ずるいよ、僕とも踊ってくれよ…」



 な、何この人…。


 無理だって言ってるのに全然諦めてくれないし、何か顔が段々怖くなってきたんだけど……。



「そ、そんな理由ですからダンスは無理です。では…私はこれで失礼します」



 私は早口でそう言うと、早くこの場を去ろうと踵を返す。



 何だか分からないけど、凄く嫌な雰囲気がする。


 私の兎並の第六感が言っているのだ、早くここから逃げろと。


 そう、小心者には小心者の危機回避能力が――。



 ――しかしその時である。



「ま、待って…。もう少し話をっ」



 私は腕をしっかりと掴まれ、その足を止められてしまったのだ。



「え、いや、あの…。私、本当に用事が……」



 何、何、何なの!?


 さっきまでと全然雰囲気が変わってるし、目も何だか血走ってるし、とにかく顔が怖い!



「す、少しだけでいいからっ」



 鳴神君はそう言いながら掴んだ腕を自分の方へと引き寄せる。



 ここここ怖い!! 


 怖い! 怖い! 怖い!!



 ち、力が強くて全然振りほどけない……!



 ちょ、私殺されるの…!?



「あ、あああ、あの、少し落ち着いてください」


「ほ、本当に、少し話をしたいだけでっ」



 興奮しながそう言った鳴神君の、私の腕を掴む手に力が入る。



「い、痛い!」



 その腕の痛みに思わず声が出た。


 その時だった。



「祥子ちゃん、何してるの?」



 そこに掛けられた声。


 その声は鳴神君のものとは違った私のよく知るものだった。



「か、神楽様」



 現れたのは怜史君。


 まるで窮地に現れるヒーローのように姿を現した彼は、にこにこと爽やかな笑顔でこちらへと近づいてくる。


 そんな彼の笑顔に、私の心はホッと安堵するのだった。



「かぐら…くん」



 怜史君の姿を見た鳴神君は私の腕を掴んでいた手をゆっくりと放した。



「君は、鳴神君だったよね。祥子ちゃんに何か用なのかい?」



 そう言いながら私たちの目の前までやってきた怜史君。



 うう、助けて怜史君…。


 ああダメだ、そっちに駆け寄りたいけど足が震えて動けない……。



「か、神楽君には関係ないだろ。放っておいてくれよ」



 放っておかないで!


 私を放っておかないでぇ!



「なんだか祥子ちゃんが困っているように見えたんだけど、気のせいかな?」



 気のせいじゃないよ!


 困ってたよ!


 超困ってたよ!



「べ、別に、ダンスの誘いをしてただけだ……」



 嘘だ!


 腕を掴まれたもん!


 超痛かったもん!



「ああ、それはごめんね」


「わ、分かればいいよ。もう僕に構わず行ってくれ」



 いや待って、行かないで!


 私を置いて行かな――



「いや、そうじゃなくてさ」



 突然、怜史君の腕が私の方に伸びてきた。



 そしてその手が私の肩に触れたかと思うと、怜史君は私の肩を抱くようにして自分の方へと引き寄せた。



「祥子ちゃんとは僕が踊る約束をしてるんだ」



 え…?


 ええええ!?



 な、ななな、何をしてるんだこの人は!?


 そんな約束してないし! 千聖君以外、誰とも踊らないって言ったばっかだし!


 というかもう、なんかもう、……ち、近いし!!



「ほ、本当なのかい、祥子ちゃん?」



 鳴神君は驚いた顔で私に訊いてくる。



「え…、その……」



 ちらりと怜史君を見ると軽くウィンクをしてきた。



 そ、それはつまり、これは私を助ける為の演技って事?


 それは良いんだけど、…近いんだってば!


 こんな間近でイケメンにウィンクをされる方の身にもなって!



「ええ、まあ。そんなお約束をしていましたわね……」



 私の言葉を聞いて鳴神君はがくりと肩を落とす。



「そ、そんな……」



 そして、とても悲しそうな声を出しながら項垂れるのだった。



 な、何か気の毒になってきたな…。


 やっぱり一回くらい踊った方が良かったのだろうか…。


 こういう時って、本当にどうするのが正解なんだろう……。



「祥子ちゃん、もうすぐ授業が始まるから行こうか」


「は、はい……」


「それじゃあまた、鳴神君」



 そう言って怜史君は踵を返してその場を後にする。


 怜史君に肩を抱かれたままの状態の私は、そのまま怜史君に連れ去られる形となった。



「あ、あの、もう大丈夫です。一人で歩けますから」


「そう? 僕としてはもう少しこのままでも良かったけど」


「ふへっ!? か、からかわないでください」



 この人は、どこまで本気なのか…。


 そういう事は不用意に言わない方が良いんだよ、特にイケメンは。


 普通の女の子だったらすぐにコロっといっちゃうところなんだよ、まったくもう。


 ま、私には効かないけどね。


 効かないけどもうしちゃダメよ。



「それにしても、鳴神君もパーティーに来るみたいだね」


「え、ええ。妃花様も招待されてるとかって言ってましたけど」


「なるほどね……」



 さっきとは一変して神妙な顔つきになる怜史君。



「どうかなさいましたか?」


「ん? いや、早花咲家と鳴神家って最近よく耳にすると思ってね」


「そうですか……」



 鳴神君か……。


 凄いコミュ障だったけど、悪い人では無かったような気がする。


 あれだけでは彼の為人は分からないけど、何となく同じ空気は感じるのだ。



 あれだよね。


 単に自己表現が苦手なだけ。


 単に推し量るのが苦手なだけ。


 コミュ障って、たったそれだけの事なんだよね…。



 本当にたったそれだけの事なのだ……。



 

 それにしても…。


 原作では遠巻きに見てるだけのキャラだったのに、どんな心境の変化が彼の中で起こったのだろう。


 本来、話しかける事の出来なかった彼が勇気を出して祥子ちゃんに話しかけた、そこには相当な覚悟があったんじゃないだろうか。


 そう考えると、何だか悪い事をしてしまったような……。



 ああ…。こういうのって、いつも後から後悔の念が襲ってくるよね……。



 私がそんな事を考えている時だった。



 ふと自分に対する視線を感じた。


 ひょっとしてまた鳴神君!?


 そう思ってそちらに視線を向けると、それは合宿の時に出会った桜羽さんのものだった。



 桜羽さんは私の視線に気が付くと、すぐさま物陰に姿を隠してしまう。



 そういえば、前にもこんな事があった。


 あの時は確か教室だったかな…。


 桜羽さんも祥子ちゃんのファンなんだろうか…?



 まぁ、彼女の事はよく分からないけど。



 この時私は。



 私の周りはコミュ障が多いんだなとしみじみ思うのだった。



 ま、私もその一人なんだけどね!



 

 


いつもお読みいただきありがとうございます(/・ω・)/


随分と間が空いてしまい申し訳ないです_(._.)_ 

あまりに時間がかかっているのでもう忘れ去られてしまうかと思ったら、先日からPV数が凄く伸び始めました。何があったんでしょう?( ゜д゜ )

何があったか分かりませんが、沢山に読んで頂けて嬉しい限りです(*'ω'*)


それでは皆様、次回にまたお会いしましょう。


ブクマ評価頂けると凄く励みになります。よろしくお願いいたします(*- -)

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