ほんのおねえさん~♥ 183
「14番目、シュークリムくん。」
先程、スーパーマリコから重大発表があった。活用されていないキャラは、合成して、スキル化してしまおうと。ヒーローホムンクルスである。
「僕は、どうでもいいよ。」
シーン。
シュークリムくんは、少し精神状態がズレていて、物事に関心がない。そんな人間に、お客さんも関心が無かった。
「15番目、ドワーフのドワーちゃん。」
渋谷の再開発で地下から掘り出された地底人。
「人間を滅ぼしてやる!」
「誰かしゃべった?」
「変ね? 声だけ聞こえるわ?」
ドワーフは、小さいのでステージの上のドワちゃんの姿は、お客さんには見えなかった。
「16番目、土器ドキ子は写真撮影に忙しい。」
「え~!!!」
人気者、ドキ子の不出場に、会場のお客さまから、初めてブーイングが起きた。
「ドキ子と写真を撮りたかったら、パン屋でパンを買ってください。」
大門先生も相手がお客さんなので、タジタジである。
「17番目、角山角子。」
KKな音楽に合わせて、チビッ子のヒーロー、KKガール~♪の登場である。
「可憐で、かわいい、女の子! KKガール~♪」
「キャアアア~♪」
「かわいい~♪」
「KKガール、がんばれ~♪」
チビッ子の応援は、今日一番であった。恐るべしヒーローモノ。
(やった! 完全にヒーローだ! 今日の私の勝利は間違いない!)
角子も客席の反応の良さに、KKガールもご機嫌だ。
「18番目、鈴木すずは、他の作品に出演中で忙しくて、パス。」
犬人間のすずは、キパゲマで拾ってもらっている。
「19番目、ライは、第2部作成中により、欠席。」
なんだか、ベストテンぽくなってきたな・・・。
「20番目、ブッコちゃんは、渋谷キャラ中学の中学生のため、不参加。」
中学生が主役作品を持っていて、高校生の方が出番が無い・・・悲しいね。
「以上を持ちまして、渋谷キャラ高校、異種格闘技大会、全生徒が出そろいました。これよりお客さんによる、投票に写りたいと思います。」
司会の大門先生の指示で、お客さんが紙に名前を書いて投票箱に紙を入れていく。
(優勝は、私よ~♪)
戦隊ヒロイン、KKガール~♪ を演じた角子は、チビッ子のハートを掴み、優勝は確実と自信があった。
「発表します! 優勝者は・・・え!? 私!?」
なんと優勝者は、担任の大門先生だった。チビッ子たちは言う。
「おねえちゃん、がんばってたから~♪」
「ミニスカートに黒い網タイツが最高~♪」
「お姉さん、結婚してください。」
頑張っていれば、報われる。お客さんは、正直であった。
(う、う、うれしい~♪)
女教師、大門(独身)。実は、とても、うれしかったりした。
「これにて、みなさん、さようなら~♪」
笑顔で手を振り、屋上催事を締める大門先生であった。
「私は、どうして、いつも、こうなるのよ!?」
貧乏神に憑りつかれている角子であった。
つづく。




